毎朝5分の自分語り 2021/08/29
プレゼントというのは無意識に相手に対する距離感や関係性が表れるものらしい。
残るものは相手を縛りつけたいという思いが表れる。
残らないものは相手との関係性に距離感を持たせたいという思いが表れる。
残るものでもランクがあって、
使用頻度の高さが高かったり、使っている時間が長かったりするものが縛りつけ度が高い。
例えば毎日身につけるものなんかはとても縛りつけ度が高い。
結婚指輪なんかは風呂に入ってもはずさない。
人によっては一生四六時中身につけている。
残らないものの最上級は現金だろう。
すぐに他の現金と混ざって存在を見失う。
次に商品券や旅行券だ。
使って無くなることを前提として、印象にも残りにくい。
次は食べ物だ。
無くなるし、早く無くさなければ食べられなくなってしまうという期限付きだ。
ただし他人にはあげにくい。
服なんかは身につけはするが、季節性はあるし、使っているうちにやれたり破れたり廃れたりする。
人は相手の心を掴むような特別なプレゼントを誰しもが思うが、思いが強すぎると相手との距離感を見誤ってとても重いプレゼントを送ってしまう。
そこで思いつきがちなのが、相手の趣味に関するプレゼントだ。
しかし、これが難しい。
趣味というのはその人がその人なりに時間やお金をかけて追求している分野だ。
プレゼントとしてはその人が既に持っていないもをあげなければ意味がないのだが、入手していないのには理由がある。
趣味ではその人の琴線にかからないというだけで、他人から何の違いがあるのかわからない、なんの法則性があるのか分からないといった理由で興味から外れる事もある。
そんな人の琴線に触れるか触れないか絶妙なもので、かつその人が持っていないものを探し出すのはとても難しい。
受け取っても苦笑いしか出来ず、本音で言うと「余計なお世話」というプレゼントになる可能性はかなり高いだろう。
そう考えると嫌いな食べ物だけリサーチして、それ以外のものを送るのが良いのかもしれない。