弟と、


(最後に「あの子の子ども」7話に触れます、未視聴の方はネタバレになるのでご注意を)

東北から弟が都内の私のお家に6日間お泊まりしに来た。弟とはかなり仲が良くて、友達みたいな関係だと思っていたけれど結果複雑な気持ちを抱えながら見送った。

数日後には私も実家へ戻る、つまりは引っ越すのだけれど、その手前生まれてしまった不安感をとぼとぼと文字にしたくなってしまった。

結論は、私は弟であれど男性と2人きりで密室が落ち着かないらしいということ。精神的なストレスが募る一方で、ずっとソワソワ8割とムカムカ2割だった。

過去の日記でも散々触れてきたように私は男の人に恐怖心やら呆れてしまう気持ちがある。まさか弟に対しても!と思ったが初日弟が部屋に上がってからずっと嫌だった。ワンルームの部屋だからだけど、部屋の角から角を斜めにしたときの距離感は欲しい、せめて。距離が近いのが、だめなのかも。

ワンルームだからまともに座るとなるとベッドを背もたれにして1人分しかないのは承知だけれど、私がクッションを引いて床に座るとなれば、嫌かもしないけどフカフカのカーペットをしいてるので床に座ってほしかった。これまで遊びに来た友人や母もそうしてくれてたし。でも!ベッドに腰掛ける!言えない!ベッドに外着のまま座らないでほしいし、なんなら着替えてほしいなんて神経質かと思われて言えない!

私自身が家帰ったらまず''手洗うがい着替え''なので、本当に譲れないことだったから遠回しに汗かいたと思うし着替えな〜、と言って着替えてもらったけれど、汗とかどうでもよくて、ただ単に外着で自宅でくつろいでいる人に抵抗がある。なんで?って聞かれて、汚いじゃんって言っちゃった、嫌すぎて、ごめんね。そしてベッドは誰にも座られててほしくないんだ、それは言えなかったな。

あと、弟とはいえ密室で横並びがきっっっっつい。こわい。不安すぎて具合悪くなる。

あと、弟でもパンイチきつい。こわくなる。


きつい、は精神的な怖さで上手く言葉が出なくなるからきつい、って強めな単語を選んでます。

あと私が勉強してるんだから少しは勉強しなよ、と思ったこと。


そして私の家にはたまに母も泊まりに来るので、母が使う寝袋があるのですが、それ使ったあとに畳まない人間性……!時間なかったなら、謝りか宜しくかの言葉ほしかったな。

最後に、「あの子の子ども」7話を、弟がゲームをやっていたのでいつも通りリアタイして見ていた。センシティブな内容を含むけれど弟も立派な年齢である20歳は過ぎているし、お付き合いしている人もいるので、避けなくてもいいと判断した。ドラマが始まってから「どういうドラマ?」と聞かれて軽くあらすじを伝えると「他人事じゃないな」と言った。お盛んな年齢だから丁度いいね、と内心茶々を入れつつも、弟の男性の部分を見てしまったようでこの時がMAXで家から飛び出したかった、ほんっと。

幸が「方法を見つけたい」と現時点では中絶したくない意志を熱弁する所で、弟が「わかってないな〜!なんも!」って言った。「おろすの当たり前じゃん」あー、そうじゃないだろ、16歳だし論理的に考えればそうかもしれないけど、本人が模索したいと言うのならその時間はまだ与えられるんだからせめて中絶可能な期間は譲歩してもいいのでは?

MBTIを信じるのならば、私は討論者だからなのかめちゃくちゃに論破したくなってしまう。論破とは言わなくても、私の意見を言いたくなってしまう。むかむかして、どうしようもなくて、「あー、あはは、でもさ、うーん、当事者にならないと分からないよね」と私は歯切れ悪くそんなことを言っていた。


そんな弟との6日間。共通の趣味の話題もあり、美味しいご飯を食べ、楽しかったものの、つらかった。そして、私はやはり男性が怖いし、落ち着かないし、お付き合いなんてまだまだ出来そうに無くて、今後恋愛をしてお付き合いができそうになっても、2人きりの空間が怖い。このことは伝えなければならないと思った。

どうしよう、こういうこと考えちゃうの、ストレスだ。

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