チョコレートパッケージ2020
昨年はルビーチョコレートに沸いたバレンタイン催事、これまでも新商品や日本初上陸ブランドの話題で注目を集めてきた催事が、今年は大きく趣を変えたかな・・という印象です。もはやバレンタインは、チョコレートを“あげる”から“自分が楽しむ”イベントへ。年に一度くらいはチョコレートに大枚をはたくような時期があっても、それはそれで楽しいと私は思うのですが。・・・で、新たなるチョコレートの食体験を堪能する催事場内女子達の賑わいをよそに、自分はというと、試食のお勧めいっさいを断りつつ、ただ黙々と“パッケージを狩る”。今年もそんなチョコレートハンティング(コスパ重視)の備忘録をしておきます。
Nucao バーベリー ¥550+税
ドイツの有機チョコレート。一枚の厚紙を立体的に組み立てた中にはbiodegradable cellulose foil ・・・つまり生分解性のフィルムで個包装されたカカオバーが収まっています。厚紙を開くと GOODBYE PLASTIC! のメッセージもあって、環境問題に取り組みながらもさらっと個性的なデザインに昇華してるところが素敵だな、と思います。中の商品が固定されるよう底面四方に折られた機能的な爪も「なんかドイツっぽいデザイン」と感じなくもない。中身はチョコレートにヘンプシード、アーモンド、アセロラなどスーパーフードをプラスしたカカオバーです。
ジャン=ミッシェル・モルトロー サヴォア・フェール ¥925+税
漆黒の箱に上品なゴールド箔を施されたクラフト紙ラベル。付属の紙袋も紐の通し方に一手間かけられていて、これで1000円を切るとは感動。一目惚れで“買う!”と決めたものの売り切れ&入荷待ち店舗続出で、何か所か催事めぐりをしてやっと購入しました。。。ジャン=ミッシェル・モルトロー氏の思いを伝える絵本ふうのリーフレットまで付いていて、大満足。
ブルーボトルコーヒー チョコレート ¥800+税
日本上陸して5年だそうです、ブルーボトルコーヒー。普段日本での取り扱いはないという“チョコレート”がバレンタイン時期ということで特別に販売されていました。チョコもミニマルで、おしゃれ。
モロゾフ オー・ド・フルールより オー・ド・ミエル缶 ¥750+税
モロゾフはやっぱ今年もすごい!今年は“ミニ缶”を選びました。片手にちょうど収まる大きさです。白の缶にするか紺にするか、ショップの前でさんざん迷って深い紺色のほうを。もっとも店員さんにはどちらの“味”にするかを迷っているものと思われていたようですが。。。
モロゾフ TEA BAR ¥450+税
これもモロゾフ。印刷物に関わる機会の多かった仕事を離れてからだいぶ経ちますが、あの頃はなかなか実現できなかったこういう印刷表現が今はできちゃうのねー・・としみじみ。黒い箱の光沢部分、ニスとかUVでここまでザラついた質感や凹凸を出すのって難しいことだった気がするんですが。バーコじゃ高すぎるし、そのうえ細い線も、こんなに細かいRマークすら潰れてない。どうやってるんだろ? こういうの、やってみたいなあ。
ゴンチャロフ ブロドゥリーA ¥350+税
ゴンチャロフもすごいぞ!ということで。こちらも神戸に本社を置く日本の洋菓子メーカーさんですが、やはり毎年注目している日本のブランドです。今年はこちらの“イオン限定”商品がとても素敵だったので。手芸用品のパンドラハウスを展開するイオンさんだからというわけでもないと思いますが、「刺繍のお花」というとても女性的なモチーフをデザインされています。これってきっと、誰が見ても素直に「あ、綺麗」と思うだろうなぁという好感度の高さを感じました。それにしても、7.5cm四方の箱に4個のかわいらしいチョコが詰まっていて350円はすごい。
神戸凮月堂 ゴーフルブラック ¥420+税
さらに神戸、風月堂さんの缶入りゴーフル。缶に施された赤金とクリアケースのマットな青金のコントラストにヤられます。和風のパッケージも最近多いですが、まるっと外箱ごととっておきたいパッケージです。
CACAO SAMPAKA タルト チョコラータ
ルビーチョコフランボワーズ ¥350+税
毎年楽しいビジュアルに心躍らされるカカオサンパカで選んだのはギッラギラメタリックのパッケージ。ばっちり顔が映り込むくらいの鏡面メタリックの紙が大好きなので即買いしましたが、軽い摩擦ですぐに傷付くのが難。そーっと、そーっと持ち帰ったけど・・・やっぱりちょこっと傷付いてしまった。ううっ。。。
ダスカリデス トリュフ2個入り ¥463+税
今年はなぜかブルー系のパッケージに心惹かれ、なかでも一番素敵に感じたのがこのダスカリデスのブルー。私の写真(&調整)の腕前だとうまく再現できていないのが残念ですが、ほんのり黄味に振れた、淡いブルーが素敵です。ずっと見ていても飽きない上品なブルーに心持っていかれました。
ラ・メゾン白金 タブレット ストロベリー/塩レモン 各¥160+税
パッケージはシンプルに、チョコレート自体のデザインで魅せるチョコレートというのも最近は多いようですが、今回はラ・メゾン白金を選びました。こちらの洋菓子ブランドは『上質なカジュアル』をテーマにされているとのこと。まさに。
USHIO CHOCOLATL(ウシオショコラトル) 尾道ブレンド ¥800+税
個人的に今年は松屋銀座の催事が一番楽しいと感じたのですが、このブランドに出会えたのもその理由のひとつ。尾道から来たという「ウシオショコラトル」さん。基本的にカカオ豆と砂糖しか使わないとのことで、その心意気もパッケージも、かなり面白そうなブランドです。私が買ったのは、尾道でしか販売していないという「尾道ブレンド」。さらに、カカオニブがガツンとくる“ガリっと食感”タイプをセレクトしました。売り場のお姉さんは「普段はイノシシが出るようなところ」で暮らしてると言っていらっしゃいましたが、いろいろ不安も多いなか(ウィルスとか。。)、よくぞ来てくれた!と感謝したいブランドです。
柑橘王国 みかんチョコレート ¥390+税
数種類ある柄の中から、悩んで迷って、この柄をセレクト。ほんと、AKOMEYA TOKYOの店先でどの柄にするか悩みまくりました。。。まだまだ見たことのない素敵なパッケージが日本全国にあると思うとホント楽しい。
たぶん来年も、買いまくります。