毎朝5分の自分語り 2023/05/18
物事を言い切る 堅苦しい言葉で言えば“断言する”というのはなかなか趣深い。
人によって下記のタイプに分かれる。
①断言を避ける人
②断言が出来ないことを知っている人
③必要に迫られて敢えて断言する人
④断言する能力がないが断言してしまう人
①の例
社会人と学生で大きく違う。
学生は決断を求められる機会が少ないのか、周りの人を動かす必要に迫られない(言わなくても動いてくれる大人が多い)ことから、断言することを避ける傾向がある。
断言することは決断することだ。
決断には覚悟が必要で、覚悟には精神的なエネルギーが必要だ。
精神力を消費するので省エネで生きたい学生は決断しなくて済むように、断言を避ける。
②の例
研究者などの専門家は自他共に研究の過程にあるので、結論が一方向に定まらないことを知っている。
なので断言するということは難しい。
言うとしても「現時点では最有力」くらいにとどまる。
③の例
企業に属している実用者は断言をしないとコトが進まなないことが経験から分かっている。
②のように結論として断言が難しいことも知っているので、可能な限り断言するようにしている。
④の例
その一方で断言する人もいる。
能力の低い人は自分の能力の低さを認識する能力も低い(ダニングクルーガー効果)人だ。
自分は断言するに値する情報や能力を持ち合わせていると勘違いしているので、断言できるというものだ。
そして断言したことに対する責任が伴わない、もしくは理解していない人が多い。
決断能力の低い人は普段から①か④になっている人が多い。
決断に迫られない場合に①に陥り、④は無自覚だ。
決断能力の低い人が責任を持って断言する必要に迫られると、一か八かの勝負に出たがる。