
日曜日のクルーメイト#0084 Merry Christmas!!& a Happy New Year!!
メリー、クリスマス!
今年最後の日曜日、無事に出没することができました、クルーメイトの冲方です。寒波が半端じゃない今週末、健やかにお過ごしでしょうか?
冲方は、年の暮れも〆切退治の、さして変わらぬ平常運転。
とはいえ、新たな年に向けて、気概と心構えをしっかり清新にし、一年の塵を心身から払い去りたいところ。
それでは2022年最後の日曜日、元気に参りましょう!
ホラー長編『骨灰』発売中!!
ありがたいことに『小学館WEBきらら』『ダ・ヴィンチ』『週刊ポスト』『読売新聞夕刊』『女性自身』にてインタビューをして頂きしました。
一部はすでに掲載、一部は年明けに掲載されるとのこと。
「ホラーは不安への抵抗力をつけてくれる」という冲方のスタンスについて丁寧に書いて下さって嬉しい限りです。
なかましんぶん最新号
— TSUTAYA 中万々店 (@TSUTAYA_MAMA) December 4, 2022
一面は冲方丁さん #骨灰 怖いですねえ恐ろしいですねえ。二面はスタッフおすすめと四コマ。三面はTSUTAYAオリジナル生活雑貨と映画とオーウェン先生英語パズルとしらきさん。四面はイベントカレンダー。新日グッズ販売、8(木)マスターワト選手がサイン会に!12月もどうぞよろしく pic.twitter.com/Dp0TEKPjSo
『なかましんぶん』にても大きく取り上げて頂いております!ありがとうございます!
冲方丁さんのメトロホラー『骨灰』の中吊り広告を発見! 渋谷の地下から迫る邪悪な怪異を描いた傑作です。
— KADOKAWA文芸編集部 (@kadokawashoseki) December 17, 2022
渋谷を通る路線のどこかで19日まで掲示されています!
見つけてみてください🔥🔥🔥 pic.twitter.com/SXSwW9mTFF
こちらの吊り広告も無事に掲出! シチュエーションぴったりの地下鉄で掲出して頂けて嬉しい!
『骨』で遊んでみた!!

画像編集アプリ『Meitu』のAI機能が面白いという噂を聞いて、サイン本に付記する『骨』印で遊んでみました。
『骨』が芽吹き、猫になり、そして良い感じにクリスマスっぽい「骨と雪の妖精」的な何かに大変身!!
可愛い!満足!
『ストーム・ブリング・ワールド』電子版出来!!
ゲーム「#カルドセプト」の世界観を基に、#冲方丁 さんが描いた大作ファンタジー『ストーム・ブリング・ワールド』の電子書籍版の配信が開始されました!
— 角川文庫編集部 (@KadokawaBunko) December 21, 2022
過去に書籍版を読んだ人もそうでない人も、是非この機会にお楽しみください!https://t.co/hbWN2tbiVK pic.twitter.com/SYjW1wivP8
こちら、12月16日にて配信を開始しております!
だいぶ昔に書かせて頂いた青春学園ファンタジー=ゲーム『カルドセプト』ノベライズ!
学園ものを、ほぼ書いてこなかった冲方ですが、こうして再発表されたものを改めて眺めるに、むしろ今だからこそ自分に書ける学園ものもあるのでは、などと思ったりも。
ゲームをご存じない方もぜひ本作を入り口に『カルドセプト』に興味を持って頂けましたら幸い!
今月の連載『マルドゥック・アノニマス』第四十五回!!

今回の『マルドゥック・アノニマス』冒頭は、ハンター陣営の大抗争から一転して、〈イースターズ・オフィス〉が登場。
バロット、ウフコック、イースターの『スクランブル』トリオが、刑務所という新たな舞台での駆け引きに臨みます。
この三人が、オープンカーに乗っているところがまた書けるのは素直に嬉しい!
来春には、文庫『マルドゥック・アノニマス』第8巻をお届けできるよう、鋭意執筆して参ります!
今月の連載『マイ・リトル・ジェダイ』最終回!!

『マイ・リトル・ジェダイ』は今話にて堂々完結!!
一年余にわたり連載して参りました、ハートフル・ゲーミング・ファミリー物語!
ノブとリンの父子が挑むバトルの結果はいかに!
こちらも来春の刊行を目指し、しっかりと改稿作業をして参ります!
