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#53 和牛繁殖牛の妊娠維持期の栄養を考える

肉牛について考えてみる!

北海道の和牛繁殖は九州よりもややBCSが高いように思います。私だけですかね?粗飼料の栄養価が高いことが原因だと思っています。
繁殖を考慮すると、維持期は過肥にならない方が良いのですが、どうしてもBCSは上がりやすい。

だから、刈り遅れで“ガサ”のある粗飼料をこの時期に給与します。

この時に配合飼料を給与すべきか?という質問は良くあります。

①舎飼いであれば、特に必要なし。ただし粗飼料分析結果は確認したい。
Ca、MGが低い場合はCa剤等の給与はしましょう。

②パドック管理ならば冬場は0.5~1.0kgは必要かな。ただし配合飼料のビタミン含量を気にしてください。

③タンパク質は可能であれば良質なバイパスタンパク質を少量やりますか。エネルギーは粗飼料から給与されますが、タンパク質はどうですかね?私はこの時期でも100g程度は給与した方が良いと思います。

肝臓のために…


牛の健康と笑顔溢れる牧場を共に…


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