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理想のナード社会を描いたら現実以上のディストピアになった件/ #レディプレイヤーワン

よく来たな。 また #レディプレイヤーワン  の話だよ。

平等社会(オアシス)という名のメキシコ

レディプレイヤーワンの作中では全社会的に全世代がオアシスへアクセスするという設定になっています。性別年齢の区別なくヴァーチャル空間にダイブして平等に暮らすことができる。なんと聞こえのよい言葉か!!

ところが、実際にはどうでしょう。
全ての生物がナードの属性を手に入れてしまった以上、ナードのナードたる所以が失われてしまったのです。お前らサブカルクソナードはナードであるというただ一つの有利性を失い、競争に敗れ、腕力と頭脳に優れたジョックナードに駆逐されていきます。そこには容姿に優れたハニービーナードがまとわりつき、お前ら特殊能力を持たないサブカルクソナードは相手にもされずゲーム内ではガソリン代として、現実世界ではボーナスマンとして狩られる立場になるわけです。

理想社会のはずがオタカリプス(Otaku-Apocalypse)に!!

主人公たちガンター(ペンギンではない)は、オアシスのトッププレイヤー集団でありそこそこやる真の男たちであるためベイブを得てM.O.N.E.Y.を惜しみなく装備に注ぎ込みリア充していくわけですが、彼ら以外の搾取されるプレイヤーはローンを課せられ、タコ部屋に送られ、女子高生収容所で女子高校生性を削り取られる運命が待つのは作品中でも語られている通りです。

このような社会の縮図的ディストピアは「生存競争に生き残るのは性的フェロモンにあふれたジョックとハニービーだけ」という絶望的なクソ映画(ぼくは好きだよ)「イデオクラシー(26世紀青年)」とほどんど変わらないという謎の収斂進化を遂げているわけでディストピア大好きっ子にも非常にオススメできる作品なのです。

そんなわけで、レディプレイヤーワンを甘く見るな。そこは荒野のメキシコであり弾の込め方を知らないお前はしぬ。覚悟はいいか。IMAX3Dか4Dかセルフ5Dでディストピアへダイブしようぜ!!

#雑記 #エッセー #映画レビュー #映画 #レディプレイヤーワン #ディストピア #26世紀青年 #クソ映画 #ディルドーザー #コンテンツ会議 #オタカリプス

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お望月さん
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