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日曜日のクルーメイト #0011 イッツ・マイ・タスク

グッッッモーニン!!! クルーメイト!!!

今回は「グッドモーニング・ベトナム」のノリです。

ロビン・ウィリアムズのキレキレっぷりに、ぞっこん惚れた作品でしたね。
懐かしや。
さあ、雄叫びとともに、今日という名の戦場に臨みましょう! などと日曜の昼に何と戦う気なのかという感じですが、『ツァラトゥストラはかく語りき』なみにエクスクラメーション多めの元気いっぱいで行ってみたいと思いますよ!!!!


問わず語りの、よもやま話!!

えー、最近ちょっと気になったのが、「さざ波」についてですかね。

ご存じの方も多いと思います。これ。
個人的には、この国の現状を誰がどう表現しようと、もともと自助あるのみの職業なので、気にしている暇もないというのが正直なところなのですが。
気になったのは、モノ・リアルと、ポリ・リアルの乖離ですかね。
すいません造語です。
モノ・リアルというのは、単一現実といいますか、自分が見ている現実がゆいいつのものだと信じる、生活態度のことです。
専門家というのは、モノ・リアルの人たちのことをいうのだろうと思います。冲方にとってのリアルは〆切で、それに悪影響を与えそうなものから徹底的に遠ざかる生活態度を心がけ、それ以外は無視しがちなのが最近の反省と悩みです。

対して、ポリ・リアルというのは、多体現実とでもいうんですかね。
これまでモノ・リアルが個人の常識だったわけですが、昨今、情報としての無数のモノ・リアルが集まると、じゃあどれが現実なんだと言いたくなるほど、現実が多体化する。
多面化するとか多極化するとかではなく、異なる現実が集まりすぎてジャミング状態(ぎっしり詰まって動かなくなる)になるんじゃないかと。

これが、今後、作品作りに大いに影響を与えることになるだろうと予想しているのですが、それがどんな影響なのか、まだわからない。
表現の世界でいえば、どこからどこまでが個人の表現といえるのか、より判別つかなくなっていく。
表現の土台となる現実認識が、今後どうなるかで、権利のあり方も、創作と呼べるものの範囲も、人間としての生き方も、変わっていくのではないか。
そういう意味で、まだ「さざ波」の何かが、やがて「津波」となって一挙に押し寄せて来るんじゃないかなあ、などと思った次第です。

あ、ちなみに東京五輪は「やる」だろう、と冲方は今も思っております。
その頃は、ニューヨークに観光に行ってワクチンを打ってもらうというのが、一部の人々の、夏の過ごし方になるんじゃないか、という考えがちらちらよぎってしまう昨今です。


クルーメイトのコメント・トーク

さて、ここからはクルーメイトのコメントをご紹介!
前回募集したお題は、「怖いもの」でした。
ホラー作品、恐怖体験、人から聞いた話など。
恐怖は万人が抱きうる強い感情の一つであり、全ての思考と行動にブレーキをかけてしまうもの。
そんな怖いもの見たさから、クルーメイトのコメントを紹介して参ります。

悪夢というスーパー大事なカテゴリーを忘れていました!!
大事!!ホラーで超絶大事なやつ!!
そしてカウント伯爵、僕も恐怖でした。
昔のセサミストリートの絵本って読んだことあります? 
背景真っ黒とか。子どもの頃はホラーそのもので、冲方もセサミストリートの悪夢を見たから、その恐怖はよくわかります。
加えてベルトコンベアーが登場するとは! もうね、ベルトコンベアーって人間に無力感を抱かせる光景ベスト5に入る何かですよホラー的に! 幼子にしては早熟なホラー感性の持ち主ですな。

この、「来た、見た、見直してみた」がね、ホラーの三段論法といいますか、「意識しない」「突如として意識させられる」「改めて意識し直す」が、ばっちり揃った恐怖体験ですね。
暗がりでこっち見てるお婆ちゃんが、後日、案山子になっているというのが秀逸ですね。こういうのたまらないですね。最高ですね。

物理的かつ社会的に怖いやつ。
やばいですね。つい『グラップラー刃牙』の絵柄で想像してしまいました。
その後、ワイワイが一転してお通夜になるさまが目に浮かびます。

バイオ7は、わざわざVRヘッドギア買ってやりましたよ!
最高に怖いんですが、汗かくわ、首痛いわ、蒸れるわ、煙草吸えないわ、酒飲めないわで、これぞというシーンしかVRに没入できていません。
「P.T.」ってもうダウンロード出来ないんですね~。やっとけばよかったなあ。そんな時間ないとか言い訳してちゃいけませんね。

