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あまたる島Gの物語
とある物語
とある島(あまたる島G
)は満たされていた。
魚を採り、山の実や薪の恵み、少しの田畑、綿の木、、、
季節の恵みや発酵食で
欲を張らねば毎日遊びながら
100家族くらいが暮らしていけた。
ある時、船で遠くへ行きたいという男が現れた、
旅だっていった。
とても豊かな陸を見つけ、妻も見つけたと手紙が来た。
子どもが増え、大陸へ渡っていった。
そこでは、稲作が発見され、財を蓄え、お金を刷っていた。
物質的な暮らしは豊かだった。
男は気がついたら、兵士として長い時間働いて
他の島から奪っていた
しかしそれは正義の闘いだった
野蛮に負けず野蛮な民を救うための(という見せかけの)
妻は尽くしてくれた
その内、機械が生まれた
機械で便利なものをより安く作れるようになって
男はそこで長い時間働いてお金をもらった
それは便利のためのよき闘いだった
野蛮で貧しい民を豊かにしてあげるための(という見せかけの)
妻は尽くしてくれた
その内、みんながより安く作れるようになり
便利なもので世界がいっぱいになったので
モノが売れなくなった
給料も下がった
その上、公害がいっぱいあって
世界が煙だらけゴミだらけの病気だらけになった
薬の会社、ゴミ処理会社、環境クリーン会社
デジタル会社、ロケット会社が儲かるようになったので
男は転職した しかし給料は下がった
それは世界をよくするGOODな働きだった
地球を救うための(という見せかけの)
妻は見守ってくれていた
男の心の中は、不安だった
いつ首になるかわからない
スキルは大丈夫だろうか
この会社で大丈夫だろうか
子どもたちを食わせられるだろうか
メンタルがやばくなったので
限界になり
妻に話した
あなたがいつそれを話してくれるのか待っていたわ
島に帰りましょう
島に帰った
しかし島もまた変わっていた
その後侵略されてみな奴隷にされ
植民地となり
ブラック企業で働かされた上に
核実験場となり
津波で失われてしまってもうなかった
男は泣いた
戻れるなら 戻れるなら 戻れるなら
と祈った
男は 旅立ちの船に乗っていた
1度目のようには失敗しない
そして男はこの過程を1000回繰り返した
ときには 女 にもなった
そしてとうとうその学びの中で
地球全体が
あまたる島G
のような
あまたる惑星
になった。
(サブで従属してある から 主体的にある へ)