起業して初めて社員を雇用したりオフィスを借りた時のおはなし。
2024年1月28日、株式会社エグゼクティブは創業22周年を迎えました。
今日に至るまでに、嬉しいことや失敗したこと、葛藤や喜び‥様々な出来事がありました。50歳を迎え、第二の人生がスタートした自分のこれまでの軌跡を振り返りながら、１つずつカタチにしていきます。
ミッションに忠実に。
ビジョンに誠実に。
誰もやらなそうなことに挑戦もする。
そんな僕たちの歩みです。
始まりはアパートの台所から
ぼくが起業したのは２００２年の１月。
もう２０年以上前のことです。
当時２８才のぼくは、会社の事も、雇用の事もまるでわかってなくて、この「雇用」をするとどんな事になるのか、想像がついていなかったです。
起業当初は、住んでいたアパートの台所で仕事をしていました。
台所にお客さんを招いて商談だなんて、相手様もびっくりしていたことでしょう。笑
さて、雇用のはなし。
営業代行というビジネスの特性上、もし、ぼくしか仕事を請けられる人がいなかったら、すぐに限界がきてしまう。
そこでわりと早い段階から、「誰か雇わないとな」と思っていました。
でもですね、２８才＋誰も知らないビジネス＋アパートの一室＋社長のみ、って条件で、普通、応募が来ることはありません。笑
ところが、なんの奇跡なのか、自力で作ったホームページから応募がきたんです。もちろん広告なんか出していないので、自らHPにたどり着いたってことでしょう。
これが我が社の社員第一号。初の「雇用」でした。
雇用をするということは、その人の生活に影響を与えるので、大きなものを背負う事になります。 売上があろうがなかろうが、決まった日に約束した給与を払う責任が、会社が倒産するか退職するまで続くことになります。
当時のぼくは、わかっているようでそこまでわかっていなかったと思います。
台所からオフィスへ！
さてさて、ぼくは、なんとか数件の仕事を請けつつ、起業から半年後にオフィスを借りました。
初めての会社オフィスです。
これはテンションが上ります。
ちょうど机が４つぐらい入るスペースでした。
並べられる分だけ机を買いました。
「えーと、２つ机が空いているから、２人は雇えるなー」と、思いました。前職の仲間に声をかけたり、紹介してもらったりして、二人を雇用しました。
普通は、ある程度売上がついてきて、それに応じて雇用も増やしていくんだと思いますが、売上よりも先に人を雇いました。
「人がいて、だからこそ仕事もついてくる」という考え方でした。
順調に売上と人材のバランスが取れている時期もありましたし、売上とのバランスが崩れると湯水のごとく貯金は減っていきます。
序盤戦で、一度「うわー、これ来月乗り切れないかも」って時がありました。
恐怖です。
ですが、若いってすばらしい。
「いや、なんとかなるっしょ。」という感覚も同時にありました。
責任と覚悟
他にも、こんなトラブルもありました。
ある企業の仕事を請けていたんですが、満足が得られない状態でした。
起業したばかりで、せっかくお任せ頂いた企業をなんとしてでも喜ばせたい。担当していた社員に、「もっとがんばろうよ」みたいな事を言いました。
そうしたらですね、結局、辞める、辞めないの話になり、契約は切れ、、、。 凹むし、萎えるし・・・。
ただ、不思議と「雇用なんて怖いからもうしない」とはなりませんでした。 ひとり雇用することは、一人分の生活を背負うことです。
二人なら二人分に増えます。
だから大きな責任感が生まれます。
この覚悟は、ビジネスを推進するのに大きな力となりました。
実際に、人がいたからこそ、当時数社のクライアントの業務をこなせました。
このメンバーで何ができるだろうか？と夢が広がりました。
いろんな出来事を共有して、笑ったり、泣いたりできます。
誰かと志を共有して、その苦労した経験を共有できるって、とっても貴重な事だなと思いました。
添付した写真は、初めて借りたオフィスの写真です。
この出来立てのオフィスに人が集まり、移転もして、２０年後の今の当社となりました。 それはそうと、ぼく、めちゃ若いでしょ？笑
株式会社エグゼクティブは、
個性あふれる、頼もしい社員達とともに、
これからも挑戦を続けていきます。
失敗から成功、色々あったけど、ここで綴る型破り？な挑戦がnoteを読んでくれた誰かの力になれたら嬉しい。そう思っています。
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