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最高にトゥースな東京ドームライブ

2024年2月18日東京ドームで行われた オードリーのオールナイトニッポン15周年記念ライブが終了した。 お祭りの様でいて、それでリスナーが楽しめる演出が盛り沢山だった。 感動と興奮が一挙に訪れて、未だ余韻に浸っている。 まだ本公演のチケットが発売される前、今回こそは絶対現地に行って参加するぞと意気込んでいたが、近頃の自分の体調を考慮すると映画館でのライブビューイングでも危ういくらいだったので、家で配信を見ることにした。 全編4時間弱の長丁場だったし、映画館でずっと座ってい

    • I'm not Bonita くもをさがす / 西加奈子

      以前から気になっていた 西加奈子さんの『くもをさがす』を読んだ 西さんが私の目の前に座って、「あんな、こんなことがあってな…」と語ってくれている感覚になった だから、 あなたに、これを読んでほしいと思った。 この一文が何よりこころに響いたし、わたしはこれを受け取れて嬉しいと思った。 一番印象に残ったのは、手術前に情報伝達の入れ違いがあり、担当の看護師が西さんのことをボニータだと勘違いしていて 西さんが「私は、ボニータではありません。」と言うところ まさか一人の

      • ピンチアウト

        わたしは目がいい。視力が良い。 全てのものがくっきりはっきり見える。わたしの視界の中にぼやけているものはない。 それが普通だと思っていたが、どうやら他の人はそうではないらしい。 文字が見えにくいという経験がないので目を細める必要もないが、その仕草がかっこいいと思っているので、真似してみたことはある。 視力がいい人は老眼になるのが早いらしいという話を聞いたことがある。 本当かどうかは知らないが、となるとあと10年くらいで老眼になったりするのだろうか。 わたしは小説や漫画、

        • まっしろつるつるぴかぴか

          わたしの前を3人の女の子が並んで歩いている。 すぐそこに中学校があるから、そこの生徒かな。となんとなく思う。 同じ制服を着て、肩のあたりまで伸びた髪を下ろしていて、同じような大きさのリュックを背負っている。 背丈はばらばらだけど、3人ともスカートから伸びるふくらはぎが棒のように細かった。 筋肉も肉も感じられないような細さだった。 今はこういう身体の子が多いんだろうか。 なんだか、胸が、きゅっとなった。 YouTubeに上がっている、『毛穴の黒ずみとバイバイ!』といった動画は

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          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム 行きます!

          「ラジオを聴き始めて4年経ちました」というリスナーのメールの文章を聞いて「わたしは聴き始めて何年になるだろうか」と考えた。 2016年か、2017年には聞いていたと思うので、リスナー歴6〜7年といったところだろうか。ほぼ毎週欠かさず聴いている。 小学生の頃からラジオを聞く習慣があるが、これほどまでに一つの番組を欠かさずに、そして長く聴いたことはない。 番組15周年のイベントを来年の2月に東京ドームで行うことが決定した。 5万枚の事前企画用のステッカーもあっという間に配布

          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム 行きます!

          いのちの手触り

          昨年の夏頃、自殺を考えていた。 うつもひどかったし、とにかく自分自身を責め続けることをやめられなかった。今までの自分の経験を思い返し、上手く行かなかったことばかりを思い出して、また、自分を責めた。 これからも上手くいかないんだろう、そういう思いがずっと頭の中で渦を巻いていた。 「苦しいんだ、もう嫌だ」 家族の留守を見計らい、一階の台所へ向かった。 流し台の下から包丁を取り出し、左手首に当てた。 リストカットだけで死ぬのなら相当な血を出さなければいけない。かなり深く抉るような

          いのちの手触り

          幻想と現実が交互に押し寄せる『汝、星のごとく』 凪良 ゆう

          2年ぶりの長編新作らしい。 『流浪の月』を読んでファンになったので、発売されるや否や本屋に平積みにされた本書を手に取った。 実際買うかどうかは本屋に行ってから決めよう、と思っていたが、手に取ると装丁の美しさに心奪われて、私の足はそのままレジへ直行していた。 私の場合、ほとんどこういう時は買うことになっている気がする。 手に取る本のパワーってすごい。紙の本は偉大である。 瀬戸内の島が舞台の17歳の暁海と櫂の物語。 二人は身近な大人により荷物を背負わされた子どもである。 『流

          幻想と現実が交互に押し寄せる『汝、星のごとく』 凪良 ゆう

          『永遠の昨日』榎田 尤利

          隣に歩いていた大切な人が事故に遭い、死体になる。 何事もなかったように起き上がり動いて喋っているが、心臓は動いていない。 けっこうとんでも設定だなと思いながら読み始めたが、 徐々に徐々にこの状況を理解できるようになる。 浩一がクラスの人から認識されなくなるあたりから、心をぐぐぐっと持っていかれて、すっかり感情移入してしまった。 クールでポーカーフェイスなみっちゃんのめくるめく心理描写。 この大量のモノローグが、読者の心を掴む。 次第に周囲に忘れられていく浩一を自分のこと

          『永遠の昨日』榎田 尤利

          オードリーじゃないと!

