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日曜日のクルーメイト#0037 竜宮島のふるさと納税

ハロー、クルーメイト! いかがお過ごしでしょうか。
冲方は先日、竜宮島からどっさりお届け物がありましたので、のちほど代々の家宝であるサイン色紙などとともに大公開したいと思います。

さて、9月からの宣伝ラッシュも、いよいよ大トリに。
さっそくご紹介して参ります。

文庫版『破蕾』 11月16日発売!

新名義による『破蕾』文庫版の発売!
表紙に「雲居るい(冲方丁)」と表記されるかと思いきや、ここはしっかり別名義でやって下さいました。

表紙は、ハードカバー版でも筆を振るって下さった山科理絵さん。
ぜひ繊細かつ艶やかな素晴らしい一幅のカバー、ぜひお手に取ってお楽しみ下さい。

新名義の選考の過程なども、そのうち当記事にてご紹介したいと思っております!

文庫版『麒麟児』 11月20日発売!

出版ラッシュの大トリとなります文庫版『麒麟児』
勝海舟と西郷隆盛、二人の麒麟児の物語。

大迫力のカバー絵を描いて下さったのは遠藤拓人さん。
実は、オール讀物で『剣樹抄』の連載の挿絵も描いて下さっているんです。

無血開城がなされねば江戸は灰燼に帰す。その緊迫感が伝わってくるようなカバー、ぜひお手に取って御覧下さい!

9月以降の刊行・公開・連載まとめ!

今秋の刊行等をまとめました!
関係者の尽力により、なんとも豊作の秋となりました。
毎日のように何かの見本やカバーゲラが届くのを楽しむ日々も、これにて一段落。
今後は次の豊作に向けて、せっせと連載および諸企画を進めて参ります!

 【小説】
月と日の后』ハードカバー

剣樹抄』文庫版 第1巻

剣樹抄 不動智の章』ハードカバー(第2巻)

 【コミック】
コミック『ばいばい、アース』第3巻

コミック『蒼穹のファフナー』第9巻 

 【アニメ】
蒼穹のファフナーThe Beyond』最終章 劇場公開中

 【ドラマ】
剣樹抄 光圀公と俺』 NHKBSにて毎週金曜放送


 【連載】
SFマガジン 早川書房 マルドゥック・アノニマス

オール讀物 文藝春秋 剣樹抄』 

別冊文藝春秋 文藝春秋 マイ・リトル・ジェダイ

野性時代 KADOKAWA 『骨灰

『蒼穹のファフナー』曲の人気投票

ファフナー主題歌やエンディングの人気投票が行われていると聞いて、興味津々で覗いてみました。それにしても多い! もはや歴史です。

どの曲も大好きですが、個人的に思い出深いのは『Shangri-la』と『蒼穹』、そして『FLY ME TO THE SKY』。
とりわけ『FLY ME TO THE SKY』は、小説版のタイトルに歌詞を引用させてもらっていて、いまでも小説版を手に取ると、曲がよみがえります。

投票の結果が楽しみ!


「竜宮島のふるさと納税みたいなのを送ります」

というわけで。
『蒼穹のファフナーThe Beyond』最終章の公開ののち、能戸総監督から、上記のメールが。
なんだろうと楽しみしておりましたところ、まさに17年分のふるさと納税がいっぺんに届いたかのような驚きのファフナー詰め合わせが到来。

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箱がでかい! 宅急便の方が「重いですよ」と言っておりましたが、本当に重かった!

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開くと、ぎっしりと隙間もないほど詰め込まれた、大判小判のごときグッズが溢れ出します。
なんかタイムカプセルというか玉手箱というか、感慨深い。そして多い。


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綺麗に並べて撮ろうとしましたが、とても画面に収まりません。
これまでのグッズの中でも「割と実用的なものだけ」送って頂いたそうですが、こんなに出てたんですか、ファフナーグッズ。

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シャツだけでもめちゃめちゃあります。しばらく着る物に困りません。

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ここで一句、みたいなノリの総士語録。
馬鹿でかい七夕の短冊みたいです。

