『かくり換気扇™』をプラモデルの塗装ブースに接続するアダプター製作
【追記&お知らせ】
『かくり換気扇・塗装ブース接続タイプ』はアマゾンで発売中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08T8YBJBC
おかげさまで、『かくり換気扇™』クラウドファンディングは目標金額に達し、順調な滑りだしとなっております。プロジェクトは継続中で、『かくり換気扇™』もご購入頂けますので、ぜひ!(^o^)
クラウドファンディング(マクアケ)のページはこちらです!
さて、noteタイトル通りで、『かくり換気扇™』をプラモデルの塗装ブースに接続するアダプターを製作しました。
プラモデルを趣味にしている方で、塗装ブースを使っている方の共通の悩みは排気だと思います。
塗装ブースとは?
下の写真の通り、スプレー塗装する際に出る、臭いや塗装の粉塵をファンで集め、フィルターを通してから排気するものです。プラモデルファンにはメジャーな用品です。
出展:タミヤ・スプレーワーク ペインティングブースII(シングルファン)https://www.tamiya.com/japan/products/74538/index.html
共通の問題である排気ですが、このように窓を少し開け、隙間にホースを差し込みます。
中途半端に窓を開けないといけない。風が強い日は逆流してくるなど、あまりスマートではありませんね。
そう感じている方がやはり多いのか、排気口の先端を縦長に細くしたアダプターが販売されています。それが↓これです。
窓をあける幅がだいぶ狭まりましたが、窓を中途半端に開けるということには変わりありません。
そこで、『かくり換気扇™』の登場です
『かくり換気扇™』につなげれば、窓を開ける必要がありません。または窓がない部屋でも吸気口さえあれば、塗装ブースを使うことができます。
↓こんなふうに
この時、『かくり換気扇™』(ファン付きの場合)は強風運転してください。
この使い方をする場合は、24時間換気を停止してください。また、他のお部屋の窓(または給気口)を開けて、吸気を確保してください。
吸気口がひとつしかない場合は、できるだけ離れたところにある窓を開けてください。他に、停止した24時間換気の排気ダクト、または停止したキッチンの換気扇が、吸気口(ダクト)代わりになることがあります。ただし、停止時はダクトにフタをする換気扇もございます。(浴室乾燥機が付いている換気扇は、停止時はダクトにフタがされます)
間取りなどによって、給排気条件は変わってくるので、いろいろ試し、吸引力を確認しつつお使いください。
この使い方は(『かくり換気扇™』の本来の使用用途と同様に)24時間換気の給気口が取付けられたご家庭での使用を想定しています。吸気口の他に、使用していないエアコンダクト(外壁側で水が入り込まないようにする処理は必要ですが)に取付けすることも可能です。
肝心の吸引力に変化はあるか?
以下の動画をご覧ください。
↓こちらは、ホースを窓の隙間に差し込んだ、通常の使い方の検証動画です。
↓こちらは、ホースを『かくり換気扇™』につなげた場合の検証動画です。それぞれ30秒程度のGIF動画です。
吸引力は弱まると思ったのですが、あまり違いがありません(^^ゞ
むしろ、窓を開ける通常方式だと、窓から吹き込んできた風で、室内の空気の流れが乱れて、煙の動きも乱れがちなっています。
一方、『かくり換気扇™』につなげた時は、窓は閉じるので、一時的にですが、煙がスーッとまっすぐ吸い込まれているが、お分かり頂けるかと思います。
丸一日かけて、あれこれ試したのですが、(私が使った感想ですが)明確な違いはありませんでした。
ただ、吸引力が下がることは間違いないと思います。なぜなら、風の抵抗になる『かくり換気扇™』の格子や、給気口の防虫網などがあるからです。
とはいえ、消臭スプレーを塗装スプレー代わりに吹いてみたのですが、どちらでも普通に吸引してくれました。
アダプターのご紹介
こちらが3Dプリンタ製の塗装ブース接続アダプターを取付けた『かくり換気扇™』です。
ここに排気ホースを差し込みます。このホースはタミヤのスプレーワーク ペインティングブースII(シングルファン)のホースです。別売りの「AO-7019 ペインティングブース用排気ホース」と同じものですね。
ホースにピッタリ接続できます。一段太くなっているところまで差し込みます。
『かくり換気扇™』の吸気口への取付け方は↓こちら。
吸引力を上げるためにルーバーとフィルターを外しています。給気口を通常に戻す時は、ルーバーとフィルターを戻してください。プッシュ式(角型)は、シャッターとフィルターを取り外してください。
説明のために、先にホースを『かくり換気扇™』に取付けていますが、塗装ブースにホースを接続してから、『かくり換気扇™』に接続するほうが取り回しが簡単でした。また、『かくり換気扇™』にあまりチカラをかけると脱落する恐れがあることからも、〝先に塗装ブースにホースを接続〟強く推奨致します。
こちらのアダプター、マクアケで応援購入して頂いた方にプレゼントできるように動いております。
詳細はこれから決定しますので少々お待ちください。
なお、今回はタイミ製のホースに接続できるサイズにしましたが、他のサイズをご要望の方は、マクアケのページから、実行者にお問い合わせください。