心を整え、直感を使える状態にして、その先へ
この秋、『天狗の台所』というドラマを楽しんで観ています。
BS-TBSのドラマですが、TVerでも配信されていますね。
あらすじなどは公式サイトをご覧いただいた方がいいと思うのですが、簡単にご紹介すると、NY育ちの14歳になる少年が、ある日自分が天狗の末裔と知らされ、しきたりにより14歳の1年間、日本のある場所で隠遁生活を送るというストーリー。
そこには自分の兄も住んでいて、久しぶりに(?)兄弟水入らずの生活に。
お兄さんの幼馴染も交えての、ほのぼのとしたドラマです。
天狗、と言っても今のところ(第3話時点)そこが強くフォーカスされることは無く。
男子3人がそれぞれに過ごすさまを、心地よいリズムで描いています。
このドラマが生み出す第一の引力は、ズバリ“食”にまつわる演者の手仕事の美しさ。
日々の食事を準備する光景は、素材の美しさから作業の美しさ、出来上がりの美しさまで、こちらは口元を緩ませながらうっとりと眺めるしかありませんが、至福です。
そして第二の引力は、素晴らしい山里や森、水源の風景。
光や水の輝き、緑のグラデーション…何をとってもめちゃくちゃに美しく、思わず画面に向かいながら深呼吸などしてしまいます。
そのくらい、画面越しでもものすごく良い“気”を感じることができます。
そして第三の引力は、急に日本のド田舎に住むことになった14歳の少年が見せる、なにかとフテくされたがるけれど湧き上がる喜びや好奇心が隠しきれない、その演技の瑞々しさ!
可愛らしすぎて、こちらの目尻は下がりっぱなしです。
どうでしょう…。
ここのところ、また世界を揺るがす大きな出来事が起こってしまいました。
起こってしまっていることもとても非情で悲惨ですが、この極めて流動的で不安定、複雑すぎて誰も確かなことを予測できない状況も、私たちの恐怖や不安を増幅させていきます。
様々な役割を帯びた大小の天秤が、世界のあちこちに設置されて、あちらに傾くかこちらに傾くか、ゆらゆらグラグラと揺れ動いている…私にはそんな風に感じられることもあります。
自分の中にどうしても恐怖や不安、やるせなさ、無力感や怒りなどの感情が湧き起こってしまう場合。
それらを抑圧する必要はないけれど、振り回されないように。
あるいは、考えを固め過ぎないように。
そうならないように自分の心を整える方法はいろいろあるかと思います。
私としては、こんな風にドラマを観ることをお勧めしたくなったのは初めてかもしれません。
ドラマの世界ではあるけれど、それはだたの虚構ではなく、人間はかのようにも生きて暮らすことが出来る。
その空気を感じてもらうことができたら…。
ひとつの流れ、価値観にグーッと染まってしまいそうになるとき…その闇の引力に気づいて、フッと呼吸をおいて。
もう一つの、別の空気を体感し、緩まりながら…今の、この場に、ちゃんと自分の重心を置く。
恐怖や不安などのネガティブな感覚に囚われている状態では、たとえ自分の”直感”を頼りにしたくとも、それを上手く使うことなどできません。
これが”直感”だ!と思えたことも、ほとんどの場合、ネガティブな感覚に絡まった思考の作り出すフィルターが多分に影響を与えてしてしまっているもの。
つまり、酷な言い方をしてしまえば、それは”錯覚”。
これまでも何度も指摘していることですが、フィルターのお掃除は極めて大切です。
さて、なぜ急に”直感”の話を持ち出したかというと…こちらのMOMOYO先生の動画がその動機。
直感をきちんと働かせて…その先にあるのは『地球興し』というお仕事。
自分がやるべきこと、やりたいと思っているはずのこと…誰もがまだまだブラッシュアップしていけるはず。
みんなでどんどん進めていきましょう♪