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ジェットパックの今
これは「ジェットパック」。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) January 14, 2017
インクを噴射して空を飛び、付属のランチャーで爆撃ができるスペシャルウェポン。
頭上から攻撃は強力だが、相手からも狙われやすいぞ。
……まあ、目立つし。
障害物も飛び越えられるが、稼働時間が限界に達すると、爆発して元の場所に戻されてしまうそうだ。 pic.twitter.com/OERIe1tlqf
前作からの続投スペシャルだ。前線で連続キルをとるポテンシャルがあり人気だった。
しかし今作ではヒッセンとクーゲルシュライバーでしか使えないレアなスペシャルになっている (ver 2時点)。
最近では、前作と違ってスプラシューターコラボに付属しなかったことを残念がる人が多かったのが印象的だった。
人気を秘めているのに使われていないジェットパック。今も使っている自分からすると、大変な環境にさらされている印象だ。
ジェットパックをとりまく環境
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ジェッパの高さはためしうち金網に届かないくらい。
— UCH (@UCH_games) December 5, 2022
横幅の判定がかなり増えてる。#スプラトゥーン3 #Splatoon3 #NintendoSwitch pic.twitter.com/sJuGaFYa25
ジェットパックには、弱点がいくつもある。
スペックの問題
デスしやすい : 遮蔽物利用不可 + 曲射不可 + 食らい判定拡大
キル速度が遅い : 直撃を当てないと2-3秒かかる
今作特有の問題
射程不足 : 他の射撃系スペシャルより短い
高度を稼ぎにくい : 高めの障害物が少ない/低い
ラグの影響 : 弾速が遅い + なぜか確定数が増えやすい
ジェットパックだと辛い場面
ジェッパの弱さがよくわかる。#スプラトゥーン3 #Splatoon3 #NintendoSwitch pic.twitter.com/ofo1ur0KP9
— UCH (@UCH_games) December 5, 2022
この動画では4発も当てているが倒せなかった。すべて最小ダメージ30だったとしても合計120ダメージだ。しかも3発は50ダメージのように見えるし、1発ぐらいは120ダメージになっていても良さそうだが…
こんなことが頻繁に起こる。
他にもよくある場面の例としては、こんな感じだ。
2,3発撃ったら安全地帯からリッター4Kに射抜かれる
後出しされたカニタンク・ウルトラショットに返り討ちにあう (相手はスペシャル継続)
高台で発動しているのに段差下から短射程にジャンプ撃ちで倒される
つまり相性的・環境的にはこういうことである。
キルしにくい
ラグのせいか画面通りの当たり判定にならないことがある
直撃をとりにくく、直撃をとれていない時のキル速度が極めて遅い
(エクスプロッシャーやクイックボムより性能が悪い)
簡単にキルされる
スペシャルで簡単に対応される
メインですら簡単に対応される
(遠くのリッター4Kや近くの短射程に負ける)
ジェットパックをどう使うか
ジェットパックの弱点は、敵から攻撃されている場合に問題になる。逆に言うと、敵がこちらを攻撃できない状況なら問題ない。つまり、敵がこちらを攻撃するなら味方にキルしてもらえたりカウントが進んだりする状況に持ち込めば良い。具体的には、味方と挟み撃ちできるように横/背後をとれば良い。
もちろん、これはすべてのメイン・サブ・スペシャルで言えることだ。しかしジェットパックは障害物を無視した移動によって状況を作りやすい。
ベストポジションジェッパ。#スプラトゥーン3 #Splatoon3 #NintendoSwitch pic.twitter.com/ah14sQCMlc
— UCH (@UCH_games) November 6, 2022
これは味方が正面から詰めるのを想定して、敵の高台に侵入して側面から射撃している。味方と戦わずにこちらを攻撃しにきたが、距離がとれていたので倒せた。もしこちらを攻撃しにこないで味方と交戦していたら、一方的に援護射撃できていただろう。
エリア見させないジェッパ。#スプラトゥーン3 #Splatoon3 #NintendoSwitch pic.twitter.com/BNc7GoSAvp
— UCH (@UCH_games) December 16, 2022
ヘイトを買う動きもできる。敵の高台に入ってしまえば、ジェットパック中に生存できる可能性は高まる。しかも前線に背を向けさせる形を強いることができる。
ジェットパックの強い使いかた
ターゲットとする敵の位置を確認
一緒に挟んでくれそうな味方を確認
高台に侵入しながら敵の背後をとる
こういう手順で使えれば、効果が出やすい。そのためには前提条件がある。
敵の位置がほぼ分かっている
味方が生存している
ジェットパックでのみ侵入できるような有利な地形が近くにある
この条件の多さが、有利な時にとても強いが打開の時には弱い と前作から評価されている理由なのだろう。
その他の使いかた
ジェットパックは通常不可能なルートで敵陣に侵入することができる。そのため攻撃されないと思っている敵陣移動中の敵を奇襲するチャンスがある。よくあるパターンは、リスポーン直後に (本来であれば安全な) 高台をまっすぐ移動している敵だ。高台から顔を出すであろう場所に置き撃ちしておくことでキルできる場合がある。
ジェッパでワイプアウト。#スプラトゥーン3 #Splatoon3 #NintendoSwitch pic.twitter.com/gqASjDAuew
— UCH (@UCH_games) December 13, 2022
また、ジェットパックは発動中にゆるやかにスペシャルゲージを消費する特徴がある。発動直後にキルされてもスペシャルゲージの減少は比較的少ない。デスしそうな状況で苦し紛れに発動するデメリットは少ない。
たとえば、ヒッセンで1発ダメージを与えたのに敵に引き撃ちされてしまっている時は、ジェットパックで追撃するのをトライしても良い。
ステージの縁は足をとられない。#スプラトゥーン3 #Splatoon3 #NintendoSwitch pic.twitter.com/Fyxuf6G64E
— UCH (@UCH_games) November 17, 2022
ジェットパックを使わないという選択肢
ジェットパックは特定の条件で独自の強みを発揮する。それ以外ではかなり弱いスペシャルだ。
強みが発揮できる条件や使い方を知っておくことと、強みが発揮ができそうにないなら無理にジェットパックを発動しないことがポイントだ。
そして、ジェットパックを使わない選択肢もある。
たとえばヒッセンであれば、カーボンローラーデコ, ホットブラスター, ドライブワイパーなど。クーゲルシュライバーであれば、バレルスピナー, ハイドラントなど。立ち回りやエイムの合わせ方が近いブキに持ち替えても良い。
(しかし、前作から使い込んで他のブキよりも大きなアドバンテージがあるのなら、なんとか使っていくしかない)