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乗り過ごしぼたもち5月13日

棚からぼたもち彼氏さんで、突然予定が空いて会うことができた。うれしい。仕事も終わりが決まっていると頑張れる。いやー、集中した。今の部署にうつって、考えることに集中するのが許されるのが嬉しいかも。あーだこーだ悩むのって楽しいですからね。作りながらにやにやする。思いつくときは天才だと思うのに、時間が経つとそうでもないと感じちゃうのはちょいと残念だけれど。

彼氏さんは一大やることを終え、寝不足ふらふらだけど会いにきてくれた。何を食べようかーとぶらぶら。何でもいいといいつつ、何となくわたしが食べたかったものにするする決まる。ちょっとごめんねと思いつつ、嬉しかったりもする。わたし、めんどくさいひと!いや、違うんだようとちょっと脳内裁判。判決、グレー。やや、黒い。

帰りの電車、あるひと席だけが空いている。目の前のおじさんは立ったまま。棚に荷物を乗せて、あまりにも空席の目の前だから逆に他の人が座りにくい。
と思ったら、おじさんが降りたあとも、その席だけが空いたまま。え、わたし向かいの空席で、見えない何かと対峙してる?という説が浮上する。別に汚れている様子もなく、忘れ物があるわけでもない。なんだなんだ、何がいるのー。
ぺしゃんっと空耳が聞こえるような勢いで、乗り込んできたお姉さんが座った。あ、そこにはって気持ちで見つめる。目が合ってしまって気まずい。なんでもないです、ごめんなさい。

そんなこんなしていたら、乗り過ごしてしまった。集中すると耳がきこえなくなる。よくないですね。
と、ここまで書いて、あることに気がつく。
ソフトボールをやっていた高校生の頃の話だ。ある重要な公式戦で、一点差のぎりぎりで勝った良い試合がある。その試合を思い出すと、何だかとても静かという印象があるのだ。でもビデオを見返すと、当然のように声出しているからいつも通りかそれ以上に熱心な声がでているからうるさいのだ。
なのに静かっていうのは、わたしがすごい集中していたから、耳に入ってなかったってことか。気がつくと当たり前かという気もするのだけれど、結構長年の謎がすっきりとした。
集中しすぎて、2、3時間静かな世界にいたんだね。怖くなかったし、いくら追い込まれても負けるという想像が1ミリも入ってこなかった。そんな、特別な試合。

という訳で、話しかけて無視されたかな?って思った時は、集中している可能性もあります。悪しからず。

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