共有地で生まれる、新しい世界線
プロローグ :コロナ後、どう生きる? 〜シェアからはじまる暮らし〜
前編:鳥取ではじまる「共有地」。その原点と仲間たち
中編:私たちは、「小さなつながり」で生きていく
後編 :共有地は、「生きる」感覚を取り戻すために。
▶︎ エピローグ:共有地で生まれる、新しい世界線
「コロナ後、どう生きる?」という大きな問いに対して、丸さんが鳥取ではじめている「共有地」づくりを題材に、考えてきました。
前編から後編まで、ノーカットで書き起こししましたが、読まれた皆さんはどう感じたでしょうか。
最後に、私の振り返りのつぶやきを記録しておきます。
私が最も印象に残った言葉は、
雛乃さんの「(私たちは)同じ世界線を生きている」という言葉。
生き方を考えることをテーマにしているカフェ大学。
なるほど。シェアカフェや共有地に関わる人たちは、出会った人たちと共に、新しい世界線をつくっていると言えるかもしれない。
つまり、シェアカフェや共有地という場所を、単に物理的にシェアしているのではなく、生き方や物語・暮らしをシェアしあい、ともにつくっている。
参加者の1人だった『月と田んぼ』の千春さんは、最後にこう語った。
自分がこのあと残された時間どうしていこうかなって考えていて悩んでいて。そういうとき「白か黒か」って話しがちで、すごい傷ついたりする。悩みって、もっと曖昧で、ボワボワした部分があったりする。丸さんはどんな感じでやっているのか、気になって今日参加しました。
お客さんたちも、そういう悩みがあったりとかして、小さいことから大きいことまで、色んなことがあって。そこをちょっとでも、ホっとして帰れるような感じの場所になれたらいいなって。
コロナ以降、これからどう生きていくのかについて、改めて考えた人は多いはずだが、それは極めて曖昧性の高い問いである。
そんな中で、Youtuberのひろゆきのように、はっきりと解を示す人は、格好良く見えてくるが、お金も仕事も人間関係も社会のあり方も、はっきり白黒つけるのは難しいのではないだろうか。
私自身、はっきり白黒つけて、会社員として仕事に徹する世界線もあると思うし、いわゆる起業家を目指すような世界線もあったはず。
でも現時点では、この共有地に関わり、出会った人たちと、色んな試みを少しずつやっている途中。
その世界線に、これからの生き方やコミュニティの新しい可能性を感じている。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
おわり
おまけ:丸さんの感想
今日はありがとうございました。別にあの、今日そういう話があって、考えを全然まとめてきたわけではなく、思いつきで頭に浮かぶことをそのまま話した様な感じなんですが。
コロナ後に何か違いがあるとすれば、ものを深く考えるようになったかな。ははは(笑) 今まで漠然と「ああしようこうしよう」と考えながら動いたことを振り返って考えたり、自分なりに深く考えるようになったのかなって思います。そのぐらいですかね。ありがとうございました!