ボーカルMIX初心者がぶつかったハモリの壁【上下、◯度、広げるディレイ】
こんにちは。
先日私はボーカルミックの奥深さを知りエフェクターの効果を学んだところです。
これで一歩前進だなーと思いながらボーカルトラックを作っているうちに、
ハモリたい!
と思う部分が出てきました。特にサビのところではハモリがあるともっと気持ちよくなると思うんですよねー。
といっても自分で歌ったりハモったりするわけでなく、AIシンガーのMERROWさんに歌ってもらっているんですけどね。
こんなことを考えながらハモリの世界も深いんだろうなー、と覚悟しながら調べてみました。すると…..やはり奥が深過ぎて先が見えない沼にハマりそうな予感が。
最近は私の中の危険センサーの感度が良くなったのか、今回も沼信号をキャッチしたので最初の一歩モードに切り替えて調べることにしました。そして初心者なりのポイントをまとめて行きます。
上ハモリと下ハモリ
これは言葉のとおりなので分かりやすいですね。メロディーに対して上の音でハモるのか、下の音でハモるのか。なんですが、上にするのか、下にするのか、上下両方にするのかで効果が違ってくるんだとか。
私の勝手なイメージだと、ハモリは上ハモリが一般的なのかと思っていましたが上級者の方は曲によってハモリパターンを使い分けているようです。
上ハモリ
メロディよりも高い音でハモるので、ハモリパートがより目立つようになる。ハモリを目立たせたい時に使用する。目立ちすぎる時には音量を小さくしたり歌い方を工夫する。
下ハモリ
メロディよりも下の音なので目立ちにくい。あえてハモリを目立たせず、でも厚みを持たせたい時に使用する。
上ハモリと下ハモリの共存
上と下を両方使用するとより厚みが増していい感じになるのでは、と思いがちですが上と下を共存させる時は、和声学としてどう、とか、メロディを目立たせるにはどう、とか、かなり上級テクニックが必要になってくるようですね。
なので難しいと言うことだけ頭に入れておいて、やってみて気持ちよく聞こえればOK、ダメな場合には難しい理論にあってないから仕方ない。程度に考えておこうと思います。
度数は難しいので、コードの次の音でハモる
上でハモるか下でハモるかの次は、どの音程でハモるのか、というところになりますが、一般的には
3度ハモリ
5度ハモリ
がよく利用されているようです。
最初単純に上ハモリで3度にしたいから、上に3音あげればいいのかと上げてみたところ、
あれ、元の音階にはシャープがつく音なんて入っていないのに、勝手にシャープがついてしまいました。
この「度」、「度数」という考え方についてはまだまだ文章にできるほど理解できていないので、今は考えないでおきます!
で、ハモリの音程については
コードの次の音
でハモる。と割り切ることにしました。
ハモリを広げる
ここまででハモリとしては完了なのですが、楽曲として完成させるにはミックスが非常に大事になってきます。(ミックスの大切さに先週気づいたばかりですが役立っています!)
テクニックとしては、ハモリパートをPANで左右に振ったり、コンプで奥行きを出したり、ピッチをずらす、タイミングをずらすなどなど様々なやり方があるようです。いやーハモリ1つとっても奥が深いですね。
ただ私としては一歩ずつ進んでゆくので、今のところは「広げる」だけに割り切りディレイのみを設定してみました。
ここで先週のボーカルエフェクトの勉強が役に立ちます。エフェクトをどこで設定するかはだいたい分かっているので、
センドリターン方式でCubase付属のStereoDelayを選択しました。
変更したのは以下の2ヶ所
FEEDBACKを50%→25%
DELAYタイムを1→8/1(SYNCがオンの状態でダイヤルを回して1/8に設定)
DELAYタイムはSYNCをONにすると、曲のテンポの4分音符や8分音符分に自動で設定してくれます。
聴いてみると、ディレイのあるなしでは全然違いますね。
いっぺんに全部のテクニックをマスターしなくても、少しずつでもよくなってゆく感覚を味わえるのは楽しいですね。
本当はサンプル音源があると良いのでしょうが、現在製作中なのでできたら掲載しようと思います。
※参考
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