ひゅう! 「足音」と「ため息」です。最高ですね。耳から入ってくる恐怖というのは、どうしようもない感が強まっていいです。いいのか。
小さいとき、2階に何を感じてたんでしょうね。暗いという認識がまたいいですね。いいのか。
そういえば、夜、誰もいないはずの階から誰かが階段を下りてくる足音がする、という話、けっこういろんな出版社の方々から聞きました。
特に、少年画報社とか富士見書房とか。
「お疲れ様でした!」と言って立ち去るのが一番良いのだとか。

ちなみに最近見た映画で斬新にキモくて良い感じだったのは、こちら。

もっとここは、こういうの欲しかったぞ、という点もありますが、なかなかの満足感でした。もっとこういう映画増えませんかね。

さあ、今週も、クルーメイトのコメントを募集いたします!
お題は、

飯テロ!

つい先日ですね。生まれて初めて「塊肉」というやつを焼きまして。
低温で長々と時間をかけて焼き上げたのが、こちらです。

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「上手に焼けました~!」とモンハンの例のフレーズがファンファーレのように脳内で鳴り響くほど、すごく美味しく焼けた! と小躍りしておりました。

そんなわけでクルーメイトたちの、「美味しく食べました!」的な飯テロを募集します!

#日曜日のクルーメイト

こちらのハッシュタグでツイートして頂くか、記事のコメント欄にてご応募下さい! 投稿お待ちしております!


スーパー冲方大戦Among Us 第7回

では、ここからはすっかり定番となったコーナー、スーパー冲方大戦をお送りいたします。

黒の勇姿が、まさか幽霊になってから見られるとは……。
そう。確かに、緑が孤立さえしていなければ被害の皮切りとならなかったのです。
緑という難物を拳で駆り立てるさまを、家電を叩くと表現するのが個人的にめちゃくちゃツボでした。
紫の闘志は負けじと発揮されるのか?

卒業したあとの彼女は、果たしてあのフレーズを今も口にしているのでしょうか。
2021年ミリオポリスはどうなっているのでしょう。

素の身体能力とか、素手の人とか、強すぎです。
半数以上が非武装で殺れる、スーパー・インポスター大戦になりそうです。
あと酒井様の刀の切れ味が鋭すぎです。

相変わらずの的確な記録! ありがとうございます!
これはいよいよ場が急展開しそうですよ。
舞台設定そのものがトリック公表済みという生き残りゲームの話を書く日が来るとは思いもよりませんでしたが、おかげさまで大変楽しませて頂いております。

さあ、目前の危機を迎えながら、船員たちは勝利の道を切り開けるのか? それともインポスターたちの暗躍に屈してしまうのか?
続きをお楽しみ下さい!

第7回

【カフェテリア=ウェポンルーム間 通路】

 サボタージュ発生 酸素枯渇

青 カフェテリアを出て早々か。このままでは全員窒息だ。
水 この先の、酸素室に行って直せばいいんだろ?
桃 よし。急いで神なる息吹の恵みを取り戻さねばな。
青 管理室でも同時に修理する必要があるが……、いや、保管庫のほうへ向かった四人が駆けつけるはずだ。僕たちは酸素室へ行こう。

【酸素室】
水 なんか、管理室で作業してるやつがいないみたいだけど。
桃 む? これは、誰も来ていないのでは?
青 しまった! 保管庫のドアを閉められたのか!?
水 どうする?
青 水色はそこにいろ。僕が管理室へ行く。
水 わかった。
桃 ふーむ。ここに三人とも来たのは、青の提案であったな。
青 くっ……間に合え……!

【管理室】
紫 さーあ、ご奉仕いたしますわーっ! サボタージュごときが、なんぼのもんですのーっ!!!

