朝から

冬休みは過ぎ去り、明日の朝は早い。まだ日が昇る前の、暗闇の時間から動き始めることになる。

緩慢に布団から抜けだして、冷え切った台所に行き、義父から譲り受けたガスストーブに点火する。

やがて、窓の向こうは少しづつ青みがかってくる。庭にある物干し竿が見えてるく。

妻が食事の用意をする。娘はまだ起きてこない。わたしは朝からガスストーブの前に立ちつま先を暖めているだけ。




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