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DTM用外付けSSDを購入しようとして、USB沼にハマりかけた話

こんにちは。

先日Native Instrumentsのキャンペーンで
Komplete13 → Komplete13 Ultimate
にアップグレードしたのですがいざUltimateをインストールしようとしたところ、フルインストールで800GBもの容量が必要ということで、まだインストールできずにいます💦

今使っているM1 iMacの内蔵ストレージは1TBです。購入する時は余裕を持って1TBにしたのですが、まさかDTMでこんなに容量が必要とは…。これは外付けストレージを購入するしかないなー、ということで物色し始めたのですが意外と注意点が多くあったので調べたことをまとめておこうと思います。

一番重要な速度重視でSSDに

最初そこまでこだわらなくても良いかなーと考えていたのですが、調べてゆくとDTMで利用する外付けストレージは速度が大切ということがわかりました。例えば、
・DAW起動時にプラグインを読み込み、DAWの起動時間に影響を与える
・音源選択時に音色を読み込む速度に影響を与える

こんな感じでDTMの快適さに結構影響があるような気がします。
今後利用するプラグインが増えたり、トラックが多くなってきた時などを考えると少しでも早いストレージにしておいた方がよさそうですね。

そこで、速度の遅いハードディスクという選択肢はなくなってSSDの中から選無ことにしました。

最初Komplete13のパッケージに付属していたハードディスクをフォーマットして流用できないかとも考えたのですが、速度を考える前にハードディスクの場合、カタカタとアクセス音がして、この音が気になるので選択肢からは早々に外れました。

ここから、SSDの中で速度の速いものを選んで購入すれば良いのかと調べ始めたのですが、そう単純ではありませんでした。

USBの規格の難解さに気づく

外付けSSDはiMacのUSB端子に接続して利用するのですが、この規格が色々ありすぎて非常に分かりづらいのです。まずは自分のM1 iMacのUSB端子の規格を調べようと思ったら、以下のサイトがありました。

ここでThunderboltやUSB-Cなどいろんな用語が出てくるのですが、何が分かりづらいって物理端子の規格と流れる信号の規格がごっちゃになっているからなんですよね。と思って整理しようとしたのですが、調べれば調べるほど沼にはまってゆきます。💦

USBの物理形状はABCの3種類に大雑把に分けるとしても、流れる信号の規格となるとデータ伝送だけでなく、電源や映像など様々な規格があって、最近は何でもかんでもUSB-Cに統一しようとしているので、形はUSB-Cでもケーブルは複数の規格があったり、もう訳がわからなくなってきます。

ここは一度冷静になる必要がありますね。
今回の目的はDTM用の外付けSSDの製品選択なので、この目的に絞って調べてゆきました。

結局サンディスク1択に

私はKomplete13 Ulitimateをフルインストールできる800GBの容量が欲しいのですが、今後プラグインが増えることを考えて2TBの容量で探してみました。すると意外に販売されている製品が少なくて、いろんなところでDTMer御用達と書いてあるサンディスクの製品にたどり着きました。

他社の製品だと容量が少なかったり割高だったりで、ほぼ選択肢がない状態です。正直外付けSSDなんてよく使われるアクセサリーなので、いろんなメーカーから製品が出ているかと思っていたので意外でした。

サンディスクの製品に絞ったところで3種類ありました。

  • ポータブルSSD(520MB/秒)

  • エクストリーム ポータブルSSD(1050MB/秒)

  • エクストリームプロ ポータブルSSD(2000MB/秒)

最初一番速いエクストリームプロが良いかと思ったのですが、ここで注意です。M1 iMacのUSBインタフェースは、
Thunderbolt/USB 4
で、最大40Gbpsの速度が出るようなのですが、これにはThunderbolt規格かUSB4規格に対応したストレージが必要です。実際にThunderboltに対応したストレージはとても高価なので今回の選択肢からは外しました。
※ちなみにM1 iMacはThunderbolt3という企画でした。

ではサンディスク製品の中で一番速度の速い、
エクストリームプロ ポータブルSSD(2000MB/秒)
を接続すれば仕様どうりの速度が出るのかと思いきや、
2000MB/秒はUSB 3.2 Gen 2x2という規格に対応している必要があるのに対して、M1 iMacは
USB 3.2 Gen 2x1にしか対応していないので1000MB/秒の速度しか出ない。
ということが分かりました。
USB3.2 Gen2x2という規格はかなり特殊なようで、現在販売されているPCで搭載されているものはほとんどないそうです。

ということで最終的に
エクストリーム ポータブルSSD(1050MB/秒)

が一番良いだろう。というところに落ち着きました。

いやー、外付けSSDの製品を選ぶだけでこれだけ苦労するとは思っていませんでした。しかも、まだ買っていないという…。

サンディスク製品は安価といっても、2TBともなるとそれなりの値段するんですよねー。とりあえず、もうすぐ予定されているAmazomプライムデーのセールを期待してみようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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