コンサルティングファーム出身者が語るスタートアップUbieとは
「テクノロジーで人々を適切な医療への案内をサポートする」をミッションに患者さんの適切な受診をサポートする症状検索エンジン「ユビー」や、医療現場の生産性を向上させるユビーメディカルナビ等を提供しているUbie株式会社。
Ubieが保有する医療プラットフォームを通じて、製薬企業の経営層を巻き込んだソリューション提案/提供及びコンサルティングを行っているのがファーマイノベーション事業本部です。
今回はBizDev で活躍する2名に「コンサル→スタートアップ」転職に関して主にキャリアや働き方をテーマに対談を実施しました。
前職でのキャリアについて
risako:macchanは、前職ではどんなキャリアを歩んできたの?
macchan:そうだね、最初は製造流通本部の戦略グループに所属して、大手コンビニや飲料メーカーなど小売や消費財に関するプロジェクト(以下PJT)を担当していたね。 大規模PJTが多く、マーケティング予算のROI分析やそれに基づく最適化、品切れによる購買機会の削減など行う事が多かったね。
消費財でも同じようにマーケティング予算の最適化を手掛けていたね。消費財業界はとても競争が激しくて、常に新しい戦略を求められるからすごく刺激的な環境だったな。
risako:最初はそういうPJTだったんだ!その後、グローバルに関わるようになったんだっけ?
macchan:うん、せっかくならグローバルPJTに関わりたいと思ったのがきっかけでね。USや中国のPJTに参加する機会があって、その中でも特に印象に残っているのが製薬企業のPJT。詳細は伝えられないんだけど、米国のリーダーシップチームへのインタビューやディスカッションのみならずクリーンルームなど薬の製造現場なども見学して、非常にリアルな現場を体験したのは今も強く覚えているよ。
全体としては、マーケティング関連の仕事が多かったかなぁ。戦略グループとしてマーケティング戦略の立案から実行まで一貫して担当することが多く、製薬業界ではコマーシャルモデルのデジタル化・オムニチャネル化が進んで行く中で、他業界のマーケティング領域の経験を活かし2018年くらいからより積極的に製薬企業のPJTに関わるようになった感じだね。
risakoは?
risako:私は、以前の仕事では、通信ハイテク業界を主に扱ってたね。内容は新規事業の検討が多かったな。技術が決まっているものもあればふわっとしたコンセプトからスタートすることもあって、どの業界にポテンシャルがあるかを見極める事から始めることも多かった。
ヘルスケア業界に関わることも何度かあって、他業界と比較しても、まだまだ課題が大きい事を強く感じていたな。課題解決をすることで救われる人が沢山いることはポテンシャルという意味でとても感じていたし、実際にインタビューで顧客の声を聞いていく中で意味や意義も大きい事を感じて、マクロ観点ミクロ観点でも課題感を持ったのを覚えているよ。macchanは、業界をどう見てたの?
macchan:そうだね。risakoと近しいよ。ヘルスケアはビジネスとしての大きさもそうだけど、製薬会社との仕事を通じて、人の健康や生き方に関わるとても意味・意義のある仕事だなって感じてたよ。特に患者さんに薬を届けるっていう使命感を持ってる人たちと一緒に働くのは非常にやりがいがあったね。
ユビーへの認識と入社の理由
macchan:Ubie を認識したタイミングやきっかけ、動機とかはどんな感じだったの?
risako:国内外のスタートアップの動向は仕事のためにも定期的にチェックしていて、それがきっかけでUbie のことも知ったんだよね。
コンサルの次のキャリアを選ぶならヘルスケア業界かなと思っていて、そんな中でUbie の求人をみて、これまでのコンサル経験が活かせそうな事業内容・仕事内容だったから受けてみようと思ったのがきっかけだね。
最終的に入社を決めた理由としては、ヘルスケア業界で働きたかったのと、私は誰と一緒に働きたいかを大事にしているんだけど、Ubie の人たちはその点で優秀さと人柄の良さの両面が魅力に感じて、ここがいいと思ったんだ。家族にも医療関係者が多く、身近な人たちに貢献できる仕事がしたかったというのも大きかったかな。
macchan:へ~そういう経緯があったんだね。確かに優秀でアツい人が多いのは自分も面談や面接を通してすごい感じる事が多かったな。
risako:macchanは?どういう経緯だったの?