サボタージュ解除 酸素復旧。

白 《酸素室ではすでに作業がなされていたようですね》

【酸素室】
水 直った……。
橙 ああ、よかった。間に合わないかとひやひやしました。
黄 おや、水色の方だけですか?
水 青と桃色は管理室のほうに行ったけど。橙色と黄色だけなのか? あと……えっと、白と紫がいたんじゃ……。
黄 確実に危機を脱するため、あえて二手に分かれました。さて、いかがしましょう。今後、この三人で行動しますか?
橙 えーと。私はタスクをするため、電気室のほうへ戻らねばならないのですが。
黄 おっと。私は管理室で、データのダウンロードとやらをしなければならないようで。
水 おれはこの辺りでタスクってやつをやりながら青と桃色が戻るのを待つよ。
黄 ふうむ。ではここは思い切って三人とも別行動とし、タスクの進捗に貢献するのはいかがですかな?
水 ああ、そうする。
橙 うう……一人になるのは不安ですが、きっとすぐ他の方々と合流できるでしょうから、そういたします。

【管理室】
白 《修復は無事に終わりました》
紫 ふう……ギリギリでしたわね。
青 よかった。間に合ったか……。
紫 あら、青さん。それと、桃色さん。
青 なに? 桃色だと? なぜついてきた?
桃 ふと、青がわざと我々を誘導したやもしれぬと思ったのだ。
青 サボタージュを成功させるためにか? やれやれ、疑われたものだ。
桃 こうして紫と青が一緒にいるところを見ると余計に怪しいぞ。
紫 あたくしは今しがたサボタージュを解除したところですわ! あなたこそタスクを完了させる気はありますの!?
桃 うむ。ちょうどこの部屋でやるべき務めがあるようだ。そこをどいてくれぬか。
白 《トータルのタスク完了度が進行しています》
紫 本当に桃色さんがタスクをしているかわかりませんわ。ふりをしているだけかも。他の方々だってタスクをされているのですから。
青 互いへの疑心暗鬼は厄介だな。ウェポンルームのように、船員であることが一見してわかるタスクをしてみせるべきか……。ん……待てよ。タスク……? はっ……。まさか……。
白 《どうしましたか?》
青 今すぐカフェテリアへ戻る。
桃 なんのために?
青 緊急会議を招集する。インポスターに、やっと見当がついた。

サボタージュ発生 カフェテリアのドアが閉じた

青 くっ……。なんというタイミングだ。
桃 む? 青の自作自演か?
青 当然のように失礼なことを口にするな。仕方ない、ドアが開くまで待とう。

サボタージュ発生 停電

白 《危険です。こちらの視界を奪った上で、待ち伏せしているかもしれません》
青 仕方ない……。電気室へ行って修理する。
紫 では、あたくしはここにいて各部屋の人数を監視し、ドアが開き次第、緊急会議ボタンを押します。
青 よし、そうしてくれ。桃色と白はどうする?
白 《暗がりを少人数で移動するのは危険です。私と桃色と青で電気室へ向かうのはいかがですか?》
桃 うむ。青の監視にもなるしな。
青 好きなだけそうしろ。では行くぞ。

【管理室】
紫 白さん、青さん、桃色さんが、無事に電気室へ向かっていますわね。酸素ルームにいた三人のうち二人が出て……ウェポン・ルーム、シールド・ルームに一人ずつ現れましたわ。これは……三人が別行動をしているのですわね。

サボタージュ解除 カフェテリアのドアが開いた

サボタージュ解除 電力が復旧した

紫 明るくなりましたわ! 急いでカフェテリアへ行きますわよ!


【電気室】
青 電力を復旧したが、会議が開催されないぞ……?
白 《カフェテリアのドアはすでに開いているはずです》
桃 やはり、紫は害意を抱く者だったか……あるいは、殺されたか。
橙 ああ、よかった! 人がいた! あれ……紫の方は? あと水色が、青と桃色が来るのを待つとおっしゃってましたが……。
青 カフェテリアのドアが閉じられたんだ。途中で管理室にいる紫を見なかったか?
橙 いいえ……時計回りに来たので、管理室には立ち寄っておらず……。