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香水! すごいですね。キャラクターをイメージした香りなんですね。
最近、マスクにアロマつけるのが自分的に流行してるのですが、日替わりで試してみたいと思います。

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喫茶楽園セット。シチュー皿は普通に嬉しい! あと結晶つきマドラー、ちょうどなかったので助かります!
グラスの底に、「そこにいますか」と書かれています。底だけにな、と思ったのは冲方だけではないはず。
湯飲みには「史彦」の署名も。

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文具屋さんが開けるんじゃないかというほどのモリモリ文具セット。
しばらく付箋に困りません。テープ切り、眼鏡カバー、キーホルダーなど、よく思いつくものだと感心。

そしてトリオぬいぐるみが三種類。かわいい! ずっと前にファンの方から頂いた人形と並べたいと思います。

ついにフェストゥムになる日が来ました。

スフィンクス型を背負って近所に出没したいと思います。
あなたはそこにいますか?

品々を手に取りながら、まさに玉手箱に、思い出がよみがえります。
懐かしくなって、大事にしまっていたサイン色紙を広げたくなりました。


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カノンは打ち上げの席で、平井さんに描いて頂いたもの。
史彦は羽原さんです。

そして右にいる御方。


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懐かしいーー!! 大活躍の松本まりかさん。無印ファフナーの打ち上げの席で頂いたサイン入りプロマイドが出てきました! 
よくまあ十七年もちゃんと保管していたな自分、偉い。

本当に長い間、遠見真矢を演じきって下さったことに感謝!

さて。
たまにはこうして思い出の品を取り出して眺めるのも良いもの。
当時、右も左もわからない20代半ばの自分が、ファフナーの現場で、どれほど学ばせて頂いたことか。
そのとき得た礎のおかげで、今も学び続けることができている。
そのことに感謝です。

竜宮島にいた全ての人々の記憶が、皆様の中にも末永く残されることを願ってやみません。

コメント・トーク

今週は〆切の都合で、この記事を金曜日に書いておりますため、フォローできていないコメントにつきましては、来週取り上げさせて頂きます!

ではさっそく参りましょう。

森人さんからのコメントです!

そう、了助役の黒川想矢くん、目力が抜群です。野性味のある表情や身振りが個人的にものすごくしっくりきます。
中井貴一さんは『天地明察』で光國役を演じて下さってましたね。
冲方の頭の中で、若光國は今やすっかり山本耕史さんになっております。
泰姫のはんなりした感じがすごく良いんですよ。
個人的には原作にある、泰姫と両火房の対面が、ドラマでも描かれると良いなあと期待しています。

こちらも森人さんから!

そうして人は巡り会い続けるのですね……何度でも。

新条拓那さんからのコメントです!

なんと! これはすごい。
当時の天皇家は、しょっちゅう焼け出されていたものの、実際に最も多くの時間「居た」はずの場所ですからね。
これはいずれ取材に行かねばなりません。


normal3さんからのコメントです!

冲方も映像を見て、やっと帰って来きたとしみじみしました。
「初めて見る場所」のように思われたというのは面白いですね。確かに、長いときを経て、新たな何かが始まる場所でもあります。

何が始まるか……複雑な感情とともに、ぜひいろいろと想像して頂ければと思います。

こちらも再びnormal3さんから!

ファフナーも剣樹抄も御覧下さってありがとうございます。
そうそう、冲方もそこ笑いました。「このお方を~」という有名なフレーズをさりげなく持って来るところが、大変楽しい。
「水戸黄門の若い頃」を巧みに演出されていて、時代劇に疎い冲方からすると、おお、そうやるのか、と勉強になります。

ぜひ最後までお楽しみ下さい!

あとがき

季節も移ろい、過ぎた年月に思いを馳せつつ、今も目の前に〆切があることがありがたく、嬉しい。

下手にお休み期間をもうけていたら、「ああ、終わった……」と虚脱してしまっていたかもしれません。
常に次の〆切に備えつつ、今後とも未知の何かに向かって、じっくりどっしり邁進して参りたいと思います。

今週末はいよいよ冬が来るのでしょうか。
皆様におかれましては、どうか暖かな日曜日をお送り下さい!
冲方丁でした。







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