毎朝5分の自分語り 2022/08/20
皆、自分の人生を生きているはずだが、いつのまにか自分の主体性を失って他者の評価軸に生きている。
よく「〇〇に主体性がない」とかいうことを目にするが、それは主体性を奪われてきたからだ。
人は自我を持ってから自然に主体性を持っている。
それを社会性と引き換えに失ってきた。
家に居れば親の言うことを聞かねばならず
公園に行けば遊具の順番待ちや無茶を言う、親の言う“お友達”との折り合いをつけなければならず
学校に居れば先生の言うことを聞かねばならず
会社に居れば上司の言うことを聞かねばならない
冒頭に「奪われてきた」と強い言葉を使ったが、そもそも会社というのは会社の方針に「従う」ために入るものだ。
入社というのは従属の意志が現れた行動だ。
社会との接点の間に会社という組織を挟まなければ、簡単に踏み潰されてしまうと考えたからだろう。
そんな従属を選んできた人に主体性が無いなどと文句を垂れるのは、割と愚かな物言いだ。
自分のやりたいことを捨てて従属を選んで組織の一員になったのに、組織の望む個人の主体性なぞ今頃持ち合わせようとするなら、より一層の従属度が高まった姿に他ならない。