「調べてみました!」の利用者層とは?診断メーカーで自動作成して調べてみました!
よく来たな。お望月さんだよ。
私はほとんど遭遇したことがないんですけど、世の中には「調べてみました!」系のお調べBLOGが流行しているそうです。
特徴はこんな感じ。
・流行オブジェクトや有名人物についてのゴシップを交えた情報を収集、公開だといわれています!
・内容はウイキペディアの引き写しだそうです!
・フレンドリーな文章でおなじみですね!
・「調べてみました!」で始まり「いかがでしたか?」で終わるそうです!
・インターネットに載っていない情報は憶測を書くとありました!
・きっと分からない部分はわからないままにしておくんでしょうね!
・大人気ですがきっと何の役にも立ちません!
インターネット上の弊害はこんな感じです。
・誰が利用しているのわからない。
・なぜ次々と作成されているかわからず怖い。
・なぜかインターネットの検索結果上位に居座る。(サジェストを汚す)
・誰が何のために作成しているのか不明でコワイ。
・誤った情報を拡散。訂正はされない。
・情報商材の手口では?
・めちゃくちゃ怒ってる人もいる。
と、こんな有様で、インターネット害意と闇経済の申し子と目されている存在です。ある程度、インターネットな人々にとっては(はいはい、いつものあれね)と無意識に排除できるんですけど、意外と利用者数もそこそこいるようで、どのような心理でアレにアクセスしているのか不可解ですよね。そこで独自の手法※で調べてみました!
※お望月さん固有の「理由がわからない現象に対してひたすら模倣を繰り返して心理状態をエミュレートしようとする」例の病気(当てぶり病)
自動生成してみよう。
そんなわけで、余りの胡乱さに俄然興味が沸いてきたので自動生成装置を作成してみました。インターネットの闇の申し子「診断メーカー」さんの出番です。
手口はこうだ。
・(USER)について調べてみました!
・(A)は、(よくわかりませんでした。/調査中です。/●●だと思います!等)
・これを文字数の許す限り詰め込む。
・「いかがでしたか?」で締める。
・以上をランダムで表示させる。(調べたりはしない)
・移動中にネタ出しをしておいて、実作業15分くらいで実装完了。
これをシェアすることでTwitterを「調べてみました!」で埋め尽くすという壮大な悪事が幕を開けます。サンプルを大量に用意して、そこへの反応を調べていけば利用者心理も作成者心理もわかるだろうというアレです。
診断メーカー
お子様から老人まで大好きな「だれが」「いつ」「どこで」「なにをして」「死んだ」が簡単に作成できるWebサービス。9割の診断はこの機能の延長線上にある。仕様を活かした高度な遊び方やランダム性を活かしたキャラメイク、文章トレーニングの題材を自動生成する等の有用な使い道もあるが、特定層にバズりやすくインターネットユーザーからは忌み嫌われている。診断を作るのは楽しい。
これが予想外にヒットしてしまった。
診断結果は、ほぼ「よくわかりませんでした」が並ぶという悲惨な診断。さすがにこんなアホ丸出しの診断をする人は数寄者以外はいないだろうと思っていたんですが、2日連続でHot診断やランキングに掲載されてしまいました。(2日で5000件診断された模様)
当タイムライン関係者ではなく、純粋な気持ちで診断をシェアする人々から火が付いたようです。世の中には診断メーカーをついついやってしまう子羊がたくさんいる。それを思い知らされたわけです。
主な反応
標準「シェアしない」95%
(5000件を超える診断結果に対してシェアは500に満たない)
「なにもわからへん!w 」「その通り!」3%
(正常なツッコミ。楽しみ方がわかっている。なぜか納得している人もいる)
「は?こんなのじゃないし!」「ちゃんと調べたの?」2%
(診断結果に一喜一憂する純情派。診断メーカーがただのランダム表示であることを知らない可能性が高い)
結論
調べてみましたの作成目的はよくわかりませんでした。なんらかの情報商材による広告費のファーミングが目的だと思います。(どうやら2%でなんでもシェアする人がいます)利用者の心理もよくわかりませんでしたが、インターネットの2%は純粋な心(歪曲表現)の持ち主なので、どんな検索結果であってもまるまる信じると思います。つまり「調べてみました」この世から粉砕し地獄の炎へ投げ込むべきものである。
いかがでしたか?
【思わぬ副作用】インターネットの光と闇を見た。
ところで、今回の胡乱な調査で診断メーカーをいじくりまくりランキングに載ったりした結果、診断メーカーのトッププレイヤーのプレイングを観る機会に恵まれました。
トッププレイヤーは、一人で1000件くらいの診断を作成してどれもヒットさせているというファーミングの達人なんですけど、作成した診断のほとんどが「数パターンの診断の再投稿」で埋められてるんです。一度受けたネタを何度も再利用してインターネット秩序を乱していく邪悪の権化はこの辺にも潜んでいる気がします。
しかし、彼らは「当たるまでなんどもやるし、当たったら何度でもやる」という信念を持って活動しています。我々はこの姿勢を見習わなければならない。
未来へ
今後は、診断メーカー的なもので遊ぶときに「診断パターン数」に注目をしてもらいたいです。ツイッターのトレンドに載っている診断には、診断パターンが二桁程度のものも珍しくありません。※
※例 1項目ランダム『あなたの前世は、△▼△▼(10個くらいからランダム)』 みたいな診断は手抜きの可能性がある。
パターン数がすべてではありませんが、手が込んでいて創造性のある診断は診断の「ランダム性から生じる美」を愛でているプレイヤーが多いです。オススメは「藤沢大作戦」地域色の濃い素敵な(どうかしてる)診断です。
どうかスキキライせず、力の入った診断を見つけて楽しんでみてください。
おつかれさまでした。