Ubie製薬事業のProject Management
はじめに
こんにちは！Ubie（ユビー）株式会社で製薬企業向けサービスのProject Managerを勤めてます、久我（gachan）です。
病院向けITシステムのSE、病院向けITコンサル、公官庁向け医療IT政策調査業務を経て、2023年10月にUbieに入社して以降、製薬事業のProject Mangerを務めています。
本稿では、Ubieの製薬企業向けサービスにおけるプロジェクト概要と意義、Project Managerの職務についてご紹介したいと思います。
Ubieがプロダクトを通して社会に届ける価値
Ubieでは、プロダクトを通じて疾患・治療の啓発につながる情報を生活者に提供し、早期かつ適切な受診の支援や、患者中心の医療の実現を支援しています。
もう少し具体的に言うと、
未診断のユーザーさんを適切な医療機関に案内することで、受診先の医療機関で正しい診断がされ、適した治療が開始されること
治療中の患者さんに対して疾患や治療に関する情報を提供することで、患者さんが自身の疾患の治療方針について主治医と相談し、主体的に意思決定する機会を創出すること
だと思っています。
その結果として、以下の様な三方良しの構造を成立させることを目指しています。
Ubieの製薬企業向けサービスにおいてProject Managerが担う職務とは？
このプロダクトを通した価値提供を行う上で、営業とプロダクトサイドとのハブになる職種として、Project Managerがいます。
具体的には、以下の様なことを担っています。
疾患啓発情報を適切なユーザーに提供するためのプロダクト機能の選定
商談開始からデリバリー終了までの、プロダクト機能実装のスケジューリングとファシリテーション、デリバリー開始後の成果のモニタリング
それぞれ、具体どんなことを実施しているか、解説します。
提供したい情報を適切なユーザーに届けるための、機能選定
対象疾患の種類や、抱えている課題によって、どのプロダクト・機能を使って情報を届けるべきかが変わってきます。
下記は一例ですが、各プロジェクトのゴールや達成したいKPI・KGIをふまえて、実装する機能を過不足なく選定していくことが求められます。
製薬企業との協同プロジェクトで解決を目指す課題の一例
このフェーズでは、製薬企業と直接会話するBizDev職からの情報提供を元に、プロダクトへの実装方法を考えます。
Ubieのプロダクトは常に進化を続けており、直近1年でも、治療中の方への情報提供を行う機能や、医師とのオンライン／テキストでの相談機能など、新たな価値提供を生み出し続けています。
そのためProject Managerには、機能横断的な最新情報の把握が求められます。各機能のプロであるProduct Operation Managerと連携し、プロジェクトのニーズに沿った最適な機能選定を支援することで、プロジェクトのサクセスに貢献しています。
機能実装プロセスのスケジューリングとファシリテーション
また、前項の機能選定を含む、一連の機能実装のためのプロセスのスケジューリングとファシリテーションを担います。
Project Managerと言えば、この仕事を思い浮かべる方も多いと思います。
BizDev職が実施する商談プロセスに伴走しながら機能要件を取りまとめ、Product Operation Managerと詳細の認識合わせを行い、デリバリーのスケジューリングをしていきます。
また、プロジェクトが当初想定した通りの成果を挙げているかを確認するためのKPI・KGIを設定し、デリバリー開始後の案件を横断的にモニタリングしています。
商談開始～プロダクトデリバリーまでの流れ
案件のデリバリーにおける各職種の役割概要
この仕事がもたらすもの
私が日々見ている数字は、疾患啓発コンテンツを目にした方の数や、その後に医療機関を受診した方の数、疾患の確定診断が付いた方の数などです。
ただ、この数字は「より良い医療に案内できた患者さんの数である」という点で、特別な意味を持っていると思っています。
日々届くユーザーからの声の中には、人生を変える出会いになったと仰っていただく方もおられます。
私がUbieに転職するにあたって掲げた「本当に役立つ持続可能な医療プラットフォームを作る」の実現に向けて、今着実に歩んでいると感じています。
ご参考
下記記事にて、Ubieがこれまで社会に提供してきた価値の総量を定量化したり、ユーザーさんの声をご紹介しています
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