フーヴァー
さっきお稽古に行ってきて帰ってきたところ。
今日も様々な国からやってきた人がお稽古に参加した。
私もその何人かと演武で組んでいただいた。
そのお稽古のあと、みんなで道場を掃除するのだけど、
いつもならほうきで掃いてホコリを集めて掃除機でホコリを吸い込ませることになっている。
でも初めてこの道場を使う人が多かったので、
掃き集めたホコリを外に掃き出そうとするのを止めたくて、
フィンドホーンのLove in Actionの掃除で教えてもらった「フーヴァー(掃除機のこと)」を思い出して、
掃除機を指さしながら「フーヴァー」と言ったら
海外から来た皆さんに「おおおお!!!」と感動された。
私はかろうじて覚えている僅かな単語を言えるだけなんだけど、
「この時のためにLove in Actionで掃除を選んだのか、私は」と思った。
まるで時間が一瞬でつながったかのような感じがした。
フィンドホーンに滞在していた時、
Love in Actionで掃除機の使い方を身振り手振りで教えてくれた女性が、
「フーヴァー」の発音を繰り返し繰り返し教えてくれたのを思い出す。
掃除が終わったあと、掃除担当のみんなで集まってシェアをした。
その時、英語が全く喋れない私には、
日本語でいいから自分の感じていることを話して?みたいなことを言われて感じたことを話した。
あれはきっと初めてのエクスプレスだったのね。
私が参加したのは、日本人のための2週間の体験週間で、
Love in Actionには農作業、料理、建物などの修理、掃除があって、
一番人気の農作業には人が殺到するだろうから、
一番人気がなさそうな掃除を選んだ。
あれは今から思うと、「無価値感」からの行動だったのかもしれない。
私には、フィンドホーンといったら野菜!!農作業!!みたいな、
みんながやりたがるようなことを選んではいけないし、
(やはり農作業は人気でじゃんけんになった)
たとえ私も!!って名乗りを上げても勝てないだろうみたいなのもあった。
あと、みんなほどアイリーンにリスペクトしていないという罪悪感もあったんだと思う。
でも、こんな形で、今「やってよかった」と思える時が来るなんて思わなかった。