毎朝5分の自分語り 2021/08/21
昨日部下が社外の人に文面で問い合わせをするという必要があった。
部下の作った文章には少し曖昧な点があった。
その文章を見ながら少し部下と話しをした。
人というか生物というものは出来るだけ労力を節約したいものだ。
そのため同じ文章だったとしても、その文章を書いた人と受け取った人では同じ内容として理解されないことが多い。
基本的に受け取る側はその文章をによって実施しなければならない処理量を減らすように読んでしまう。
それは悪意では無い。
そういうバイアスがかかってしまうだけのことだ。
人は見たいように見て、聞きたいように聞いてしまう癖がある。
それだけでは無い。
仕事というのはコストパフォーマンスを求められる。
この場合のコストというのはお金ではなく、労働力や労働時間だ。
コストパフォーマンスを求められるので、最小限の労力で仕事をこなすことはむしろ必要な事だ。
そのため曖昧な点は往々にして書き手が理解来て欲しく無い方向に理解されることが多い。
幸いなことに曖昧な点も意図通りの回答が返ってきた。
やはり人と人とのコミュニケーションは難しいが、それを無くすための表現を教える事も、また難しい。