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「仲間」をつくり、医療業界で適切なイノベーションを。Ubie PRチームが担うステークホルダーとの関係構築

このたびUbie Affection PRチームにてPR Devを1名募集する運びとなり、JobDiscription(JD)を公開しました。

プレスリリースとセットでバックストーリーなどを発信する取り組みが、PR活動では定番化しつつあります。そこで、このJDと合わせてPRチームのストーリーもお伝えしたいと思い、noteを書きました。

Ubieという輪郭をつくる

2017年5月の創業から2年ほどは、UbieにPRメンバーはいませんでした。2018年8月の「AI問診ユビー」ローンチを経てさまざまなステークホルダーと対話するようになったことで、PRの重要性を痛感。PRメンバーの採用に動き出しました。

PR未経験で現在PAを担う重藤が飲み会の席で偶然隣になった片山と仲良くなり、ひとりめのPRメンバーとして片山が業務委託で参画。2019年春のことでした。

それまで社外へのコミュニケーション活動をほとんどしてこなったUbie。「医療✕AI」の論調分析やメディア関係者向けラウンドテーブルの開催など、会社と社会をつなぐ「窓」を開けることから始めました

2019年秋には初のプレスリリース配信。全国各地の医療機関での導入事例取材も増え、社外広報活動が活発化。PRの土台を築きだしたところで2020年に突入し、医療業界で事業を展開するUbieは一気にコロナ対応に追われます。

生活者向けサービス「AI受診相談ユビー(https://ubie.app)」の緊急リリースや20億円の資金調達、海外進出、日本サービス大賞の受賞と大きな発表が続き、パブリシティ件数も前年比で3倍に。社員数も1年で倍増し、カルチャーガイドの発表やリブランディングの浸透、採用広報施策のディレクションなど、社会と自社の変化をステークホルダーに受け入れてもらうべく奔走しました。

そして迎えた2021年。コロナ禍でヘルステックサービスの注目度は以前よりも格段に高まっています。医療業界におけるテクノロジー(ヘルステック)、すなわちUbieが果たすべき役割とは。こうした立ち位置の言語化や表明に注力します。

コロナワクチンの接種がはじまり、目まぐるしく変化する医療業界の「いま」と「これから」を正しく捉えるべく、さまざまな新しい試みを準備しているところです。

WillとCanでMustを貫く

Ubieは部署や職種ではなく「機能」で組織・チームを分けています。

PRチームも「PR Dev」と「PR Ops」の2職種にわけ、それぞれが日々連携しながら役割を果たしています。PR Devは情報開発、PA(パブリック・アフェアーズ)の実践、医療機関や製薬会社向けのリサーチ(エビデンスづくり)など未来を実装する役割を担っており、三者三様のバックグラウンドを持つメンバーが活動。PR Opsは各案件の推進、ツール選定・導入、ガイドラインやフロー整備などPR実務を担うため、インハウスPRの経験が長いメンバーが在籍しています。

<Ubie AffetionPRチームメンバーのTwitter> ※()はSlackネーム
PR Dev 片山(ktpr)@ktpr_PR
PR Dev 重藤(shigedo)@yukishigedo
PR Dev 永見(Nagamin)@sayakanagamin
PR Ops 上田(corin)@co_ri_n
PR Ops 岡(haru)@kiyoshi502

こう見るとPRチームは5名と100名規模の企業では手堅い体制を築いているように見えますが、全員がPRだけにコミットしているわけではありません。Ubieではホラクラシーを導入しており、ホラクラシー上のロールとしてPRを担っているため、BizDev等と兼務しているメンバーも。そのため、定期的にPRオフサイトを実施し、PRロードマップやアクターズジャーニーを整備しながら全員の目線を合わせています。

DevとOpsはマネージャーとプレーヤーの関係でなく、ミッションの異なる同僚。だからこそ、全員が自律駆動できるのが最大の強みです。ぞれぞれの視点を活かし、攻めと守り、スピードと質の両立が実現できます。各自のWillとCanで役割が分かれているためノンストレスでコト(Must)に向かえる点や、社内外のあらゆる粒度のPR関連の相談に対応できるのもメリットです。

わたしたちは、チーム体制を下図のようにパワーアップさせることを目指しています。このたび募集するPR Devメンバーには片山と分担し、コーポレートPRもしくはサービスPRにおける情報開発・戦略構築を担っていただきたいです。

まもなくAI問診ユビーのローンチから3年、AI受診相談ユビーのローンチから1年。日を追うごとにUbieの事業と組織は拡大しています。加えて医療をとりまく環境が目まぐるしく変化する今、PRチームに求められているのは、各ステークホルダーとより強固な関係を構築すること。そのためにも、コミュニケーションプランを全面的に見直し、「Ubie PR 2.0」を始動したいと考えています。

複雑で多様なステークホルダーと向き合う

UbieのPR活動における特徴のひとつに、多様なステークホルダーが挙げられます。

たとえば、主要顧客である「医療機関」と一口にいっても、病院とクリニックで、診療科目で、地域で、ペインやニーズは異なります。医療サービスを扱う以上、医療機関を統括する自治体や医師会、また法律やガイドラインを定める厚生労働省等の公共セクターとの適切なコミュニケーションも必須です。創業4年目のスタートアップかつ海外展開もしているため、事業の成長と比例してステークホルダーは増えていきます。

医療業界でのPRは大変センシティブです。同じ発信(プレスリリースや報道内容等)でもそれぞれの立場の方に誤解を与えない配慮や想像が欠かせません。それを言い訳にイノベーションを妥協しない組織であるには、綿密なコミュニケーションプランを設計する必要があります。

こうした背景から、わたしたちは「誤読を許さないコミュニケーション」を重視しています。メディアの方にも機能の名称ひとつ丁寧に説明しており、1分のTVパブリシティのために数十回の電話やオンラインMTGをおこなうことも。

そしてこれには、全社一丸となって取り組んでいます。社員全員が自分ごととしてPRと向き合っているのもUbieの特徴です。たとえば、Googleドキュメントで作成するプレスリリースのドラフトはUbieメンバーからのフィードバックで埋め尽くされます。各自のブログも構成をまず作って共有することをフロー化し、みんなでフィードバックしています。各々が向き合うステークホルダーに正しく伝えるべく思考しているからこそできることだと感じています。

みんなのコメントでいっぱいになったドキュメントを整えて完成へ近づける過程は学びが大きく、視野を広く深くできるとっておきの時間です。

ステークホルダーと手を取り合い適切なイノベーションを実現する会社へ


医療業界でイノベーションを起こすのは決して簡単ではありません。だからこそ、すべてのステークホルダーと手を取り合う「仲間」となり、一丸となって社会に、未来を実装していきたいと考えています。

それを、温和な愛情をもってリードする。わたしたちは広報部ではなく「Affection PRチーム」です。

(オフサイトのようす。この時は会社近くの和室をレンタルしました)

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