Caravan SandWitchの世界観を整理してみた
つい先日遊んだCaravan SandWitchというゲーム、とても良かった。
バンに乗って探索するだけのゲームなのだが、世界の雰囲気がとても良くできている。ディストピア感のある世界のようだが、舞台となる地域はそれを逃れて牧歌的な雰囲気がある。
込み入った説明をせずに、体験に集中させるという意図のデザインなのだろう。ただし、結局どういう設定だったのか分かりにくい部分もあるように思ったので、記事にまとめておく。
記事を書くための情報再確認や周回プレイはしていない。あくまで初めて遊んだ時に受け取れた内容を整理するぐらいの位置づけで書いてみる。
舞台
シガロ
冒険の舞台となる惑星
原生生物はレイネト (二足歩行のカエルっぽい生き物)
コンソーシアム (巨大企業) により開発されたが事故があり放棄された
開発の際に人間が移住してきた
もともとコンソーシアムのメンバーだったシガロ住民も一定数いる
コンソーシアム
巨大企業
かなり規模が大きそう (国や惑星と同じような語られかた)
宇宙ステーションが本拠地?
最近まで主人公が住んでいた
シガロより豊かで学校もある
コンソーシアム産まれ以外に社会保障がない?
シガロ産まれだとコンソーシアムで苦労する話があった
ヘリオスプロジェクト
(記憶をもとに書いているので曖昧)
太陽に近い軌道に発電装置を設置し、太陽光発電するプロジェクト
装置の打ち上げに適した惑星がシガロだったため、コンソーシアムにより開発された
打ち上げ装置 (TARAASK) の暴走事故により頓挫し、シガロ開発から撤退した
すでに打ち上げられている装置は太陽周辺に確認できる
(ヘリオス = ギリシャ神話の太陽神)
TARAASK
「動的装置用の戦術的かつ革命的な自動宇宙兵器システム」の略
Tactical And Revolutionary Autonomous Air-Space Kinetic system とかか (他言語は未確認)
フランス語かも (デベロッパーがフランスに拠点あり、本作もプロバンスっぽい風景)
略語・固有名詞なので "TARAASK" のままなのだろう
太陽にむけて発電装置を発射するための装置
事故により暴走状態となり、周囲には嵐がふいている (TARAASKの嵐)
主要キャラクター
ソージュ
シガロに愛想をつかして?宇宙ステーションで数年間暮らしていた
ガランスの救難信号をきっかけに帰郷
ガランス
主人公の姉
数年前に行方不明になっていた
最近になって主人公が救難信号を受けたのがゲームのはじまり
セップ
「父さん」
おそらくガランスの生物学的な父
おそらくのバジルのパートナー (同性愛?)
他のキャラクターで同性パートナーの話が出たとき、とくに主人公はリアクションしなかった (珍しくない様子)
異性パートナー間で子供を設けている家族もいるので、この時代でも子供を設けるには異性である設定なのだろう
ソージュやガランスの母親の話は全く出てこない
バジル
「パパ」
おそらく主人公の生物学的な父
おそらくセップのパートナー
今は宇宙ステーションにいる (ゲームの最初にメッセージ送ってきた人物)
主人公とシガロに移住?してきた時にセップと出会った
ネフル
姉 (ガランス) の彼氏
技術者
ガランスとともにTARAASKについて調査していた (暴走をとめてシガロを豊かにする目的)
レイネト
シガロの原生生物
カエルっぽい生態 (卵生・オタマジャクシの姿 (テト) で産まれる)
菌糸で構成されたネットワークに情報を蓄えている
卵の頃に菌糸ネットワークで学習する
産まれたあとに菌糸ネットワークに追記する
コンソーシアムによる開発で、住みやすい環境 (巨大な沼地) を奪われて数を大幅に減らされた
ウィッチ ("SandWitch")
砂漠に潜む魔女という意味だと思われる
TARAASK周辺に出没し調査を妨害してくる
TARRAASKの嵐がコンソーシアムに再注目されないための必要悪と考えている
出来事 (ストーリー)
巨大企業により未開の惑星が開発されて荒廃する
開発が失敗して装置が暴走したため企業が撤退する
暴走する装置に悩まされながらも、巨大企業に馴染めない人々の居場所になる
家族の捜索と装置の暴走を止めるために主人公たちが挑む
装置の暴走を止めてしまうと、再び巨大企業に目をつけられてしまうため、放っておいたほうが良いことが明らかになる