異路同帰食材 第五の残
始めるにある冬の事は今日追加した歌詞です。想いが溢れました。
淋しいくらいに澄んでる空気
僕は堪らなく冬が好きだ
まるで帷が降りたかのように
空気中に冷気が漂う
冬でしか味わえない
一日中澄んでいる空気
異世界にでも来たかのようだ
窮屈な世界に救世主が降りた様に
喧嘩している集団を
降りてくるだけで冷めつかせる様に
堪らないぐらい大好きだ
特に朝の澄み具合は堪らない
朝学校に行く時の気だるさのつまみにぴったりじゃないか
夜は夜で澄んでいるが
夜の空の色はとても澄んでいる淡い色には見えないのだ
淡さの先の色である夜
淡い色は儚さを感じるのだ
3年前程から年毎に感性が変わっているので、
過去の景色と感覚を思い出して儚さを感じて酔っている。
一時的な季節事もであり僕は
さらに儚さを感じているのだろう
お年頃なんて言葉は
きっと使い古されているとだろう
世間的に大人と呼ばれる猿が
見下す為に使っている様にしか
僕には見えない
経験したからこそ語れる苦労を
まるで境界線を引く様に語る
どちらも
ただ優越感に浸りたいが為に
散々猿と吐いているが
慣れていない性なのか知らないが
未だ魂単体で生きることは出来ない
故に僕は適当という名の
猿になる時間が必要な時がある
人間存在はもしかすると
ほとんどがつまらないのかも
しれない
顕微鏡を使いながら
思い通りにいかない時は
度を変えて試行錯誤
時には顕微鏡を使う自分を
見れるように度を変えてみる
僕はもしかすると
というか誰もがもしかすると
哲学染みた事を
考えれるのかもしれない
ただ感情が邪魔して
到着するまでの体力が
足りてないだけかもしれない
走ることは出来ても
それを続けるのが難しいのだろう
思考の方向音痴
僕に向けられた誰かの温かみは全て
実は僕に向けられていない
相手の頭の中にある僕に向けているのであって
僕の頭の中の僕には届いていない
誰だってそうさ君だってそうさ
都合よく解釈してるだけで
実は一方通行なんだ
お互いに造花と気付かず花を渡し合っている
こうして僕は真実という名の深淵に
身を落としていくのだろう
人間存在は皆溜問(りゅうもん)を持つ
溜息が出る程通れる気のしない細い道の
疑問に失礼なものを溜め込んでいる
地下で言葉を交わす度に僕は孤独という檻に
閉じ込められてることを再確認する
心の財産と言えば聞こえはいいが
見方を変えるだけで檻の財産が
言葉に欲深い孤独の象徴にもなり得る
その財産の使い道がこうして
今ここに描くことなのだ