コロナに突きつけられた、5つの問い
東京都の自粛要請に伴って、リモートワークが始まってから、2週間強が経ちました。リモートならではの憂鬱も少しありますが、だいぶ慣れてきたように感じています。
暗いニュースもありますが、「ぐで」さんも記事で書いてるように、コロナが教えてくれる大切なこともある。
そして、最近友人たちとオンライン飲みをしているうちに、Withコロナ期間中にちゃんと考えたいことが、明らかになってきました。
また内容は変わると思いますが、これからしゃべる時の素材にもなるし、「5つの問い」としていったん言語化しておきます。
1. 働き方:Withコロナ期間、会社と私の関係性はどうあるべきか?
あらためて私が言うまでもありませんが、コロナがもたらした危機は、生命の危機と、グローバル経済の危機ですよね。最近は緊急事態宣言によって、自粛要請・休業要請も強いものになりました。
↑こんなニュースも、世間で話題になっておりますが、私とて他人事ではありません。
話すと長くなるので割愛しますが、私の携わる仕事は、不況期には仕事が減る可能性が高い。しかも、Withコロナ期間中は、人が集まるようなワークショップはできないんです。
私が務める会社では、現状では問題なさそうですし、解雇されるのは想像しづらいですが、個人的には私の仕事がすごい少なくなってきた…。再来週以降とか、だいぶ暇そうです(笑)
じゃあ、どうするか?
例えば、働き方を「週休3日とか週休4日に変える」ってのは、ありなんじゃないかと。契約社員になって、お給料は減ってしまいますが。
休みが増えたら、それだけスペースができて、自分のナリワイを作るべく、新たな可能性も探求できるかもしれません。
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で言うところの人生の「エクスプローラー(探検者)」のステージとして、Withコロナの期間を活かせるのではないか?と考えています。
そもそもコロナ以前に、平日ずっと1つの会社に依存しない柔軟な働き方があって然るべきですよね。しかし私が務める会社でも、そういう働き方の話が頻繁にあるわけではない。正社員を手放すというのにもちろんリスクはある…。うーん、悩ましい…。
※ ちなみに、LIFE SHIFT(ライフ・シフト)については、以下の記事を参照。
2. 住まい:都市に住む意味を、どのように捉え直すか?
『イシューからはじめよ』『シン・ニホン』の著書で有名な安宅和人さんは、Withコロナ社会の方向性を「開疎化」と表現しています。「開疎化」とは簡単に言うと、密度が低い方向へ、非接触で移動しない方向へという方向性。すると、都市の価値は、ほとんど失われてしまうって話です。
参照:https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/2020/04/04/190643#f-e721e878
いま私は、東中野という都心に近い場所に住んでいるが、都心の方が住宅費が高いし、ここに住む意味は何なのか、ということになります。
出身が地方にある人は、このコロナをきっかけに出身地域に戻るという可能性もあるかもしれません。しかし、私の出身は横浜…。どちらかというと都市に近いですね(笑)
これからリモートワークも柔軟にできそうだし、もし働き方を変えたとしたら給料も少なくなる。そもそも個人的にも、自然に囲まれた地方が好きです。というわけで、東中野に住む意味は何なのか、考え直す必要があります。
Afterコロナを見据えれば、都市には今よりも積極的な可能性があるのではないか、というのが私の考えです。
Withコロナ期間中に「都市の新たな可能性とは何なのか。どう具現化できるか。」もう少し考えたいですね。
3. 食べる:食とどのように向き合うか?
↓も少し話題になったニュースですね。
世界各国が食料輸出を制限かけてきました。
日本が食料危機になるとは思えませんが、もし今のマスクみたいな状況になったら、お金があっても意味がない。
やっぱり本来は、少しでも食を自給自足することが、地に足ついた生き方なではないでしょうか。
というわけで、エカイエつながりの中村さんも家庭菜園を始めたそうです。
ということで私も、まずはできることから初めてみようかなと思っているこの頃です。(しかし、現在の私には自炊すらできない・・・。Twitterで呟いたら、まず掃除しろと叱られる始末。正論。)
4. 暮らし:「場・コミュニティ」との関わり合いを、どのように再形成するか?
これは「1・2」の問いを踏まえての問い。
いま、コロナ・ショックによって、会社という場、都市という場が、一時的に求心力を失っています。
そういった状況下でも、Zoomを使えば好きな人とは話せる。関われる。
オフィスに行かなくてもいいから、職場でも好きな人と雑談Zoom。
プライベートの時間も、好きな人とZoom飲み、Zoomカフェ。
これまで忙しくてあまり会話できなかった人と、心ゆくまでおしゃべりできますよね〜。(ただ、オンラインで初対面の人と話すのは、難しいなと感じています。どうですかね?)
事業家であり思想家の山口揚平さんは、コロナ・ショック以前から、これからの時代はコミュニティの多層化が起こり、各自が自分なりのコミュニティ・ポートフォリオを持つことが大事と投げかけています。
Withコロナ期間に、自分が関わる「場・コミュニティ」をどのように再形成するか。それが、Afterコロナの暮らしにつながっていく感じですよね。
…って頭では分かっているんですけど、私は口だけで行動しないんで、だらだらして終わりそう…(今のところ、エカイエ関連の人たちと会話する時間が、気持ち増えた気がします。笑)
近所の飲食店さんも、何とか違う関わり方で助けられないかな〜と妄想しておりますが、今のところ「テイクアウトする」以外は何もできていません。_| ̄|○
5. 学び:余った時間を、どのように生かしていくか?
Withコロナ期間中、医療機関など一部の方はお忙しいかと思います。
ただ、私自身は移動の時間がないし、仕事が減っているので、普段より時間の余白がある。(要は暇人です。)
「学び」というのはいわゆるお勉強ではなく、私自身は、より「ともいき」的な暮らしにシフトできる準備時間に活かしたいなと思っております。
(今のところ「オンライン飲み」ぐらいしか、新しいことはしていませんが…)
以上、コロナが私に突きつけた、困難な問いでした。(まあ困難なのは1と3と4かな。)
1. 働き方:Withコロナ期間、会社と私の関係性はどうあるべきか?
2. 住まい:都市に住む意味を、どのように捉え直すか?
3. 食べる:食とどのように向き合うか?
4.暮らし:「場・コミュニティ」との関わり合いを、どのように再形成するか?
5. 学び:余った時間を、どのように生かしていくか?
長い文章になってしまいましたが、皆さんのWithコロナの思考整理に少しでも役立ったら幸いです。