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いま日本に紹介したいアジアのクリエイターを毎月ピックアップ!10月のProspectiveは 🇮🇩 Eko Nugroho
Prospective
いま日本に紹介したいアジアのクリエイターを毎月1組ピックアップする ubies Newsletter 内の企画。今月の選者は、インドネシアの Ignatius Hermawan Tanjil
Ignatius Hermawan Tanjil によるイントロダクション :
ミレニアルズ、あるいはインターネット世代と呼ばれる、民主化後の若い世代のアーティストであるエコ・ヌグロホは、過去30年のインドネシアの社会や政治における急激な変化を目の当たりにしてきた。ストリートアート、コミック、SFといったポップカルチャー的なイメージを主体とするその作風に、バティック(ろうけつ染布地)やワヤン(影絵芝居の操り人形)などの伝統的なジャワ島モチーフを境界なく組み込み、現代の考え方を具現化するハイブリッドでポップなフィギュアを創り出している。それは、"自身のアートをシェアするために、あらゆる形状や形態の公共スペースを見つける"という、多彩な分野を横断するエコ・ヌグロホの活動の主旨から発展したものだ。
Ignatius Hermawan Tanjil のコメント :
ヌグロホの活動は、地域社会のリアルから生まれたものだが、鋭いグローバルな視野を併せ持っている。彼のその多面的な活動からも明らかであるように、相互接続が進む世界における、現代生活の複雑さやジレンマを表現している。
"愛の花束" - ゴミを宝物に変える
この作品は、エコ・ヌグロホを国内の話題の中心に据えたのみならず、廃棄物処理と土地汚染といった、よりグローバルな問題への批評となっている。そして観念的に、バリの現在の環境問題をゴミと汚染の問題になぞらえている。ヌグロホの作品は、アップサイクリングが重要という真の集団的意識を捉えたものであると言える。
アクアリフレクションズとエコ・ヌグロホのコラボ
エコ・ヌグロホは、彫刻、刺繍、壁画、現代ワヤン・クリの実演、インスタレーションなど、遊び心を以て様々な媒体を試している。最近ではアクアリフレクションズのボトルのイラストデザインを新たに発表した。異彩を放つこの作品は、"仮面"と"アイデンティティ"というコンセプトの図柄化を試みており、現代社会を映し出すグローバルなテーマを伝えている。
Eko Nugroho
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📩 このコンテンツは、10月20日配信の ubies Newsletter vol.4 に掲載されたものです。