Cubaseでオーディオ録音するとピッチがずれる問題が解決
こんにちは。
少し前に以下の動画を撮影した時からの悩みです。
この動画は以下のように作成しました。
音:YAMAHA MODX6で弾いた音をCubaseで録音
動画:iPhoneで撮影
動画編集:iMovieでiPhoneの動画とCubaseの音を合わせてテロップを入れる
ただiMovieで再生すると、動画の長さよりも音の長さの方がなぜか短くて苦肉の策で動画の長さを伸ばして音に合わせるという編集をしました。
なんかおかしいなー。と思いつつ、もう一度別の動画を撮影しても同じ症状だったので、これは何かあるぞと調べてゆくうちに
Cubaseでオーディオ録音するとピッチがずれている
ことに気がつきました。
Cubaseで録音したオーディオデータを再生しながら、重ねてキーボードを弾くと完全に音がズレてしまっているのです。
オーディオデータが短くなっているのが問題ではなく、ピッチがずれているのが問題だったのです。どうりでGoogle先生に聞いてみてもなかなか答えにたどりつけなかったのですね。
で、Google検索で「Cubase オーディオ ピッチ」と入れると「ずれる」や「あわない」という検索候補が出てきます。検索結果をざっと読んでみると
録音する際のサンプリングレートが問題
なのだとか。よし、確認してみようということでマニュアルを参照しながら、
Cubaseの「プロジェクト」ー「プロジェクト設定」を開いてみてみると
なんか変なメッセージが….
サポート対象外のサンプリングレート
で、す、か、Cubaseさん、すみません。ちゃんと警告してくれていたんですね。
では正しい値に設定しましょうか。でも何が正しいの?
Cubaseの設定とオーディオインタフェースの設定を一致させる
調べて行くうちに、オーディオインタフェースと設定を一致させるという情報が出てきました。私が使っているオーディオインタフェースはYAMAHA MODX6(シンセサイザー)標準のオーディオインタフェース機能なのでYAMAHAのページで仕様を調べてみると、
サンプリング周波数=44.1kHz
量子化ビット数=24bit
これ、一択なのですね。なるほど、ではCubaseに設定しましょう。
おっ!警告が消えました。
早速テスト。実際に録音してみると…. おーずれてないー。
これで無事解決ですね。
オーディオファイルが短くなっていた原因
最初オーディオファイルが短くなっている、というところから発生した問題ですが、ここまで来て考えてみると
MODXのオーディオインタフェースから:44.1kHzで入力されたものが
Cubaseの設定で48kHzに変換されて録音されることで、
44.1/48≒0.92倍
に短く変換されていたのだと考えられます。
これでスッキリしました。