毎朝5分の自分語り 2024/11/14
教育・育成の話題がTLで盛り上がっている。
かくいう私は比較的教育に力を割いている。
理由は組織の将来のためだ。
自分の手駒になってくれても良いし、そうでなくとも良い。
教えることによって組織の底上げになるのであれば御の字だ。
それは組織のためだけにあらず、教える相手が仕事を楽しく行えるようになる=皆のストレスが減るという効果も期待できるし、私の能力向上にも役立つと思って取り組んできた。
教えることは基本的に抽象的なものが多い。
そしてとても初歩的なところからだ。
洗脳に近いのかもしれない。
まずはこの組織と相手と私の立ち位置からだ。
単に組織編成を見せることではない。
相手が置かれた状況
・どうやってここに来たか
・なぜここにいるのか
・何を求められているのか
組織の状況
・この会社
・この部署は何を果たさなければならないのか
私の状況
・私がなぜ教育をしているのか
・この教育にどんな意味があるのか
をひとつひとつ説明して疑問を引き出して理解させる。
そんなことは教育前に人事や部署の受け入れ担当がやるべきことだろう。
だが、そういったことをされてきたと言う人はいなかった。
他は抽象度が若干下がるが、具体的なジョブの教育というよりは意識付け・振る舞い方等が主だ。
・ミスコミュニケーションが起きやすいこと、リスク、起きにくくする方法
・進捗MTGの辛さと心構え
・悩んだときの聞き方(何がわかってないかの洗い出し方)
・聞くタイミングの作り方(タイムアウト)
他はOJTに譲ることが多いが、それでも具体の答えを教えることはあまりない。
解決するための一般的な方法論の紹介が多い。
FMEAやFTA
QCDによる比較
パレート図による優先の付け方
ガントチャート・WBSでのスケジュール表記
統計的手法(正規分布)
論理的思考
なぜなぜ分析
etc..
その方法論に沿って答えを出してもらうので答えを教えることはしない。
使い方がわからないという場合はハンズオン的な形で一緒にやる。
いずれにしても「答えはこうだ」というよりも、なぜこれが良いと考えたのか説明して?
が、答えられるように訓練する感じだ。