シラスざんまい~無料は本当に世界をよくするのか?貨幣と労働の謎に迫る新・経済哲学対話!~

飯田泰之さん、井上智弘さん、東さんの3人の対談。

6時間超えの中身の濃い対談。見逃してしまった番組を見ることができてよかった。シラスのすばらしさを多くの人に伝えたい!!

考えさせられる・・・・。

下記はメモ。

第一次産業革命(農業)、第二次産業革命(工業)、第三次産業革命(IT化)、第四次産業革命(AI化)このあとまた第一次に戻るのではないかという話。今のシステムは工業化された社会をベースに考えられている。時給という概念も工業社会の概念。時給というシステムも変わるべき。SEは農業従事者と似ている。農業とITは似ている。農業の社会に戻っているのではないか。

貨幣発行権を失うことは国家を失うこと。国家ができ貨幣ができたのではなく、その逆かもしれない。

2030年には物流の完全無人化を目指している。無人化されることによって、雇用が失われるが、違う分野の仕事として残るのではないか。人力車を例にして話されていた。

GDPの問題では、収入の平均値で比較するのではなく、中央値で見ていくことが必要である。中央値比較だと先進国ではほとんど増加していない。(トランプ政権時以外)。

労働とは何か。働くこととはどういうことか、再度考えさせられるものであった。時間に縛られ、ただ頭を使わず、働くのではなく、楽しみながら、自分で考えて働くことができる社会がくるのではないか。

サービス業が多くなっていく世の中で、臨機応変に対応できたり、クリエイィブに何かを作り出すという仕事が増えていくのではないか。

その中で、貨幣は贈与と謝礼になるのか、略奪と再分配になるのか、借用書のような価値になるのか、あるいは貨幣自体がなくなってしまうのか、どういう社会にしたいのかを考えていく必要性があると感じた。

記録されたくないときや借金をしたくないときに現金を使用する。便利さに勝てないとき、カードなどを使用する。食品のトレーサビリティは大切だと思っていたが、貨幣のトレーサビリティになっていることを忘れていた。

楽観主義になるのではなく、歴史に学び、どう生きていくべきかをそれぞれの人が考えていくことが大切なのだと思う。そして少しでも行動に移していく。まず私にできることは、周りの人に、学んだ知識や事実を伝え、考えてもらうきっかけを作ることだと考えている。


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