 サボタージュ発生 原子炉

橙 ああっ、これは前にも起こった……!
桃 うーむ。のんびりしていると、次々にこうしたことが起こるようだ。
青 緊急会議さえ招集できればサボタージュは中断される。原子炉へ行くか、カフェテリアへ行くか……。いや、そもそも電気室という、ちょうど中間地点におびき出すための停電だったか。
桃 それは青の罪の告白か?
青 どう解釈したら、そう聞こえるんだ。
白 《私が紫を探しながらカフェテリアに向かいます。もし途中で紫の遺体を見つければ、ドアを閉められても、その場で緊急会議を招集することができます》
桃 ふむ。青と紫が協力し合っている可能性もあるのではなかったか? 私や橙が殺されるのではないか?
白 《そうなった場合、害意を抱く者が速やかに判明するでしょう》
桃 なるほど。これまた尊き犠牲というわけだな。青よ、いつ私と橙を殺してもいいぞ。
橙 えええ?。
青 いちいち人聞きの悪いことをいうな。さあ、時間がない。行こう。

サボタージュ発生 電気室のドアが閉じた

橙 ああっ、白だけ閉じ込められました!
青 これは……一人でできることじゃない。害意を抱く二人が巧みに連携しているんだ。
桃 青と紫というわけか。
青 そうでない可能性もあるだろう。原子炉へ急ぐぞ。ドアが開けば、白はカフェテリアへ向かってくれる。

原子炉が復旧された

【原子炉】
青 結局、会議の招集はなしか……。白もやられたか、足止めされたか、それとも彼女が害意を抱く者か……。こうまで可能性ばかり増えるとはな。
橙 カフェテリアに向かいますか?
桃 途中で医務室とやらで最後のタスクがあるが、急ぐのであれば、やめておこう。
青 いや、やってくれ。
桃 ほう? なぜだ? 私を一人にして殺す気か?
青 そうじゃない。医務室でのタスクは最も時間がかかるが、その間に会議を招集すれば、時間短縮になる。上手く行けばタスク遂行で勝てるということだ。
桃 なるほど。ではそうしてやろう。
青 よし。急いでカフェテリアに戻り、緊急会議を招集する。

【医務室】
桃 ふむ。私はここで何をするのだ? これは……私のギリシャ的な肉体美を測る機械か?

【カフェテリア】
青 よし、緊急会議ボタンを押すぞ。

 青が緊急会議を招集した

 青、白、水、橙、黄色が集った

 紫が死んでいる
 桃色が死んでいる

青 紫と、桃色だとっ!?
橙 こ、こ、これは……? も、桃色とは、今の今まで一緒に……。
黄 あの暗がりの中で始末されたのでしょうか?
水 さっきまで一緒ってことは、灯りがついたあとだろ?
白 《残り五人です。一人でも間違えて追放すれば、インポスターが勝つことになります》
青 くっ……ここまで追い詰められるとはな。まず、白と黄色が何をしていたか知りたい。僕と桃色と橙色は、原子炉の復旧に向かい、ここに来た。
橙 黄色は、管理室に行ったのでは……。
黄 私めは、カフェテリアのドアは塞がれ、灯りは消え、大人しくしてやり過ごしていたら、またもや危機が訪れましたので、原子炉へ向かいました。しかしすでに青と桃色と橙色が復旧中とわかりましたので、セキュリティ・ルームで怪しい者がいないか見ていたのです。
青 また監視か。なぜ僕たちに一声かけない。しかも黄色の記憶は、どうにも疑わしい……。白は?
白 《電気室のドアが開いたあと、保管室でまた閉じ込められました。足止めされたあと、管理室へ辿り着いたとたん、会議に招集されました》
青 紫の遺体は見たのか?
白 《はい。あと数秒あれば、私が、紫の遺体発見による会議の招集をしていました》
橙 ああ、なんということだ……。この五人のうち二人も害意を抱く者がいるなんて……。
白 《ですが青には、見当がついているのですね?》
橙 見当?
青 ああ……特に一人は確信に近い。これほどまでに妨害を重ねられたのは、相手もバレる前に勝負をつけようと急いだからだろう。
黄 それで、どなたが害意を抱く者だと?
青 はっきり言おう。水色と、黄色だ
水 ……え、おれ? 
黄 やれやれ、またもや疑われてしまいましたか。理由をお聞かせ願えますか?
青 緑を最もたやすく殺害できたのは、黄色だ。
黄 しかし、ゆいいつ殺せたというわけではない。
青 そこは認めよう。もう一人に比べれば、確信は弱いとな。
水 あの……青は、なんで、おれだって決めるんだ?
白 《私もわかりません。水色を疑う理由を聞かせて下さい》
橙 水色が、黄色と協力して、緑を殺害した証拠があると?
青 残念ながら、証拠はない。だが、こいつとの、過去の会話を思い出せば、なぜ疑うべきかわかるはずだ。

