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おつかれんぺらー12月3日

つかれている。
あぁ、疲れたと表情がなくなっているのがわかる。お腹は空いているのかすらもよくわからず変な感じだし、ぽやっとするし、無表情。

今日は早く帰れるかもと思っていた17時くらいから、バタバタと編集部の人が帰社したのに伴って仕事が動き出した。
帰りの電車で社用スマホが震えている。あぁ、もう嫌だなぁと思う。わたしは面白い本が読みたいだけなのに。

時は遡って12:30。同期と廊下ですれ違って、ごはんに行くことになる。ふたりとご飯に行くのはいつでもいい。いつでも無表情になれる相手は貴重だ。お互い適度に無関心。話していると毎回思うけど、わたしはすごい狭い世界に生きていたんだな。でも、当時のわたしも狭い世界なことはわかっていて、それでも、たとえば海外の寄宿舎で暮らす女の子の小説を読んでは、外の世界も同じように狭いんだなと思っていた。
覚えているのに忘れたふりをしてしまう。今から見れば幼かったわたしも、相当いろんなことを考えいた。侮るなかれ今の自分。

行きの電車も帰りの電車も、寝ようとして上手く寝られない。疲れているときほど休憩も下手くそになっていく。睡眠アプリによれば、寝ている時間は十分なのに、質がよろしくない。

疲れを回復したい。目の前にある「やらなきゃいけないこと」をとりあえずどこかに投げ飛ばしたい。解放されたい。髪の毛をほどきたい。
自分で忙しく追うのはいいけど、忙しさに追われるのはきらいだ。時間制限とか全然好きじゃない。カウントダウンがはじまった瞬間にわたしの思考は停止する。
やらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないことを放棄する。食べたいもの、読みたいもの、行きたいところ、楽しいことを数えたい。あるいはもう、数えたくない。

最近、正解を探しにいっている感じがしてよくないと思う。先輩やら編集長がうんというもの。でも本当はわたしがこれが良いと思うって自信もって出せるものを出さなきゃいけない。わかってる。わかってはいるんだけどなー。

ゆっくりやりたい。雑誌は早い。
のんびりしたい、ぐでぐでしたい。地道にやりたい。
欲望ばかり、無表情でおもう。

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