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#41 鹿のルーメンにはアスペルギルスオリゼーがいっぱい?

酪農家さんの一言が響きました。

「どうしても冬になると乳量が低下してきますね。」
と話したところ…

「私は誰かのせい、何かのせいにすることは好きではない。」
との一言。

言葉は難しいですね。
勉強になりました。ありがとうございます。


さて、よくセンイの消化率の話しをします。

現場に行くと、どうしても刈り遅れの粗飼料を給与しなければならない時はどうすれば、より効率的にこの粗飼料を利用出来るか?という課題に直面します。
良い粗飼料を給与して…出来るならやっているはずです。
現実では良く起こりますが、どうしましょうか。

野生のウシ、またはシカなどはクサが無くなると木の皮でも食べて生きていくとの話しを聞いたことがありますかね?

この時のルーメン微生物はどのようになっているのか?
気になります。


野生のウシやシカは家畜と違って、ルーメン微生物細菌叢が異なるのでは?
以前、飼料会社に勤務していた時に真菌(アスペルギルスオリゼー)はセンイと結合しているリグニンをほぐして利用しやすくするとの話しを聞きました。

野生のウシやシカにはこのような真菌が多いのでしょうか?
気になります。
肥育牛でも稲ワラが良いのは、その機能性だけでなく、付着している納豆菌の良さもあるとか?
味噌、醤油もこのような菌を使った生産物ですね。そうそう、お酒も。

プロバイオティクス製品にも期待しています。
まだまだ、牛の世界も分からない事だらけです。特にセンイ消化率を考えると“真菌”ですかね。


牛の健康と笑顔溢れる牧場を共に…

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