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5歳の娘に見習うクレームの入れ方

娘が5歳の頃、弟が生まれ
娘から手紙をもらったことがあります。

クレームの手紙です


要約すると
「弟ばかりじゃなく、こっちもかまえ」
という内容なんだけど

そう言われると普通は

「だってまだ赤ちゃんだよ?」
「いまはしかたないんだよ!」

と反論したくなる。
たしなめたくなる。


でも彼女のクレームは伝え方が秀逸
私は心をひどく打たれ、
まんまと彼女の望みを叶えようと
動き始めたのでした。


手紙の内容(全文)

娘には掲載許可をいただいています

「もー みつき(娘)もおせわして」
「しき(弟)がずるい」
「みつきぐらいおせわして」「うそでもないからね」
「ちょっとぐらいでもいいから みつきをおせわして」
(母の似顔絵)


相手を動かす伝え方2つのポイント


娘の手紙には、2つのポイントがおさえられていると気づきました。

① 相手を責めない

怒っている文面ではあるものの
終始、母を責める言葉が使われていないんです。

怒ってる時ってついつい

「どうして(あなたは)かまってくれないの!?」
「どうして(あなたは)弟ばかり構うの!?」


と、主語が相手になってしまいがちですよね。
(これをyouメッセージと言います)

youメッセージで責められると、ついつい「だって!」と言い訳や対抗したくなっちゃうんですよね。

② 素直な気持ちを出す

娘は言葉にこそ出していませんが
重要になってくるのが一緒に添えられたイラスト。特にコチラ。

怒りながら泣いてる似顔絵


「怒り」って二次感情。
怒りの下には、根底となる別の感情(一次感情)が隠れています。

このイラストからは「怒り」という感情と
「悲しい」「寂しい」という感情がみて取れます。

娘の素直な気持ちは「寂しいよ」「悲しいよ」
伝えてくれているんです。
(まさに、お手製ピットインカード...!!!)


つまり


娘はイラストと文字を使って、主語を自分にして素直な気持ちを伝えてくれました。
(これを Iメッセージ と言います)

「(私は)悲しい」「(私は)寂しい」
「だから、ちょっとくらい私のお世話をしてほしい」
「この気持ちは嘘じゃないよ」

相手を責めるのではなく
自分の素直な気持ち(一次感情)を伝えること。


そうすることで、
私も素直に「あぁ、そうなんだね;;」と思えた。
(責められながらお願いされても、気持ちよく対応できないですよね)

大人にはこれがなかなか難しい。。
でも、本当の一次感情が見つかった時、同じことでイライラしなくなりますよ^ ^

一次感情を発掘して、イライラがぴたっ!とおさまったエピソードはこちら。


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