世界の中心で愛を叫んでいた
昨日はMOROHAのライブに行っていました。ほぼ日で知って、その声と歌詞とギターに衝撃を受けたんです。ラッパーなのかな。
お客さんはけっこう若い人が多かったんだけど、始まってしまえばそんなの気にならない。一人の世界にグググっと没入していました。
みんなで盛り上がっていこう!ってスタンスのライブじゃないんです。手拍子もない。ただ、食い入るように聞き入る。はじめての経験でしたね。
演者の熱量がすごくて、歌詞がグッサグサと刺さって、いい意味で疲れました。魂を鷲掴みにされたといいますか。
文章で自分を表現する時にも言えることなんだけど、本音にどこまで近づけるかなんだよな。
カッコつけずに、カッコつけたなら「カッコつけてる自分」さえ明かし、自分のウィークポイントを自虐にならない程度までオープンにする。恥ずかしさも汚らしさも、ギリギリのところまで書く。
そうやって生まれた文章は、美文でもないし、誰かのエールにもならないかもしれない。でも自分が投影されているんだよね。どこまでも個性的なんです。
思考から文に移行する際、そこには嘘が混じってしまう。嘘というか真実を隠してしまうというか。嘘をつくつもりはないのに、カッコつけてしまったりね。
言葉は伝達の手段だから、本来は余計な情報を遮断して相手に伝えます。でも「自分の思いを知ってもらう」のなら、その余計さこそ、切り取ってはいけないのかもしれない。
[画像協力:さちわ]
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