内山隼人

何でもお金の都市型生活に疑問を持ち、2019年7月に千葉県匝瑳市に移住。はじめての子育てで、今まで経験したことのない喜びと経験したことのない忙しさに翻弄されながら、一つ一つ暮らしをつくり始める。やりたいことは山ほどあるが、限られた時間のなか取捨選択しながら毎日を送っている。

内山隼人

何でもお金の都市型生活に疑問を持ち、2019年7月に千葉県匝瑳市に移住。はじめての子育てで、今まで経験したことのない喜びと経験したことのない忙しさに翻弄されながら、一つ一つ暮らしをつくり始める。やりたいことは山ほどあるが、限られた時間のなか取捨選択しながら毎日を送っている。

最近の記事

竹を調える

荒れた竹林は全国どこでも問題になっています。昔は生活の一部に竹があり、常に人の手が加えられていて調っていましたが、生活様式は変わり今はそうではなくなりました。竹林の所有者の高齢化で、手をかけるのが難しくなっていることもあるでしょう。荒れた竹林は景観として悪いだけでなく、土砂崩れの危険もあるので、多くの場所で厄介者とされています。 ですが、本来、竹はいろんな道具になったり、美しいもの。竹を邪魔者ではなく活かすための、竹を調えるワークショップに参加してきました。 主催は、匝瑳

    • 感謝のご報告

      日頃からブログでサポートしていただきありがとうございます。いただいたお金は生活のなかで必要なものに使わせていただいています。今回はその1つを紹介させていただきます。その名も「エンピ」。 これからとても必要になる道具なんですが、これが本当に欲しかった!しかも安物ではなく、地元の古くから営んでいる金物屋さんでちゃんとしたものを購入しました。 本当にこれから大活躍します!安物とは性能も違いますし、いい道具を使うのは本当に嬉しいです。活躍している姿はまた今度ご報告いたします。

      • 寺田本家へゆく

        これまでの投稿は過去の内容で、なんとか今に追いつこうと1つ1つがかなり長くなってしまっていましたが、これからはもう少し短め、気楽な内容でやっていこうと思います。 千葉県に移住してきて、やりたかったことの1つに「寺田本家の蔵見学」がありました。距離が近いと行きやすくていいですね。今年の1月に行ってきました。 自然食で、日本酒が好きな人だったら必ず行き着くのが寺田本家。全量無農薬のお米や蔵付きの麹菌を使い、昔ながらの酒づくりをしています。昔はどの酒蔵もそうしていたのかもしれま

        • ちょっとした不具合を調整する

          わが家は修復の必要はなかったのですが、不動産屋さんを通していないので、すべて整った状態で住み始めたわけではありません。溜まっていた埃の掃除から始まり、障子も自分たちで貼り替えました。 子どもの時以来の障子貼り 梅雨の時期に引っ越したのもあり、湿気の多い部屋では畳や木がカビていて引っ越し後の2ヶ月間はカビとの戦い!大切にしていた木や革製品が次々とカビていき、仕事道具の革靴にまでカビがふわっとついてた時はビックリでした。 それからは、こまめに太陽に当てたり風通しのいいところに

          憧れの古民家ライフ

          現在、匝瑳市にはいくつか空き家があり、修復がいらずそのまま住める物件から、ちょっとした修復が必要な物件、さらにはまるごと修復が必要なハード物件までいろいろとあります。匝瑳にやってくる移住者はたくましい方が多く、何でも自分や仲間たちで直していく精神が根付いていて、雨漏りや床の張替え程度は序の口で、お化け屋敷レベルのハード物件を選び、ゆっくり楽しく修復している方も何人かいます。そういったところでは、修復ワークショップも開催されるので、移住者やこれから移住してくる人の勉強の場にもな

