毎朝5分の自分語り 2021/08/22
目で聞いて耳で聞く
なんて言葉がある。
相手の目を見て全身全霊で相手の話を聞く
耳で聞いている時も頭の中でその情景を見るようにありありと思い浮かべる
ということらしい。
五感は独立したものではなく、それぞれが相互に補完しあってセンシングしている。
全身の五感を研ぎ澄ませることにより最大限の情報取得が可能になる。
若い頃、退職し地元広島に帰る同僚がいた。
私は仲の良い人たちと一緒に広島まで引っ越しを手伝う事になった。
大方の荷物は業者に運んでもらうが、最後の荷物を運ぶためだ。
その同僚はロードスター乗りだったので荷物が運べなかったという理由もある。
が、引っ越しというのはきっかけに過ぎず、多くの目的は広島旅行だ。
その中でお好み焼きを食べる機会が多く、オススメのお店にも連れて行ってもらった。
オススメということでお好み焼き屋さんの料理をなんとか真似したいと思っていた。
幸いなことにお好み焼き屋さんでは目の前の鉄板で調理する。
(奥で調理済みのものが目の前の鉄板に運ばれてくる事もあるけど)
そこで目の前で調理される一部始終をまじまじと見て、音を聞き、温度を感じ、舌で味わった。
一度見るだけで得られるものを最大にしようと思ったときに一瞬一瞬の全てからほぼ全てを漏らさないようにした。
その時の集中力は我ながら大したもんだったと思う。
おかげである程度美味しいお好み焼きが作れるようになった。