宇野 みつ

関東在住。脳内を言語化したく、2019年10月よりnoteをはじめました。エッセイ。 twitter、facebookのアカウントは持っていません。現在、声帯リハビリ中。機能性発声障害に近いです。

宇野 みつ

関東在住。脳内を言語化したく、2019年10月よりnoteをはじめました。エッセイ。 twitter、facebookのアカウントは持っていません。現在、声帯リハビリ中。機能性発声障害に近いです。

マガジン

  • あのひとへの手紙

    人生に彩りをくれた方々へ向けた手紙です。

  • ある日、声が出なくなった私の話

    2019年7月10日、声が出なくなりました。 それに合わせた日記・記録のような言葉たちです。

最近の記事

親愛なるヴァイオレット・エヴァーガーデン様

※以下、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、購入したパンフレット、舞台挨拶2回目の内容が含まれます。 ※2020年9月20日現在、2回鑑賞した感想をまとめたものです。今後、追記する可能性もあります。 まずは関係者の皆様へ、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を私たちに届けてくださって本当にありがとうございます。 私が初日に鑑賞した回はエンドロールが終わり劇場の明かりがついたら、自然と拍手が生まれていました。その場に立ち会えたこと、嬉しく思います。 他の

    • 竹本くん、お元気ですか

      竹本くん、お元気ですか。 浜田山美術大学を卒業し盛岡へ行ってから、その後も日本中をたくさん巡っているんでしょうか。 器用でやさしいその手で、やさしいモノづくりを今も続けているんでしょうか。 竹本くんにお礼を伝えたく、こうして筆をとっています。 竹本くんがまだ学生の頃、自転車で稚内へ行っていましたよね。 その姿は当時10代の私にとってとても強烈で、勇敢で、ずっとずっと心の中に残っていました。 それからしばらくして20代前半、学校を卒業した私は入社した会社で【パワハラ・セクハ

      • 声が出なくなってから、1年経とうとしているね

        声が通常通りに出なくなってから、1年が過ぎようとしている。 あの日は7月10日で、納豆好きの私は語呂合わせもあり、明確に覚えている。 元々風邪をひくと喉の症状が悪化するため、今回も同じようにすぐに治ると思っていた。 それがどうしたことか、声帯炎・逆流性食道炎・気管支炎、過緊張の体質、機能性発性障害という診断結果、認知行動療法という心理療法の受診という、今までの人生観が変わる日々を過ごしている。 2020年のコロナ禍も含め、きっと人生観や価値観、自分の軸について考える人も増

        • 退職、コロナ禍のはじまり、そして今もなお声が戻っていない私の話。

          2020年3月末、勤めていた会社を辞めた。 体が限界だったのが1番の理由と同時に、同じくらいの熱量で、日々の業務へ殺意に近いものしか抱けなくなっていた。 業務のなかには接客も含まれていた。 私は、接客が好きだ。 人生で初めてのアルバイトは高校二年生のとき。 「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」という何気ない一言をはじめ、対面してお客様と話すことがとても楽しかった。その後も飲食や小売を中心に働き、私は接客・販売が得意だと自負していた。 常連のお客様もいらっしゃった

        マガジン

        • あのひとへの手紙
          2本
        • ある日、声が出なくなった私の話
          8本

        記事

          2020年という節目へ

          声が出なくなって早7ヶ月。 ささやき声・小さな声は出ます。 ただ大きな声は出せないので、仕事中に遠くの人へコミュニケーションをとることが出来ず、いっそことベルや笛でも持ち歩こうかとも考えています。 接客業も含む仕事をしているため、来店されるお客様と会話をするときもあります。 私のこと気遣ってくれてすぐに変わってくれるスタッフもいれば、電話をそのまま頼まれ続行されることもしばしば。 私としては正直、私が表に立ってお客様から「お前じゃ何を言ってるのか聞こえない」と言われてク

          2020年という節目へ

          喪中

          2019年7月以降、声帯炎・逆流性食道炎・気管支炎・機能性発声障害と立て続けに診断され、いまの仕事を辞めようと決意していたなか(前回のnote参照)、長年入院していた身内が亡くなりました。 覚悟を持っていたはずが、冷たい皮膚に触れたあの日から現実感は増し、じわじわと心に悲しさが積もっています。 もっと何かしてあげられたんじゃないか。 そんな、いわゆるタラレバばかりが浮かんでは消えていきます。 個人的な事情として声が出ないなか、なんとか通夜・告別式では絞り出せたと思ってい

          未だ声の出ない私の前に、「仕事を辞めよう」いう直感が降ってきた日

          仕事、辞めようと思います。 いろいろあって。 というと話が終わるので、 この感情を言語化したくnoteを開きました。 直感は、11/17 12:35頃に降ってきました。 笑うでもなく唆すでもなく、 悪巧みでもなく悪徳商法じみてもいなく、 ただ自然に、私の前にあらわれました。 それまでも、指先とか、掌とか、 足先とか膝下とか後頭部とか。 たくさんの場面でチラ見せしてきたとは 思っているんです。 けど決して、無理矢理 私の手や腕を引っ張るではなく、 今回ごく自然に、息を

          未だ声の出ない私の前に、「仕事を辞めよう」いう直感が降ってきた日

          声のリハビリはじめます

          人生初めて、リハビリをすることになりました。 声が正常に出なくなってから早数ヶ月。 フォームが崩れている、と言われてから二週間強。 今回の診察でもフォームが崩れていることが決定的だそうで、やはりリハビリをしましょうということになりました。 私自身、「リハビリ」という言葉に馴染みがなく、脳内にハテナマークが無数に浮かび上がっています。 正直いまも変わっていません。 言語聴覚士さんによると私は過緊張による喉頭への負担が大きく、筋肉痛にもなっていると… ここ数日、喉や口の

          声のリハビリはじめます

          声が出なくなって知ったこと

          2019年7月上旬以降、声が出なくなってから、気付いたことがある。 日常生活を送っている私たちは、あまりにもたくさんの情報を耳にし、そして無意識に言葉を発している。 コンビニに行ってもスーパーに行っても、「温めますか?」「お箸は入りますか?」等に答えを出さなければならない。 最近は無人レジもあるが、セルフレジとて金銭のやり取りの前に人間を介する。 現状の私は日常的に音楽を聴いているため、まず片方のイヤホンを外し、髪の毛を(個人的には大袈裟に)耳にかける。 店員さんの目

          声が出なくなって知ったこと

          ある日、声が出なくなった私の話(2019)

          これは、2019年10月16日現在、未だに声が上手く発声出来ない私の備忘録である。 診断名は、声帯炎・気管支炎・逆流性食道炎。 現状、咽頭癌やポリープ、心因性失声症とは言われていません。 忘れもしない7月10日(納豆の日:私は納豆が好きである)、目が覚めると、尋常じゃない痛みが喉に集中していた。 その日は仕事が休みで、久々に学生時代の友人と会う約束もしていた。 だが、横になっていても体を起こしてみても、喉元に手を当ててみても、どうしたって喉が痛い。そして、声が出ない。

          ある日、声が出なくなった私の話(2019)