          憧れの古民家ライフ

          初猟

          さあ、狩猟免許と猟銃の準備が整いました。しかし、狩猟免許と猟銃があるからと言って、獲物が穫れるかどうかは別問題です。これから技術と経験を積んでいかなければいけません。右も左もわからない僕が初の猟に選んだのは鳥屋(とや)猟。川沿いに作られた人工の小屋で待機し、川に降りたった鴨をそっと銃を構え撃つ、というもの。人のつてで紹介してもらい行った鳥屋は安全な上に、暖房や調理器具も備えつけられており、猟のワイルドなイメージとは裏腹に快適な空間でした。 暖房器具も完備され、寒さをしのげて

          長かった銃所持申請

          今回も狩猟の話の続きをしようと思います。狩猟免許の取得は順調だったんですが、それよりも大変だったのは猟銃の許可申請でした。ちなみに猟銃で獲るよりわなで獲ったお肉の方が美味しいと言われています。ですが、わな猟は仕掛けたら毎日見回りをしなければいけないので、山の近くに住んでいないとなかなか難しい面があります。それに対して銃猟は、猟に出かけその場で巡り合った獲物を獲る、という利点があります。ということで、狩猟免許はわなと銃を取得しましたが、まずは銃猟の方をやろうと決めました。 日

          長かった銃所持申請

          狩猟へ向けて

          前回までの投稿で、移住するきっかけから実際に移住するまでの話が終わりましたので、暮らしの話をしていこうと思います。今回はせっかくなので時事ネタを。 自給自足のひとつ自給自足を目指しているのに、田んぼも畑もやらず、何をしていたかと言うと、狩猟に意識と時間を費やしていました!育児が忙しい真っ只中なので、やりたいことが限られています。家のことを放ったらかして好きなことをすべてやる選択肢もありますが、そんなことをしたら家庭崩壊が待っているので、今は取捨選択して、無理をせずにやってい

          狩猟へ向けて

          いざ、移住!

          小規模ながらお米づくりを経験し、より一層田舎暮らしへの思いが強くなった僕でしたが、移住地に関しては他ももっと見てみたい、という気持ちがありました。 仕事の活動拠点が東京にあったので、ある程度東京に通いやすくなければ移動が大変になってしまいます。おのずと候補は千葉、山梨、埼玉、神奈川、長野、茨城、もしくは東京の奥多摩方面あたりになりました。ネットや本で見た興味のある土地を訪れてみると、それぞれ魅力があり、正直、どこも住んでみたいと思ったんです。でも、「このなかで1番住みたい場

          いざ、移住!

          本当の豊かさを考え

          東日本大震災は移住や自給自足を考える大きなきっかけだったのですが、もうひとつ大きな理由があります。それは「お金」について考えたことからです。 東京に住んでいると、欲しいものがあれば近くにお店があってすぐ買えて、便利で楽しいのですが、何をするのにもお金がかかります。毎月家賃を払い、食べるためにもお金が必要で、おしゃれをしたり、趣味があれば、さらにたくさんのお金が必要になります。 今の時代、安定した職業なんてないのかもしれませんが、僕の場合は特に収入が不安定な職業なため、「何

          本当の豊かさを考え

          移住を決断するまで

          連続で書くつもりでしたが、少し日が経ってしまいました。今回は移住や自給自足を考えるようになったきっかけを書いていこうと思います。 ブログのタイトルの通り僕は自給自足に憧れて2019年7月に匝瑳(そうさ)市に移住しました。自給自足をするには田舎じゃないと難しいですからね。場所はいろいろと悩みましたが、移住を考え始めたのは何年も前のことです。自分たちで食べるお米や野菜、お肉を自分で調達したり、木や竹を管理しながら燃料に変えたり、電気も自分の家で発電したいと思うようになりました。

          移住を決断するまで

          移住の話のまえに

          こんにちは。内山隼人と申します。僕は新潟県出身で、高校を卒業してから19年間東京で過ごし、2019年7月に千葉県匝瑳市に移住しました。これから田舎暮らしについて書いていくつもりですが、そのまえに僕の職業についてお話ししようと思います。 僕はWORLD ORDERというダンスパフォーマンスグループで10年活動を続けてきました。WORLD ORDERといえば、「スーツを着てロボットダンスをする7人組」。The ジャパニーズビジネスマンのイメージで海外からも広く受けいれていただき

          移住の話のまえに