          「企画主導での役割ではなく、オードリーありきの番組でないといけない」 このコンセプトから始まった第二弾の「じゃないとオードリー」 今回の企画は「オフゼロオードリー」 カメラ外での会話ゼロの二人がオフをゼロにして周りの人を笑顔にしていくという神企画であった。 「日向坂で会いましょう」の収録日、丸一日に渡って行われたこの企画 収録前の楽屋内から帰りの車中まで、この”オフゼロ”は行われた。 二人の親友、サトミツさんがモニターで見守る。 本番以外は全く喋らないオードリーの二人。挨

          オードリーじゃないと!

          坂元裕二作品に触れた人は皆語りたくなる『初恋の悪魔』に寄せて

          日本テレビ系2022年7月期のドラマ『初恋の悪魔』全10話が放送終了した。 私も例に漏れず毎話何度も視聴。 物語の切なさに胸を苦しめつつ、今をときめく俳優陣の熱演に毎週心踊らせていた。 坂元裕二脚本の作品が始まったら、とりあえず観ないと!と見始めるが、気付けば夢中。登場人物と一緒に喜んだり笑ったり涙したり。作品から感じられる暖かいメッセージを受け取り、生きる活力になっている。 こんなにも自分の暮らしに還元される物語ってあまりないように思う。 彼は「少数派の人のために書きたい

          坂元裕二作品に触れた人は皆語りたくなる『初恋の悪魔』に寄せて

          普通ってなに?映画『さかなのこ』

          9月1日の公開を楽しみにしていたので初日に行ってきた。 さかなクンの自伝的映画かと思っていたのだが案外違った印象を受けた。 「男か女かはどっちでもいい」とまずはじめに釘を刺される。 「さかなクンは男だけど主演ののんは女じゃん」とかどうでもいいこと言う人はまずこの映画観ない気がする。 あらすじ お魚が大好きなミー坊。毎日お魚を食べ、お魚の絵を描く。 ミー坊は普通じゃないというお父さんとは対照的にお母さんはミー坊の好きを心から応援してくれる。 高校生になっても変わらずお魚一

          普通ってなに?映画『さかなのこ』

          オンラインカウンセリング【Unlace】体験記

          カウンセリングを受けられる場所について調べていて、とあるオンラインサービスとの出会い。 いうてもオンラインだし、と思っていたのですが。 現在の私:うつで療養中。(最近だいぶ調子は良い) 私が今回利用したのはUnlaceというサービス。 2020年12月から開始した比較的新しいサービスのよう。 本当は対面でカウンセラーさんとお話するタイプのカウンセリングを探していたが、カウンセリングについては気長に色々試してみよう。という気持ちがあったため、今回はオンラインを試してみるこ

          オンラインカウンセリング【Unlace】体験記

          『流浪の月』 - 夕飯にアイスを食べてはいけない理由

          公開初日(22.5.13)に映画を観た後、原作小説を読みました。 大好きな作品になりました。 「うちにくる?」 15年前の誘拐事件。9歳の更紗は19歳の文に付いて行き、彼の家で少しの間一緒に過ごした。誘拐事件とは異なる真実がそこにはあった。 「あの男にどんなことされたか、覚えてるでしょう?」 当時の更紗の気持ちも状況も知らない、更紗の婚約者と刑事は同じ台詞を更紗に二度投げかける。 なぜ何も知らないのにそんなこと言えるんだろう。 優しさのつもりなんだろうか。 更紗はその優

          『流浪の月』 - 夕飯にアイスを食べてはいけない理由

          約10年ぶりに再度購入

          約10年ぶりに再度購入

          なかなかよくならない

          こんばんは。今日もおつかれさまです。 なんか最近気力がなくて、不安な気持ちが続いているので病院に行ってきた。 先生に朝なかなか起きれないよー、とかそろそろお金がやばくて仕事しなくちゃいけないのに心がついていかないよ。とか聞いてもらってちょっと落ち着きました。 今の先生は、親身になってくれているのかどうかは知らんが、自分に話を合わせてくれるので感謝です。 様々な理由で仕事ができない人(就労できない)ってたくさんいるのは頭では分かっているけど、自分はマイノリティかのように感じ

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          観ると心がちょっと楽になる映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』

          2002年に公開された嵐初主演映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』を10年ぶりくらいに観て色々思うことがあったので書いてみます。 私はこの映画のDVDを持っている。しかも数量限定の初回版。 なぜなら10年前嵐にどハマりしていたからだ。このDVD自体はいにしえからオタクだった友人から「もう観ないから」という理由で受け継いだ。 とにかくみんな若くて可愛い。あどけないけど演技は割としっかりしているように感じた。 アイドル青春映画にとどまらず、苦くて切ない

          観ると心がちょっと楽になる映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』