アンチSexyZoneから、セクラバになった話。#2
アンチSexyZoneだったその頃の私は、高校最後の部活の大会や迫りくる受験にと追われていた。
部活も終わり受験しか残されず、なかなか点数が上がらない。理想と現実とのギャップ。頑張りたいのに頑張れない。できない自分や弱い自分を受け入れることがなかなかできず、周りと比べてしまっていた。
その日もいつものようにTwitterを眺めて、現実逃避していた。
そして、再度出会ってしまったのである。
そう。『SexyZone channel』に。
初めはTwitterに流れてきたふまけん暴走まとめ動画だった。衝撃を受けた。
「なんて、彼らはぶっ飛んでいるんだ」
セクチャンは見た者全てを虜にし、定期的に欲してしまう中毒性がある。
アンチSexyZoneであり、かっこつけいる姿しか知らない私からすると効果は絶大であった。(当社比)
あんなにカッコつけてトンチキを歌い、あどけなく未熟な彼らが企画に対し全力で打ち込み、笑いに貪欲で、ワードセンスやギャグ線がとんでもなく高い!!!
おいしいものを食べた後は「美味の舞」「これで胃もたれになるなら本望」などと聞いたら頭にしっかりと残るパワーワードばかりだ。
(セクチャンについては見返した後、所感を記述したい)
あのまとめ動画を見た後は早かった。セクチャンの動画をあさり、ラジオを聴き、私の知らない彼らの過去や今をできる範囲で調べまくった。
私がアンチをしていた頃どんなことが起きていて、メンバーがそれについてどういう風に考えているのかを知った。
そしてその頃少クラで5人で作詞をした『STAGE』がNHK「少年倶楽部」にて初めて放送された。
傾きかけていた心が動いた。つまり沼の入り口に立っていたつもりが気づけば沼の底へと自らダイブしていたのである。
続く
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