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Komplete KontrolにYAMAHA FC3Aを接続、ハーフペダル設定を行う

こんにちは。

久しぶりにDTMを再開したびーPです。今回はキーボードにペダルを接続してサスティンペダルとして動作するように設定するのが目的です。

1.機材について

キーボード:Komplete Kontrol S61 mk2
ペダル:YAMAHA FC3A

YAMAHAのFC3AはシンセサイザーMODX6と一緒に購入したもので、MODXでは特に設定の必要なく利用できた(ような気がする)のですが、Komplete Kontrolキーボードに接続しただけでは動作しませんでした。

そこで、設定をするためにFC3Aの製品説明ページを読んでいると、「ハーフペダル」という機能が使えるようです。せっかくなので、この機能を使えるようにしたいですね。

2.仕様とマニュアルを確認して設定を行う

設定を行うときにマニュアルを読むと、自分が知らなかったような機能を発見できたり、より快適に利用できる方法が書いてあるのでオススメです。そんな感じで調べた必要な設定について、まとめてゆきます。

互換性の確認

Native Instrumentsの方でKomplete Kontrolで利用可能なペダルの一覧を公開しているので確認してみます。

https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/360011121018

YAMAHA FC3Aを探すと…ありました!「スイッチとハーフダンパー」と書いてあります。最初はここをみて「ハーフダンパー」って何?というところから調べてゆきました。

Komplete Kontrolと互換性のあるペダルに記載されているFC3A

ペダルの設定方法

互換性を確認したところで、次は設定方法です。設定方法についてもNative Instrumentsのサイトに分かりやすいマニュアルが提示されています。

https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/115005166305-KOMPLETE-KONTROL%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%A7%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%92%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95

最初サスティンペダルの設定をしようと思っていたので、上記ページのサスティンペダルの設定をやってみたのですが一向にペダルが反応しません。で、設定方法を順番に見てゆくと最後の方に「ハーフダンパー (Pedal B)」という項目があり、この通りに設定したところうまく設定できました。

NI(公式)のハーフダンパー設定手順

3.ハーフダンパーの機能テスト

ハーフダンパーとは

公式マニュアルに従って設定してゆくと、簡単に設定は完了し想定していたサスティンペダルとして機能するようになりました。あとは注目のハーフダンパー機能がちゃんと動作するかどうか、確かめてみたいと思います。

そもそもサスティンペダルについて、私は少し誤解していたようです。私はペダルを押している間音が途切れずに伸び続ける機能を実現したものがサスティンペダルだと思っていたのですが、ソフトウェア音源の場合ペダルはただのON、OFFのスイッチに過ぎません。ピアノ音色を弾く際に生ピアノの演奏に近づけるために、ペダルを踏んだときに音を途切れさせないような機能を割り当てているだけなんですよね。

今回設定したYAMAHAのFC3Aも製品名はフットペダルと書いてありました。なので正確に表現しようとすると、ピアノ音色〇〇を使う場合には、フットペダルFC3Aをサスティンペダルとして使えるように機能を設定する。というような言い方になるのでしょうか。

生ピアノの場合には鍵盤を押すと、ピアノ線をハンマーが叩いて音を出し、鍵盤を離すとダンパーという部品が降りて音を消すという仕組みになっています。ダンパーペダルを踏んでいると、鍵盤を離してもダンパーが持ち上げられたままになって、音が途切れないという仕組みになっているようです。

生ピアノのペダルについて

ではハーフダンパーとはどのような機能なのでしょうか。生ピアノの場合にはダンパーペダルを踏むとサスティン(音が伸び続ける)状態になるのですが、ダンパーペダルを完全には踏み込まずに少しだけ踏み込んだ状態にするとダンパーが少しだけピアノ線に触れた状態になり、独特の響きが得られる。この状態をハーフダンパーというそうです。

これをソフトウェア音源で実現しようとするには音源側が対応している必要があります。今回設定したペダルFC3Aはハーフダンパー機能に対応しているので、あとは対応している音源を用意して確認したいと思います。

ハーフダンパーに対応した音源 THE GENTLEMAN

調べてゆくとKompleteに含まれているTHE GENTLEMANがハーフダンパーに対応していることが分かりました。

GENTLEMANのハーフペダル設定

設定項目のAMATOMYの中のPEDALに「HALFPEDAL」という設定があり、これをONにするとRESONANCESのPEDALがペダルを少し踏み込んだ状態(ハーフペダル状態)で反応するようになり、サスティンのように音が伸びるわけではなく、ピアノ線を振動させたノイズ?のような余韻がホワーンといい感じで響いてくれます。

ハーフペダル状態もPEDALランプが点灯するので分かりやすく、ちゃんと設定できていることが分かり、満足満足です!

ペダルを少し踏み込むだけでPEDALランプが点灯

NOIREも対応していました

その他の音源はどうなのかなーと思い確認してみるとNOIREも対応していました。設定画面上では一見非常に分かりづらいのですが、ペダルを踏み込むとPedalランプが点灯して知らせてくれますし、ハーフペダルを設定するためのボタンもありました。

実際にハーフペダル状態にするとピアノの音がスッと消えて反響音のような余韻だけが残る状態になり、ペダルを最後まで踏んで音が途切れない状態とは違った音色を鳴らしてくれます。面白いですね。

ペダルを踏み込むとPedalランプが点灯
ハーフペダルを有効にする設定

4.使いこなすのは…

なんとかペダルの設定ができてよかったです!
しかし、実際にどのような場面で使うのか、と考えると私の演奏技術では出番が来そうにありません💦うまい人は演奏しながらハーフペダルも使いこなすんですね、すごいなー。

でも、機能としてのハーフペダルを理解できたので、音楽を聴くときにハーフペダル使っているかも、などと考える楽しみができました。結果的に満足です。よかったよかった。

さ、次はOSや音源を最新バージョンにアップデートして、1年分の進化を楽しみたいと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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