![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172291132/rectangle_large_type_2_416e869f125218c57d5b4ec6007cf9eb.png?width=1200)
ユビレジ エンタープライズは未来しかない|取締役 白砂晃にインタビュー【前編】
こんにちは、マーケティンググループの野里です!
2024年7月にユビレジの業務執行取締役に白砂晃さんが就任しました。
事業創設や上場経験、東芝データのCOOを経て、どのような経緯でユビレジへ入社したのか、また同年にサービスを開始した「ユビレジ エンタープライズ」についてお話を伺いました!
![](https://assets.st-note.com/img/1738217272-wbcOENBpy1eIzqr6487khgvl.png?width=1200)
経歴:白砂晃/取締役
写真販売プラットフォーマーである株式会社フォトクリエイトを2002年に創業。2013年には同社を東証マザーズに上場させ、2016年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社からのTOBを受け、グループ入りする。
その後、CCCフォトライフラボグループとキタムラグループを統合してキタムラ・ホールディングスを新設。2022年8月には東芝データ株式会社の最高執行責任者(COO)に就任。
広島県生まれ。早稲田大学卒。
2023年11月に株式会社ユビレジの社外取締役に就任。2024年7月より業務執行取締役。
入社のきっかけはレシートの電子化プロジェクト
![](https://assets.st-note.com/img/1738222329-C7d9cS0D8nihVtEYKua3WvQ1.png?width=1200)
ー 事業の立ち上げや大企業での責任者など、様々なご経験をされてきた中、どの様なきっかけでユビレジへご入社されたのでしょうか?
いちばん最初にユビレジと出会ったのは、東芝データで仕事をしていた時。当時はレシートの電子化(スマートレシート)を進めていて、レシートの電子化にはレジにミドルウェア入れないとアプリが読み込めないから、レジ会社と一緒になってやる必要があったのね。その流れで東芝はユビレジに出資を始め、木戸さんに出会いました。
当時のユビレジは創業〜成長期。プロジェクト含め、ユビレジと会話をすることが増えていきました。そんな時、木戸さんから社外取締役になってほしいと打診があってお手伝いすることに。
その後、前職(東芝)を退職したことを機に、木戸さんにもお声掛けいただいて、ユビレジに入社しました。
ー そのような経緯があったのですね!前職からの木戸さんとのご縁に加えて、ユビレジのビジネスモデルやプロダクト自体にも魅力を感じていたのでしょうか?
そうだね!自分はデータビジネスもやってきたからPOSデータの面白さも知っていたし、そのデータを使ってできる事業も思いついていました。そして、それを活かせるのってどこかなと考えていたところでもあった。
東芝を辞めた時、0-1でもう一度自分で事業を作るか、今ある10を100にする事業に携わるか迷っていたんだけど、ユビレジからPOSレジマーケットの現状やビジネスモデルを聞いて、これは面白いかも!と思った。それと、社外取締役として社内の現状を知っていたので、ユビレジが会社として成長できるイメージを持てたのも大きかったね。
柔軟性やスピード感のあるユビレジがPOS事業をやるということは、確実に成長すると思った。
![](https://assets.st-note.com/img/1738218855-nVMcPx26I7Ck5ihTmSq1AGbg.png?width=1200)
ー 入社前に会社や事業の成長イメージができるのは大切ですよね。具体的にはどういった成長イメージだったのでしょうか?(ユビレジは2024年7月からエンタープライズ領域でのPOSレジ大規模導入のサービスを開始しました。)
まずPOS事業ってそもそものニーズがあるところがすごいと思うんだ。POSそのものがシステムとして需要がある。これほど幸せなことはない。絶対必要とされている領域で、伝え方一つの問題で事業は伸びると思いました。
そして、エンタープライズ領域で使われているレガシーPOSの課題について。レガシーPOSではデータを解析したくても1ヶ月以上かかる課題がありました。現場としては1ヶ月前のデータなんていらない、ほしいのはリアルタイムでのデータ、だよね。データは鮮度が必要で、そのニーズにシステムが応えられていなかったんです。それをクラウドPOSに変えたら一気にシームレスにつながるのはイメージできました。
ー 社会にはデータ化、DXを推し進められているのに、現場ではシステムが追いついていない状況だったんですね。
ただここには意訳があって、レガシーPOSをクラウドPOSに変えればすぐにシームレスに繋がるわけではなくて。レガシーPOSだってパワー的に改革をすればいけるのかもしれない。ただ大企業ならではの縦割り組織などの構造上、開発がなかなか進まない現状もあった。それに対して、ベンチャー企業で柔軟性やスピード感のあるユビレジがPOS事業をやるということは、確実に成長すると思ったんだよね。
人と人を結ぐ。部門と部門を結ぶ、そしてクライアントとつながる。当たり前のことを当たり前にやるって難しいけど、1つ1つ丁寧にやっていって、そういう状態が普通にできると会社が強くなっていくと思うんだ。だから今年の一文字を「結」にしたんだよね。
【ユビレジ裏話】
ユビレジでは新年のキックオフで今年の一文字を考えて発表しました☝️
POSシステムでデータ活用。未来を知っていたらビジネスは勝てる。
![](https://assets.st-note.com/img/1738220050-QOEYTAsbFShClMikGZ7pv92H.png?width=1200)
時代が推し進めているDXは基幹システムの集合体であって、POSもその一つの手段。基幹システムを細分化してあまり大きいものをもたず、シームレスにつながるものを用意していこう、という傾向だよね。DXは世の中の流れでもあるし、これは止められない。そしてそもそものPOSの需要、加えてデータを活用したビジネスまでできることまで見えていました。
ー 現場のデータ化を整備した後、どのようなビジネスが生まれるのでしょうか?
データ活用でより正確なマーケティングができる未来が見える。例えばレジでビールを買うと、30円引きっていうクーポンがついてきたりするの、見たことあるよね?あれはいわゆるプッシュ配信で、そのキックデータはPOSデータから生み出されている。POSデータを使うことでマーケティングチャンスが生まれて、企業は思いついたことを色々試すことができるんだ。
マーケティングについて、日本はかなり経験とか勘でやってるところもあって。それはそれで良いところもあるかもしれないけど、最終的に外資に負けてしまう。データをもとに戦略を立ててPDCAを回していく必要があり、それに寄与できるデータインフラとしての未来がユビレジにはあると思うんだ。
結局、ビジネスってタイムマシン経営でもあって。昔はアメリカで流行ったものが10年後、同じことがアジアで起こるって言われていた。今は世界が狭くなっちゃったからどこでも発端になるということもあり得るけど、未来を知っていたらビジネスは勝てるよね。
テクノロジーの進化が時代ニーズに追いついた瞬間が爆発的に伸びる。でもそのタイミングでビジネスをはじめても負けてしまう。ようはマッチングのタイミングが大切。ユビレジは実際にすごくいいポジションにいると思う。
ー そんなユビレジが、エンタープライズ領域でクラウドPOSレジを展開する強みは何でしょうか?
世の中がエンタープライズ領域へのPOSサービスを展開するのにあと数年はかかるはず。その時すでにエンタープライズ領域でのクラウド化をよく分かっている、というのがユビレジの強みだよね。
我々はそれまでにもっと知見を広げて、組織やプロダクトを磨き込む。未来を見据えて、今もうこの瞬間に着手できていること自体がユビレジの強みだと思うんだ。