丹精込めて書かせて頂きました、この「悪人のいない物語」で、ぜひ心温まるひとときを味わって頂けましたら幸い!
今月の連載『剣樹抄』第十八回!!

『剣樹抄』も今話にて、あらゆる因縁が決着!
光國の、了助の、鶴市の、氷ノ介の因果が交錯する一篇!
通常の枚数のほぼ倍近いボリュームを一挙掲載して下さった『オール讀物』さんに大感謝!
大トリとなる今話のゲストは、島原の乱の副将でありながら幕府と通じ、乱ゆいいつの生存者となった山田右衛門作。
数奇な運命に翻弄された人物に、了助は何を見るのか。
ぜひ光國と了助の因縁の行方、ぜひお見届け下さい!
『剣樹抄』NHK地上波再放送12月28日より!!
冲方さんの小説が原作のNHK時代劇「剣樹抄」の地上波再放送が決定しました!#山本耕史 さん演じる若き徳川光圀が無宿の孤児・了助と出会い、彼を隠密組織「拾人衆」に誘う――という痛快活劇です!(文春M)
— 冲方サミット (@ubukata_summit) November 9, 2022
NHK総合 12月28日より
毎週水曜日 午後3時10分~(全8回)https://t.co/JbyzZuXmxA
なんと!
今年末から、ドラマ『剣樹抄』の地上波再放送が開始!
錚々たるキャストによる、素晴らしい江戸諜報アクションをお楽しみに!
『蒼穹のファフナー Behind The Line』23年1月20日より上映!!
2023.01.20(金)
— 蒼穹のファフナー@BEHIND THE LINE💐 (@fafnerproject) September 23, 2022
劇場特別先行上映開始💎
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄#蒼穹のファフナー
BEHIND THE LINE
PV解禁‼️
▶︎https://t.co/nhz7UuRpSD
上映開始日までお楽しみに✨
📲公式サイトhttps://t.co/7Xxk9vqi1u#fafner pic.twitter.com/4t1BNIMAuD
気づけば、公開まで一ヶ月を切りました!
過去最高に平和なはずの『ファフナー』、ひと足お先に拝見しましたが圧倒的クォリティで、画面も何もかも、とてつもない密度の高さに驚嘆です。
大スクリーンで拝見できる日を、皆様と一緒に楽しみに待ちたいと思います!
コメント・トーク
いつも皆様のコメントありがとうございます!
だいぶ遡りつつ、さっそく拝見して参ります!
#日曜日のクルーメイト 最近この本の影響で簿記を勉強しています。これが知れば知るほど面白い概念ですね。例えば借金をしたら貸方(負債)に「借入金X円」と記載する一方、同時に、借方(資産)に「現金X円」と記載します。つまり借金をすればするほど資産が増えると。https://t.co/nHKp6iS9iy
— 森人 (@al4ou) December 4, 2022
森人さん、いつも新たな話題をありがとうございます!
年末になると避けては通れない話題の一つ、「確定申告の準備」に通じるレコメンドですね。
ヨーロッパでは大航海時代頃に、株投資の大失敗で自殺者が続出したことから、帳簿を義務づけるようになったのだとか。
借金を、負債ととらえるか、レバレッジ(てこ入れ)ととらえるかで、財産の築き方もだいぶ変わるもの。
冲方もせっせと帳簿作りに励み、混沌とする世の中に巻き込まれないよう、健全な財務に努めたいところ。
「あの日、明日を思って生きると決めた」
— シシオリシンシ (@chaoskipper11) December 9, 2022
『蒼穹のファフナーBEHIND THE LINE』のキービジュアルをプチブロックで再現しました。
喫茶楽園は聖地の写真をプリントして背景に。
公開日まで待ち遠しいので、こういうカタチで応援します!#蒼穹のファフナー#プチブロック#日曜日のクルーメイト pic.twitter.com/0dt3ss7n0Y
シシオリシンシさん、相変わらず、すごい!
いつも言っていることですが、誰が誰か、ぱっと見てわかるって、本当にすごいですね。アルヴィスの制服もバッチリ。
本当に喫茶店があるんですからビックリです。なかなかスケジュールが合わなくて足を運べていないのですが、一度当地に行ってみたいです。
丁度発売日に都会へ用事があったので「骨灰」をサイン本で買えました……!!💀
— まりんすのー びはいんど ざ らいん⚒ (@snow64GB11azure) December 10, 2022
今年最後に読む新刊はこれに決めました。
「ぜひ恐怖によって癒されますことを!」と仰られていたので、恐れながら楽しもうと思います💀#日曜日のクルーメイト pic.twitter.com/nYOsfdENQZ
まりんすのーさん、サイン本購入まことにありがとうございます!