【回想】
第2回
水 水色って、おれのことか? えっと、カフェテリアでみんなの飯でも作ってるよ。
青 そんなタスクはないぞ。
水 そうなのか? じゃあ適当についていって手伝えばいいのか?
青 お前のタスクをしろと言っているんだ。

第3回
紫 はい、その通りですわ。水色さんは原子炉の異常アラートを聞きつけて駆けてゆきました。
水 ああ……タスクってやつをやるために。
青 非常事態にしかタスクがないと思っているのかお前は。

第4回
水 このベントってやつで移動できるんじゃないのか?

水 ベントと通路を使って走れば監視カメラに移らないし。

第5回
水 あんまり意味ないんじゃないか、それ。
黒 なんでだよ。つーか、お前だって疑われてんだぞ! 一緒に来いよ!
水 だって、通路じゃなくても移動できるんだろ。歩いたって何もわからないんじゃないか。
橙 あ……歩測を厳密に行ってみれば……。

水 あ、おれも追放とかしてもらって構わないけど。

第6回
水 おれと白と、お前たち二人、順番に追放すればいいんじゃないか?
青 四人とも無実かもしれないんだぞ。そんなに追放されたいのか。
水 それもタスクじゃないのか?

水 えっと……通信室と酸素室と電気室と原子炉かな。
青 全然消化してないじゃないか。よし、僕は時計回りに動くから、お前は僕と来い。


【カフェテリア】
青 こいつはタスクというものをろくに理解していない。にもかかわらず、非常事態のタスクはこなす。さらに、インポスターだけが使えるベントについてはよく知っている。また、追放されることがタスクだという発想は、積極的な自己犠牲に見えて、それ以外に船員のプラスになるすべがないという自己否定ではないのか?
白 《タスクに詳しくないというのであれば桃色や橙色も当初はそうでしたが》
橙 はい。だんだんと何をすればいいかわかってきました。水色も同じなのでは?
黄 水色がタスクについて理解していないことが害意ある証拠だと主張されているようですが、しかし彼は、自分のタスクが存在する部屋を知っているようですが。
青 水色。お前のタスクについてもう一度、教えてくれ。
水 えっと、通信室と、酸素室と、電気室と、原子炉。
青 それら四つの部屋に共通するものが、一つある。
橙 共通……。
白 《……確かに》
黄 ははあ……そうきましたか。
水 一つって……。何が、そうなんだ?
青 四つ全て、サボタージュが発生する部屋だということだ。お前はサボタージュを発生させ、復旧タスクを行い、ベントを移動し、そして船員を殺害したか、殺害に加担した。そうではないというなら反論してみろ。
水 え……。それは……。えっと、おれは……、タスクをしただけだ。
青 お前にとってのタスクをな
水 まあ……、そうだけど。
橙 あのう……そろそろ時間が迫っております。
黄 じきに投票のとき。さてさて……、どうしたものか。
白 《もし間違えれば、船員が敗北します》
青 僕は、自分の確信が誤っていると思えない。反論はないのか、水色。
水 お前が思うなら、それでいい。
青 馬鹿。お前が会議を延長すると主張する手もあるんだぞ。
橙 これほど一切反論がないとは……、罪を認めているようにも見えますが……。
白 《移動経路をはっきり解明するまで投票を待つべきかもしれません》
黄 ふうむ……しかし、解明できるという保証もなければ、このあとすぐさま一人でも殺害されれば、その時点で我々の負けになりますな。
青 水色、本当に何も反論しない気か。
水 おれには、どうしたら上手く言い返せるかわからないし。これ以上、変なことを喋るのもよくないと思うから。
青 いいんだな?
水 ああ。お前に疑われたら、どうしようもないし。あとは、もう一人に任せるよ。


 水色に、青、白、黄、橙が投票した。
 水色は追放された。

 水色はインポスターだった。

 続く


 一気に三人が退場のスーパー冲方大戦Among Us! これが、いわゆる、たたみにきた、というやつですね!
 残り四人!
 いったい誰がインポスターなのか?
 
 今回も、クルーメイトの予想コメントを、お待ちしております!
 また、ツイッターでクルーメイトによる投票を予定しておりますので、ぜひインポスターを当ててみて下さい!

 では続きをお楽しみに!!

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