育児の重要工程「授乳」をPdMっぽく分類・フローチャートに落としてみた
育児あるあるの「授乳」ですが、完母(完全母乳)~完ミ(完全ミルク)まで各種グラデーションがありすぎて、あんまり図式化されていないということに気づきました。
我が家では夫婦ともプロジェクトマネジメント・企画を生業としている(私=妻はwebサービス・アプリよろず屋、夫はゲーム)ので、育児していると、つい要素分解したくなっちゃうんです……というわけでやってみました。
ぶっちゃけ育児って「私がPdMに任命されたプロジェクト」に置き換えても意味が通るので、個別事象については職業病丸出しにした方がより伝わりやすくなるのではないかなと思っています。
STEP1:授乳方法を比較してみた
上記表では実際に私が試した
直接母乳(直母)
搾乳
液体ミルク
粉ミルク
について比較しています。
比較表の色付けは「緑=good」「ピンク=bad」みたいな意味合いです。黄色はニュートラル。
色付けすると結構くっきりするのですが、各授乳方法単体で「最も優秀」という方法は実はありません。どれも一長一短あります。
そういうわけで、単体の授乳方法だけが採用されることは稀で、
母親の体質
母親のライフスタイル・意向
経済状況
夫・家族の協力度合い
を考慮しながらどの方法を使うか?を都度選んでいく必要があります。わーなんかプロマネ感出てきましたね。
STEP2:私(とうせ)の授乳方法の意思決定フローを可視化した
これを踏まえて、私自身がどういうフローで毎回の授乳方法を決定しているかをフローチャートに落とし込んでみます。
……なんか「ウッ」っとなる感じになりましたねw
というのも、基本的に私自身は
人に振れることはどんどん振りたい=搾乳でもミルクでも何でも使いたい
しかし母乳育児のメリット(痩せる・荷物が少なくて済む・楽)はガンガン使いたい=できる限り母乳量は維持したい
一方、当初母乳にこだわりすぎて子の体重増加がいまいちだったので体重をしっかり増やしたい=足りない分はミルクも飲ませたい
という考え方なので、意思決定フローが煩雑な感じになりますw
ただし、母乳・ミルク比率判定は子の反応をみて感覚で調整しています。入院時に母乳量計測のためにベビースケール載せて計測とかやりましたけど、あれ生真面目にやってたら絶対病むよ……?
個人的な結論:母乳育児やるなら意思決定からは逃げられない。だから、意思決定減らすための完ミもいいんじゃない?
フローチャートでも「担当変更(基本は私→振れる部分は夫)」を明示した通り、育児ではどこかに必ず「母親が最終責任者」という領域が残ることを痛感しています。
育児に伴う多くの作業(おむつ替え・沐浴・ミルクづくり・授乳に伴う洗い物etc.)や家事は夫とぬるりと分担できて、お互いにPDCA回しあえても、授乳については例外なんですよね。
というのも、母乳は母親からしか出ないので、母乳による授乳を選ぶ以上はどうしても「生き物としての母親の感覚」は完全に排除できません。でもそれは夫に無言で伝わるものではありません。その感覚を夫にちゃんと伝えないと、日々の授乳が回らないんですよね。
授乳に関しては、母親としての感覚を言語化して、必要に応じて夫に都度伝えたうえでの阿吽の呼吸、っていうイメージでいます。
生き物としても、出産後の細切れ睡眠に耐えられるように妊娠時から細切れ睡眠になっていったりしますし(普通に深夜・早朝に1回ずつ目覚めていた)、日々の深夜対応も子が本格的に泣く前に目覚めて、「この泣きレベルなら1時間は余裕あるから搾乳行けるか……」とか考えたりとか普通にしますしね。
まぁ、職業自体が「責任を負う」ことなので、私自身はこういうのは慣れっこですが、意思決定はトレーニングが要るので慣れるには場数もいるので、やっぱり大変ですよね……!でも子の責任者は親だけなので乗り越えていきましょう……!