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本気で挑んだ創作大賞2024、その1「文車妖妃(フグルマヨウヒ)のメソッド」
サラーっとしていたいんです。「え、私、そんなに努力してませんけど?」ってスタンスでいたいのです。たとえばスポーツの大会。たとえば何かの公募賞。あんまり努力してませんのよ。だから結果を残せなくても気にしていません。そんなね、クールな顔を見せていたい。
これね、防衛本能だね。
賞を取れなかったとき、入賞できなかったとき、自分に言い訳するために「あまり悔しくないですけど?」の顔をしていたい。
ほんとはね。お腹がねじれるくらい、苦労して苦労して書き上げた作品なんです。出来は良くないんだろうけど、それでも全力を出し切っているんです。だから感想を書いてもらえると、何度も何度も読み返して、ガッツポーズするくらい嬉しいんです。クールじゃねぇなぁ。ありがとうございます。
3ヶ月。ふだんの投稿がスランプになるくらいまで追い込まれた小説執筆。仕事中も空想の世界に飛びすぎていたせいで、かなりの頻度で上司に叱責された日々。(わし、ええ年齢やぞ)
おもしろい物語を書きたい。
己が納得できる小説を書きたい。
そんな試行錯誤の毎日を過ごして、なんとか、自分でも何回も読める作品を書けました。
構想の段階で、骨子は決まっていたのです。note創作大賞の審査員の話にしよう。勝手に審査基準を作って、妄想で創作大賞を審査しよう。
大きな枠は出来上がっていたけど、ここから大変でした。どう惹きつけるか。どんなオチにするか。読者を飽きさせないようにするには?
文字通り毎日毎日考え続けました。考えても答えは出ません。その間に登場人物たちの詳細を設定し続けました。
カミさんに相談して、なんとか物語が出来上がります。あとは頭の中の物語を書くだけ。それが締め切り3日前。
締め切り2日前に、体調管理をミスしてしまい救急搬送されました。いやいや、なんでやねん。なんで今日やねん。私には時間がないんだ。
点滴を打たれながら、スマホで書きまくる。どうしても書かないと。「創作大賞に挑戦します!」って言っちゃったもんだから、自分の言葉に嘘はつけない。もう、逃げたくない。
締め切りの3時間前。記事を整えた状態にして、エントリーが終わりました。書き終わりました。やり切りました。
全力を出した。
もうこれ以上、今は書けない。
でも、もし、自分の作品が賞を取れなかったら、号泣するだろうか。泣き叫び、嗚咽し、腰が立たなくなるだろうか。感情を抑えきれず、絶叫できるだろうか。
わからない。創作大賞の審査結果の日、判明したら、感情を抑えているのだろうか。それとも抑えきれず大号泣するのだろうか。できない気がする。
ナンバー1を目指す。
本気で目指す。
だれにも負けない。
なんにも賞がとれなくて、ヘラヘラはしていたくないな。すぐに感情を隠して「まぁ、はじめて書いた小説だし! 他の人、めっちゃうまいしね」なんて言い訳したくない。
あー、この時点で負けたことを考えてるな。だって他の人の作品、とんでもないんだよ。あー、これも「賞をとれなかった時の自分への言い訳」かもしれない。
「賞を取ることしか考えていません」
怖いけど、そう言える作品は作った。もしダメなら? ヘラヘラできるような気持ちは、ないんだ。もし負けたらベッドの枕をボコボコにするくらい、悔しがるでしょう。かっこ悪くても、全力だったのです。
今日も読みにきてくれてありがとうございます。オリンピックに出場するくらいの気持ちは、あっただろうか。金メダルしか見えていない気持ちだろうか。あわよくば? 狙いにいけよ、私よ。
《こちらの企画に参加しました》
#創作大賞2024あとがき集
《本気の小説》
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参加者全員の記事はこちらに。
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ひとりでなかなか頑張れないなら、私たちがいっしょに走るよ。
[画像協力:さちわ]
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