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7回泣いた映画

先日、久しぶりにこういった系統の映画を観ました。
たまたま見ていたテレビで宣伝していて知った映画。
なんとなく雰囲気に惹かれたのと、タイトルの素敵さ、そして興味のある「戦争」というテーマ、しかも「特攻隊」。

そして注目している俳優さん・水上浩司(みずかみこうし)さん[2022年8月まで岡田健史の名義で活動]が主演という、もう見るしか選択肢がないくらい、私の興味をそそった作品が「あの花が咲く丘で、君とまた会えたら。」

この映画を見て、やっぱり戦争は誰も幸せにしないと思ったし、人と人が争い合うなんて、なんて非情なんだろうと改めて思ったのと、今なら「戦争はよくない!」と多くの人が思うだろうけど、あの時代は「戦争に負けたら、自分の大切な人が不幸になってしまうかもしれない」という恐怖心が人々の心にあったということにも気付かされた。

私にそういう考えはなかった!今はこれまでの経験があったからこそ、「戦争はいけない」と当たり前のように思えるけれど、あの頃は先が見えなかった。それも戦争が続いた理由の1つだったのかもしれない。そんな見方もあるんだとすごく勉強になった。

そして、「特攻隊」に志願する人の想いや葛藤もリアルですごく心を動かされた。
誰も悪くない。ある意味、洗脳されていたのかもしれない。そう思うと本当に悲しいな。

主人公の18歳の女の子とその母親とのシーンも良かった。自分が親になったこともあって、お母さんの気持ちに感情が乗った。

主人公の女の子は本当につらい思いをしたと思う。切ないし悲しいし、はじめて愛した人があんな形で死んでしまう、それを止められない。そう思うと、辛くて耐えられない。

そして、信念を持って、大切な人を想って、特攻隊を志願した若者が本当にいたという事実。
今では考えられないと思うけど、ほんの78年前の話。

その時代を必死で生き抜いた人たちがいるからこそ、今の私たちの世界がある。

戦争についてもっと知りたいとも思った。

私は大好きな人と結婚できて、大切な子どもを授かって子育てという、人生の楽しみを毎日味わうことが出来ている。

行きたい場所に行き、
美味しいごはんが食べられる。

幸せだ。

薄っぺらく聞こえるかもしれないけど
精一杯生きようと思った。

その人たちの分まで、というのはおこがましいけれど、それくらいの気持ちで、大切に生きようと思った。

自分の体や心を大切に、
そして周りの人を大事にして
これからも生きることを楽しみたい。

そんなふうに感じた、いい映画に出会えました。

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