当記事でもインタビューでも述べておりますが、漠然とした不安が積み重なる世にこそ、恐怖を体験することで免疫をつけるという、ホラーの効能が生きてくるはず!
余談ですが、もし日本が、オリンピックのインバウンド景気でウハウハだったら、『骨灰』は、むしろもっと陰惨無惨なものになっていたかもしれません。ホラーには「浮かれる人を冷静にさせる」という効能もあるのです。
しかし結果的に、このご時世のおかげというべきか、だいぶバランスの取れた一作になったのではと思っております!
ぜひ恐れることなく恐怖に打ち震えて頂けましたら幸い!
やっと届きました「骨灰」。ひらがなで「こっぱい」「こつばい」にすると途端に怖くなくなるのは日本語の妙。
— 今日こそ明日から(とんかつ) (@M39Wjg) December 16, 2022
遅くなりましたが「ばいばい、アース」アニメ化おめでとうございます🎉
写真は「骨灰敷き」……下らないギャグです#日曜日のクルーメイト pic.twitter.com/DTAq53HkPr
今日こそ明日から(とんかつ)さん、お手に取って頂けて嬉しい限り!
仰るとおり、タイトルは「いやな響き」があるものがいいよね、と当時の担当のSさんと話し合って決めました。Sさんも喜んでいることでしょう。
皿から灰がこぼれて引火しないよう、ご注意を!
『ばいばい、アース』のアニメの詳報も、届き次第、当記事にて取り上げたいと思います! ぜひお楽しみに!
#日曜日のクルーメイト 『骨灰』読みました。大変面白かったです。ホラーは苦手であまり多く観たり読んだりしてないのでロクなことは言えませんが、出てくる怪異に対して「怖い」と感じるのと同じくらい「この野っ郎……!」という、いまいましいというか、にくたらしく感じるという経験は初めてでした
— normal3 (@moderatdrei) December 20, 2022
normal3さん、ご購読ありがとうございます!
恐怖の対になる感情は怒りですから、どちらも刺激できたことは、書き手として大変嬉しい!
不安からくる恐怖を払おうとして自然とわいてくるのが怒りですが、どの感情も強力であるため、しばしば人を惑わせがち。
本作が、いずれも平穏に受け止められる一助になれましたら幸い!
今日は『蒼穹のファフナーHEAVEN AND EARTH』公開からちょうど12年の日になりました。
— シシオリシンシ (@chaoskipper11) December 24, 2022
ちょうど干支が一回りと考えると長い年月ですね。
当時私は大学生、上京し大阪に住んでまして、梅田のシネリーブルへ始発で観に行ったのを思い出します。
↓続きます#日曜日のクルーメイト #蒼穹のファフナー pic.twitter.com/BG8Nu91FER
シシオリシンシさん、長い応援ありがとうございます!
そう、思えばもう12年。
来主操って寅年だったのね、などと思いつつ、確かに公開がこの日でした。
『H&E』は、明らかにファンの声が開いた扉であり、『ファフナー』という作品のブレークスルーとなって、新たな展開の礎になったのだと思っております。
まさにシリーズのターニングポイントとなった作品に関われたこと、その機会をファンが作って下さったことには、言葉に尽くせぬ感謝を抱いております。
あとがき
今年の師走は、例年以上の〆切ラッシュでしたが、おかげさまで、ほぼ無事に乗りきりつつあり、こうして記事を書くことができております。
2022年の世は、ちょっと簡単には振り返りきれないほど、多くの出来事がありました。いわゆる「一字で表現する」ならば、真っ先に思いつくのは『騒』の一字。
他方で冲方個人としては、おおむね執筆目標を達成し、来たる23年への備えにも着手できるという大変恵まれた一年で、その点では『満』の年でした。
令和になってむしろ調和が寸断される世が続きましたが、23年こそは『和』へと向かう年になってほしいと願いつつ、個人としてはいっそうの『修』の一年にすべく、心身の『健』を第一にしたいと思います。
親愛なる読者諸氏におかれましても、どうか幸い多く健やかな新年を迎えられますことを。
たまの日曜日に出没する、読者諸氏のクルーメイト、冲方丁でした。