【ウォーレン・バフェット 名言集 NO.1】
梅子さんが重度発達障害とわかって、すぐに考えたのは「世間の目」でした。
障害児を産んだことで偏見の目に晒される…と正直考えました。
きっと、障害児の親なら必ず通る道。
小学生になっても言葉を発することがなく、多動・パニックや癇癪・自傷。他傷など家であろうと外であろうとお構いなし。
そんな子供を連れていたら、社会の目は常に批判的であり、親は一方的に追い込まれてしまいました。
そんな経験を通して、ウォーレン・バフェットの言葉の中に「外側の得点表」より「内側の得点表」と示されていました。
この「内側の得点表」とは一体何か?…ということになります。
私が梅子さんと療育してきたのはまさしく「内側の得点表」でした。
少しでも彼女が勉強や運動・家事を学び、社会性を獲得し、自由に生きていくこと。
「内側の得点表」の点数(数字や文字の概念や獲得・指示に従い学ぶ姿勢が身についてきたこと・身辺自立や家事のスキル向上等)が上がるたび、次第に外野の声が私に聞こえづらくなってきました。
梅子さんが高校生の頃には、ほとんど「外側の得点表」を気にすることなく、机上で教えたことを社会の中で般化していく作業に入っていました。
(公共機関を利用して自立登校・買い物・お金の概念)
もし、障害児を連れて社会に出ることを躊躇うのなら、今一度、「内側の得点表」に意識を向けてみることを強くお勧めします。
社会の目は批判的であっても、子供を決して救ってはくれません。
無責任な眼差しに意識を向けることなく、重度発達障害者に勉強や運動・家事などを教えてあげてほしいと願っています。