macchan:Ubie の事はけっこう前から知ってたんだよね。だけど当時は医療機関向けに提供していたAI問診のイメージが強かった。たまたま自分が転職を考えだしたタイミングで、製薬企業向けの事業を立ち上げていて、ソリューションやマネタイズを聞いたらビジネスとしてとても面白そうだと思ったのがきっかけだね。ヘルスケア業界のPJTを多くやってきたけど、Ubieが目指している事ができれば多くの人に価値提供できることも強く感じたので、受けてみようと思ったね。
最終的にはフェーズとしてまだ完全に確立していないという部分にチャレンジングな魅力を感じたかな。医療って日本のみならず世界で課題が大きい領域で、この大きな課題を解くにはこれまでの当たり前のhowを考えるのだけではダメで、新規性の高い事を多くやる必要があるとも思っていたので、チャレンジしがいがあるなと思って、入社を決めたね。
前職とユビーで感じた違いとは
macchan:まあ事業会社とコンサルという違いは絶対的にありつつ、ビジネスの速度が早いし、自分で決められる範囲が多いよね。コンサルの時は多くのレビューが入って時間がかかることが多かったけど、Ubie はスピーディー。前職の場合は当然であり強みでもあると思うけど、大きなPJTでは必ず複数のレビューが入って、提案するまでにいろいろなステークホルダーから各ステージで承認を得なければならなかった。それが提案やデリバリーの品質を保っている仕組みで強みであることは理解しつつも、どうしてもスピードにもどかしさを感じることは一部あったんだよね。
他には、Ubie では常にチャレンジングに新しいものを作っていく感覚があるな。お客様と話してニーズを拾って新しいソリューションを提案するサイクルも早い。実際にお客様からも「Ubieさんはスピーディーで、リクエストに丁寧に対応してくれるし、一緒に新しい取り組みをするのに前向きでありがたいです」と感謝いただいた事があって、純粋に嬉しかったよね。新しいものをスピード感を持って創っていくことで業界の変革に寄与していける手触りを徐々に感じれるのも嬉しい。コンサル経験者からすると多くのニーズを吸い上げ、新しいソリューションをスピーディーに創り上げていく機会が多いのが新鮮で面白いと思うかな。
risako:とてもわかるな~。組織観点だとUbie の社員はみんな、自分たちのビジネスが社会を良くすることに繋がってるって信じてるのがいいよね。コンサルでは目の前のお客さんに対して如何に価値提供できるか?を大事に考えていたけど、Ubie に入ってからは、それに加えて社会へ良い影響を与えられているか?も重要視するし、より実感できるようになった。
スタンスでいうと、前職時代から自分で考えて動くスタンスだったから、それは変わってないけど、Ubie ではさらにプロアクティブに動くことが求められるなって感じる!
例えば、PJTの進行中に新しいアイデアが浮かんだら、すぐに提案して実行に移すことができる環境が整ってて、これは個人的に大きなやりがいに繋がってたりするね。
コンサル→スタートアップ転職を考えている方へのメッセージ
macchan:コンサルでの経験を活かしつつ、Ubieでの挑戦はやりがいがあるよね。個人としてお客さんと深く関わることができてるのが大きい。特に、前職時代は会社のブランドが強い故に自分の実力がどれだけなのか、ブランドがなくなった時に自分はやっていけるのかという漠然とした不安はあった。でも、Ubie では個人としての関係性を築けるようになり、より生身でお客さんと接して信頼関係を作り・深めていけるのが魅力だと思うな。
risako:Ubie での経験は、自分の成長が社会貢献に繋がってると実感できる貴重な機会を得られると思う。自分の成長とお客さんの成長、社会の成長が、一体となっていると感じられます!
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