夜の楽しみ方
夜中の1時過ぎた頃
僕は無性に外に出たくなる
近くの公園まで散歩しようか、とかあてもなくブラブラ夜の街を歩いてみようかなとか
はたから見れば不審者である
夜中に徘徊している頭のおかしい人
夢遊病
不審者
そんなふうに思われても仕方がない
夜の静かな街を、人の気配のしない街を歩く
特に理由もないが歩きたくなる。家でじっとしているよりもどこか外に出てぶらぶらしたほうがましだ
夜が好きだ
人気のない街を歩き、世の中全体が静かなその瞬間を噛みしめるように歩く
気分がいいとドライブにも出たりする
夜の道路を走り海まで行く
月明かりに照らされた海は不気味でもあり、美しくもある。
夜の海も人の気配がないので心が和らぐ
よく人はこういうことをしている僕を見て「孤独なやつだ」と言う
たしかに孤独かもしれない
だけど僕は孤独と上手に付き合っていこうと思っている
孤独なのは寂しい、ツラい、可哀想といったイメージを持つかもしれない
そんな孤独を愛せばそんなイメージはなくなる
孤独である時間を最大限楽しむ
孤独っていうのは感じ方次第でとても楽しい時間になるのだ
孤独サイコーと声を大にしては言わないが、孤独って案外いいもんだ
そんなわけで僕はこれからも夜の街を徘徊する