プレサリアン少女アマピエ
あるところに緑豊かな星がありました。
人々は豊に恵みをいただいて生きていましたが、
ある時、火を見つけ、妄想を作り、弓をつくり、所有をつくり、、、
星を我が物顔で闊歩するようになりました
にぎやかになったのはよかったのですが、
貧富の差が広がり、体で働かない人ばかりが儲かるようになりました。
異常気象、疫病も頻繁に起こるようになりました。
土地で働く人、体で働く人ばかりが被害にあうようになりました。
ある年の暮れでした。
お金のない人は、食べるもの、寝る場所にも困り、先行きへの不安で、家族の中でも諍いが増え、子どもたちがそのはけ口になってしまっていました。
疫病で店が閉まり、クリスマスの晩も食べるものもなく、寝る場所も追い出されて、さらに気候変動で寒波が来ます。
(炊き出しのあるシェルターはいっぱいで入れません。)
どうしよう お兄ちゃん
どうしようもないよ 飲んだくれは働かないし
私 夢を見たの 光をたべられるようになれば 腹ペコも寒がりも大丈夫だって
なわけないでしょ どうやるの?
とってもつらくて 女神さまにそうなれるようにお願いしたの そしたら なるって決めればいいって だから 決めた そしたら 大丈夫になった
(中略 光をたべられるようになった妹は 飢えと病から解放された そしたら 自信も持てるようになった やりかたをともだちにおしえるようにもなった)
お兄ちゃんも やったらいいのに 腹ペコでイライラしてるくらいなら だれでもできるんだよ
俺はさ・・・
(さらに 光うたで 元気癒し野菜の育て方や 魚の獲り方 実の採り方も わかるようになった これは兄も手伝った)
そしてある日
わたし ここを でることにした スラムにすんでるいみないし 光技はみんなに教えたし
どこへ?
旅に出る お兄ちゃんも来て 守って
(そして 世界中を周る中で、いろんな人に出会い、光技は惑星中に共有され(発想の柔らかい若者、状況が苦しくてやむにやまれぬモノから習得できた。心落ち着かぬ者はなかまが助けた)、子どもたちは、あいた土地をコモンズとして耕しながら暮らし始めた(光食のできない家族や人もいるので食べ物を作る)。古老の教えもいただきながら。兄もやっとひかりたべができるようになって、できづらい人にも伝えた。おとなもできるようになっていった。生きる不安から解放された人々は、日々を楽しみはじめた。)
(この絵だと少女の名前は「アマビエ」みたいなのでアマピエにしてみた)